超特急の“サイレントトークショー”、コーイチ&カイが結成当時を振り返る

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超特急のコーイチとカイが昨日2月15日に、東京・HMV&BOOKS TOKYOにてトークイベント「Silent Discoでサイレントトークショー~君の耳までつながるボイス~」を開催した。

コーイチ

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これは超特急が2月14日に発売したメガミックスCD「超特急 NON STOP MEGA MIX [fazerock Hyper Express Mix]」と3月2日に発表するニューシングル「Yell」のリリースを記念して2月15、16、18日の3日間、全7回の日程で行われるイベント。各回1人のメンバーと超特急のスタッフ4人が出演し、トークショーを行う。ステージにはメンバーのみが登壇し、来場者はバックステージにいるスタッフ4人とメンバーとのトークを、デジタルワイヤレスヘッドホン「MOTO iD」を通して楽しむ仕組み。外部に音が漏れない一風変わったトークショーを、会場に集まった満員のファンは自身の耳元で楽しんだ。

超特急にとって新たな試みとなるこのイベントのトップバッターを務めたのは1号車のコーイチ。トークは2012年リリースのデビュー曲「TRAIN」からこれまでに発表された楽曲のうち、20曲が収録された「NON STOP MEGA MIX」にちなみ、超特急発足当時のエピソードからスタートした。コーイチがスタッフのニゴォ氏について「僕が事務所に入ったときからいろいろ面倒を見てくれている方。最初は奈良から通ってたので、新幹線のチケットを取ってくれたり」と紹介すると、ニゴォ氏は「下北沢でのイベントで初めてコーイチさんに会った日の帰りに、彼を乗せなきゃいけない新幹線に乗せられなかったのはニゴォです」と付け加えて笑いを誘う。マネージャーの菅原氏は「初対面のときは、コーイチが一番怖いなって思いました」と第一印象を語り「しゃべっているうちに陽気なやつなんだなってわかって、打ち解けられましたね」と続けた。

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超特急の歩みを振り返ったスタッフ陣は、3rdシングルの「POLICEMEN」まではグループの在り方が試行錯誤状態だったと語る。4thシングル「Bloody Night」がターニングポイントとなった理由は何かとコーイチが問いかけると、制作チーフの福田氏は「ここでボーカルが飛躍的にうまくなった。それまではダンサーの勢いが先行していたけど、ダンサーとボーカルがお互いをどこかライバル視して、切磋琢磨する相乗効果が生まれた」と答えた。この説明に、コーイチも「そりゃあ“バチバチ”はありますよね。地方出身の人間からしたら、東京に出てきて『のんびりはしてられへん』っていう気持ちは絶対あるし」と福田氏の言葉に同調した。

話題が最新曲の「Yell」に及ぶと、ボーカルならではのレコーディング秘話が語られる場面も。コーイチは「声の表情が出やすい曲だから僕も苦戦したけど、一番ムシャクシャしてたのはタカシですね。ずーっとずーっと部屋の中をぐるぐる歩き回ってた」と、自身の思い通りに表現できないことへのいら立ちがタカシの中にあったことを明かす。菅原氏も「壁をほじくってみたりね」とタカシの様子を振り返り、コーイチは「あいつ昔からホント真面目だから、歌詞カードにもびっしりメモを書いてるんですよ。逆に僕は何も書かないから、まっさら(笑)。とにかく、タカシはそれくらい真面目やで!ってことです」とファンに伝えた。

カイ

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第2部に登場した2号車のカイは、4年間の活動の中で一番印象に残っている出来事は「タクヤが加入したこと」だと明かした。当時を振り返った彼は「タクヤとは高校が一緒で、放課後に一緒にダンスの練習をしたりもしたし……登校してから仕事が終わって帰るまで、ほんとに1日中ずっと一緒だったから、今でもタクヤはメンバーというより友達って感じ」と観客に伝える。この言葉に菅原氏は「タクヤも同じこと言うよね。『カイがいたからがんばってこれた』って」と付け加えた。

ニゴォ氏からの指示に照れ笑いを浮かべるカイ。

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また、カイが事務所に入る際の面接を担当したニゴォ氏は「履歴書を見た瞬間、受かるって思ってました」と語り「えー! 俺が一番ビックリしてる!」とカイを驚かせた。ニゴォ氏はトーク中、マイクを通してカイにさまざまな“指令”を出してカイの照れ笑いを誘う。ニゴォ氏からの「素敵なささやきを皆さんの耳元に届けてください」という指示を聞いたカイは「目閉じろよ。……俺、お前のこと一生離さねえから」と静かにつぶやいてみせ、ファンの歓声を集めていた。

話題がバレンタインデーの思い出話に及ぶと、カイは前日の14日に末っ子担当のタカシがメンバーへ手作りの生チョコをプレゼントしたエピソードを披露。カイは「タカシが様子を伺いながら近寄って来てさ、『これ、つまらんもんやけど』って。いや、つまるわ! かわいい!」とうれしそうに語り、タカシが彼の尊敬するメンバーであるタクヤにチョコを渡した際の様子をジェスチャー付きで再現した。「俺、ユーキ……とメンバーに順番に渡していって最後がタクヤだったんだけど、タクヤ携帯いじっててさ。タカシ、その前に歩いていって『あげるわ』ってチョコ渡して、すぐ去って行ったの(笑)。で、みんなに渡し終わったあとに『これ食ったらお腹壊すから、見たら捨ててな』って。いや捨てないよ、食べるよ!って思った」とカイ。カイの明かす超特急のバレンタインエピソードに、会場は温かなムードに包まれた。

トークショーの最後には、超特急の春のツアーのテーマ曲「Synchronism」が先行解禁された。この曲について彼は「超いい曲です。ずっとリピートして聴いてる」とコメント。最後に「みんなで踊れるような振り付けもあるので、ツアーで一緒に踊れたらいいな」と呼びかけ、トークショーを締めくくった。

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春日一番地 @rBunche

@oricoNOtorico こんな感じです。https://t.co/0cPkBaNeSS

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