マイファス宣戦布告にCrossfaithが応戦、熱狂の初ツーマン

スペースシャワーTVとエンタメサイト「uP!!!」が企画するライブイベント「uP!!!SPECIAL LIVE HOLIC vol.5 supported by SPACE SHOWER TV」が12月22日に東京・Zepp DiverCity TOKYOで開催された。

「LIVE HOLIC」は、「“今”の日本の音楽シーンになくてはならない圧倒的存在感を誇るアーティストによるツーマン」をテーマにしたライブイベント。5度目の開催となった今回は、初のツーマンの組み合わせとなったMY FIRST STORYとCrossfaithがラインナップされた。開演前には場内で、スペースシャワーTV「チュートリアルの徳ダネ福キタル♪」でのCrossfaith・Kenta Koie（Vo）とMY FIRST STORY・Hiro（Vo）の対談の様子がオンエアされる。番組の中でHiroは、高校生の頃にCrossfaithの音楽と出会い魅了されたこと、Crossfaithとのツーマンライブが長年の夢だったことを明かし、今回のイベントでの競演について期待に胸を膨らませていることを語った。

先陣を切ったMY FIRST STORYは、Hiroの「遊ぼうぜ、Zepp！」という咆哮を合図に「ALONE」でライブをスタートさせる。メンバーのシャウトの掛け合いで場内を一気に熱気に包み込むと、「The Story Is My Life」ではSho（G）、Teru（G）、Nob（B）の3人がステージの前方まで進んでダイナミックなプレイを見せ、ファンの熱狂に拍車をかけていった。この日、彼らはMCを挟まずノンストップでライブを進行。次々と変わるリズムをMasack（Dr）が器用に操ったダンスナンバー「Zero Gravity」、Hiroによるラップが印象的な「Black Rail」など、多彩な楽曲を畳み掛けていった。

中盤にはプレイヤー陣の繰り出すパワフルなインストナンバー「monologue」に乗せて、Hiroが叫ぶようにCrossfaithとのツーマンライブの喜びを語る。そして「高校生の頃からずっと大好きなCrossfaith。たださ、オレら、そんなCrossfaithに今日負ける気が全然しねえんだよ！」と宣戦布告。バンドはさらに熱量を上げて「虚言NEUROSE」から後半戦へ突入した。この曲ではHiroがフロアにマイクを向けシンガロングを煽り、「Someday」ではファンがジャンプを繰り返しZepp DiverCity TOKYOを揺らす。そしてバンドはラストナンバー「不可逆リプレイス」まで駆け抜けると、最後にHiroが「最高のクリスマスプレゼントになった！」と笑顔を見せステージをあとにした。

続くCrossfaithはイベント名「LIVE HOLIC」にちなみ、「ライブ中毒者の皆さん、こんばんは！」というKoieによる挨拶を挟みつつ、アグレッシブなライブを展開していく。「Xeno」ではフロアにサークルモッシュがいくつも発生し、バンドのフルスロットルの熱演に応えるようにオーディエンスも序盤から大暴れ。MCではKoieが“ライブ中毒者たち”に向かって自分たちも「ライブの魔力に魅了されてきた」とコメント。さらに「オレたちはどんな相手と対バンしようが、自分たちが負けると思ったことはない」と自信をのぞかせる。そして沸き立つフロアに向けて「トドメの一撃をくらわしたい」と言い放つと、バンドは「Devil's Party」「Monolith」というラウドかつダンサブルなナンバーでオーディエンスを踊らせ本編を終えた。

アンコールはTeru（Programming）とTatsuya（Dr）によるそれぞれのソロプレイで幕開け。Teruの繰り出すアップリフティングなサウンドとTatsuyaの精緻なドラミングに、さらにKoieが観客とのコール＆レスポンスを重ね、バンドは場内を再びヒートアップさせる。そのままなだれ込んだ「Omen」ではKazuki（G）がフロア最前列の柵の上に立ち、ファンを煽った。さらにKoieがオーディエンスを全員座らせて一斉にジャンプさせると、場内の盛り上がりは最高潮に。熱気に包まれる中、ウォールオブデスが何度も発生した「Countdown To Hell」でイベントの幕は降ろされた。

なおこの日の模様は1月29日（金）23:00からスペースシャワーTVにて放送されるので、ファンはチェックをお忘れなく。また次回の「LIVE HOLIC」の開催も決定。次回は2月24日に大阪・なんばHatchにてORANGE RANGEと04 Limited Sazabysのツーマンライブが行われる。イベントのオフィシャルサイトでは1月4日23:59までチケットの先行予約を受付中。