昨日3月19日に神奈川・Yokohama Bay Hallにて、
バンドの元メンバー菅大智による前説ののち、まずはおとぎ話の4人がステージに入場。彼らが準備を整えると志磨遼平もステージに上がり、「BOYS」でライブをスタートさせた。5人は「COWGIRL」「小鳥と私」など、毛皮のマリーズの楽曲を次々と披露。「或るGIRLの死」演奏前のMCで志磨は「報われなかった曲たちだけを演奏しようと今日来ました。ゆっくり楽しんでってね。珍しい曲ばっかりやりますから」とファンを歓迎した。
ドレスコーズの1stアルバム「the dresscodes」からのナンバー「レモンツリー」では、有馬和樹(G, Cho)がゆっくりと志磨に近付いていき、ギターをかき鳴らす。「(She gets) the coat.」の演奏後、志磨が「すげー楽しかったもん、ツアー」と口にすると、有馬は「部屋飲みとかしちゃったからねー!」とツアー中の思い出をうれしそうに語った。さらに志磨は「最初(おとぎ話と)会ったのは10年ぐらい前。10年経って一緒にツアーに出るとは思わなかったよね」と感慨深そうに振り返っていた。
志磨の「超集中して演奏します。聴き漏らさないよう超集中して聴いて」という宣言ののち披露された「Silly song, Million lights」「嵐の季節(はじめに)」では、穏やかなサウンドが会場を包み込む。「JUBILEE」の途中では志磨が有馬と肩を組み、一緒に歌う一幕もあった。さらに「1曲みんなにおとぎ話の曲を聴かせたいんだけど、演奏してもらえます?」という志磨の紹介で、おとぎ話が「COSMOS」を披露。風間洋隆(B)と前越啓輔(Dr)が力強くリズムを刻む中、有馬のさわやかな歌声が会場に響き渡った。
「COSMOS」ののち、黒い衣装に着替えた志磨が銅鑼を鳴らすと「上海姑娘」の演奏がスタート。志磨はカンフーポーズを決めつつ、ステージ中を歩き回りアグレッシブなパフォーマンスを展開した。その後「メロウゴールド」「クライベイビー」といったアップテンポな楽曲を立て続けに披露し、牛尾健太(G)や有馬もジャンプして観客を煽っていく。さらに「BABYDOLL」で志磨と有馬はCheap Trickの「I Want You To Want Me」を例に挙げてファンにコール&レスポンスを要求。オーディエンスの声が大きくなると志磨は「今、やっとこの曲が完成するんだよ!」「それを待ってた! よっしゃー!」と興奮した様子で叫び、ハイテンションで本編を終えた。
アンコールで志磨は「またいつか会いましょう、この5人と!」と再会を約束しつつ、「牛尾やっちまえ!」という煽りで「ベイビー・モートン」の演奏を開始。牛尾がギターをかき鳴らすと会場には再び熱気が立ちこめていく。そして志磨の「また会う日まで、みなさんお元気で! どうかお身体には気をつけてねー! 愛に……愛に気をつけてね!」という挨拶で、メンバーは最後に「愛に気をつけてね」を披露。「Baby Baby あんたなんか」という大合唱ののち、志磨は客席に向かってダイブし、マイクをくわえるなど激しいアクションで盛り上げた。そしてメンバー全員ほほえみながらステージを後にし、公演の幕を閉じた。
ドレスコーズ「the dresscodes R.I.P. TOUR」2016年3月19日 Yokohama Bay Hall セットリスト
01. BOYS
02. COWGIRL
03. 小鳥と私
04. 或るGIRLの死
05. レモンツリー
06. (She gets) the coat.
07. Silly song, Million lights
08. 嵐の季節(はじめに)
09. 平和
10. JUBILEE
11. COSMOS
12. 上海姑娘
13. メロウゴールド
14. クライベイビー
15. BABYDOLL
<アンコール>
16. ベイビー・モートン
17. 愛に気をつけてね
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リンク
- ドレスコーズ[the dresscodes]オフィシャルサイト
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こぢけん ∞ Kennyy @Kenny_MELTRICK
#note: ドレスコーズR.I.P.ツアー完結、おとぎ話と歴代“志磨遼平ワークス”紡ぐ - 音楽ナタリー https://t.co/Z3g6xSULTj