ZEN THE HOLLYWOODが3月28日に東京・草月ホールにてワンマン公演「ぜんハリSOSライブ」を開催した。
2月末に三浦海里がグループを卒業し、5人体制となったぜんハリ。この日のライブは5人のMCでスタートした。ライブの幕開けを飾るSE「overture」が流れる前にステージに現れたメンバーの姿に観客が戸惑いを見せる中、笠井薫明はぜんハリの今後についてメンバー同士で話し合ったことを明かす。そして彼は「僕らZEN THE HOLLYWOODは、アイドルを卒業することにしました」と宣言した。「ええーっ!」という会場の反応に皇坂明希は「大丈夫ですよ!」と伝え、5人はぜんハリのキャッチフレーズを「毎日目が離せないアイドル」から「全日本愛$劇団」に変更することを報告。この理由について、深澤大河は「これから年を重ねていっても、劇団の役であればずっとアイドルでいられますから」と説明し、横山善之は「これからも僕らがあり続けるために選んだ道です」と続く。阿部悠真は「これからもぜんハリでいられることが素直にうれしいです」と笑顔を見せた。
この日のライブは「毎日目が離せないアイドル」の最後のステージとして届けられた。1曲目の「永遠never ever」をさわやかに歌い踊った5人は「エアボーイズ」、皇坂のソロナンバー「アールグレイの季節」などを次々と披露していく。「赤い箱のクラッカー~Let's party~」を終えると、彼らはグループ内のスペシャルユニット・マロンAとして再登場。「HOT LOVER」「さいれんぴーぽー」といった楽曲を、ダークな世界観を前面に打ち出したパフォーマンスで届け、ファンの目を釘付けにした。
セーラー服風のつなぎ姿に衣装替えすると、メンバーは「今後やりたいこと」をテーマに話し合いを行う。「歌い分けのシャッフル」「衣装シャッフル」といった意見が上がる中、深澤は自身の衣装について「いつも布が少ない」とぼやき「1つ、すごい短パンがあるんですよ。それをほかのメンバーが履いてるところを見てみたい!」と訴えた。
ライブ後半には「ビーバイブレーション」「青春HAS COME」といったパワフルなナンバーが披露され、阿部は「ラストスパート、もっと声出せますか!」と力いっぱいに客席を盛り上げる。本編の最後に届けられたのは彼らの自己紹介ソングである「ZENKAI PLAY」。この曲を前に5人は、三浦の自己紹介パートの歌詞が変更になったことをファンに伝える。彼らは「僕らがあるフレーズを言うので、そのあとに『クレイジー!』というかけ声をお願いします」と言って「ZENKAI PLAY」へ。三浦のパートになると、5人は「ハートにブルーを!」と叫び、ファンは大きな声で「クレイジー!」と返した。
アンコールの声に応え再登場した5人は「ロンリーPASSION」を歌う。このときなぜか横山だけがマロンAの衣装に身を包んでおり、4人がツッコミを入れると「だって、マロンAでこの曲を歌いたかったんだよ俺は」と「ロンリーPASSION」がマロンAとしての披露曲になることを熱望した。最後に深澤は「『毎日目が離せないアイドル』としてのライブはこれが最後です」としみじみ語る。これに笠井は「これからもそんなに変わらないと思うけどね」と笑っていた。
ZEN THE HOLLYWOOD「ぜんハリSOSライブ」
2016年3月28日 草月ホール セットリスト
01. 永遠never ever
02. エアボーイズ
03. アールグレイの季節
04. 赤い箱のクラッカー~Let's party~
05. HOT LOVER
06. さいれんぴーぽー
07. BUY or DIE
08. マジでJIN JIN
09. ハリウッドルール1・2・5
10. ハート全僕宣言!
11. ビーバイブレーション
12. 青春HAS COME
13. ZENKAI PLAY
<アンコール>
14. ロンリーPASSION
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流崎涼葉 @suzuha_ryuzaki
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