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ももクロ、超特急、きゃりーらが大変身!お台場ハロウィン「T-SPOOK」1日目

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ももいろクローバーZ

ももいろクローバーZ

10月24、25日に東京・ODAIBA HALLOWEEN PARKにてハロウィンイベント「めざましテレビ presents T-SPOOK」が開催された。

このイベントではハロウィンの仮装パレードと参加アーティスト約40組によるライブが行われ、会場への来場者数は2日間で9万人を数えた。この記事では10月24日にROOFTOP STAGEで行われた6組のアーティストのライブの模様をレポートする。

ROOFTOP STAGEのトップバッターで登場したケラケラは「虹色ハートビート」で元気いっぱいにライブをスタートさせた。3人はカラフルなモザイクパターンの衣装を着用しており、MEME(Vo)はMCで「これ、なんの仮装だかわかる? 歌のお姉さんとお兄さんの派手バージョンです!」と説明。仮装をしてライブに参加しているファンを見ながら「みんなかわいい。歌いながらチラチラ見ちゃうよ。今日は日常を忘れて楽しんでいきましょう!」と呼びかけた。

「幸せ ~君が生まれて~」をしっとりと歌い上げたMEMEは、続く「ケラケラじゃんけん」で大勢のキッズダンサーをステージに呼び込む。「真剣勝負する準備はOKか!?」と客席を煽った彼女は大きな動きでこの曲の振りを踊り、ふるっぺ(B)と森さん(Dr)もステージの前方に歩み出て会場を盛り上げた。3人は曲間にじゃんけん大会を行ってオーディエンスを1つにすると、「スターラブレイション」でステージを締めくくる。MEMEは大きな声で「ハッピーハロウィン!」と叫び、ステージをあとにした。

2番手を務めたのはももいろクローバーZ。百田夏菜子は「モンスターズ・インク」のブー、玉井詩織は「塔の上のラプンツェル」のフリン・ライダーに変身し、有安杏果はフジテレビ系「ポンキッキーズ21」に登場する「シスターラビッツ」のメンバーだったときの自身の格好を再現。高城れにと佐々木彩夏はそれぞれ磁石のS極とN極をモチーフにした衣装に身を包んだ。

彼女たちのステージは高城による寸劇で幕を開けた。王子様役のスタッフとともに、彼女は「アナと雪の女王」の挿入歌「とびら開けて」をデュエットで披露して会場を盛り上げる。高城に続きほかの4人も登場してメンバーが揃うと、5人は「ミライボウル」「Z女戦争」をキュートに歌い踊った。続くMCでは、メンバーがそれぞれの衣装について言及する。ボリュームのある衣装の影響で踊り辛そうにしていた百田に、佐々木は「夏菜子、ダンス手抜いてたんじゃない?」とひと言。これに百田は「こんなに一生懸命踊ってるのに!?(笑)手は抜かないですよ、全力で踊りますから!」と笑いながら返した。また百田は男装をしている玉井がトイレに入る際に「女子ですよー」と口に出して周囲にアピールしていたことをファンに明かして笑いを誘う。有安は自身の格好について「(シスターラビッツが)わかる人いる? あ、いる! よかったー」と顔をほころばせ、昨年のこのイベントで帽子がつながったサクランボの衣装を着ていた高城と佐々木のペアは「去年と比べて踊りやすい!」と声をそろえた。

5人はその後「全力少女」「青春賦」を続けて披露。「青春賦」では強く吹き抜ける海風がメンバーの髪をさわやかに揺らし、5人は優しい笑みを浮かべながら歌声を響かせた。ラストナンバーの「猛烈宇宙交響曲・第七楽章『無限の愛』」では一転、5人の見せる力強いパフォーマンスにオーディエンスからも大きなかけ声が飛び、会場は熱狂に包まれた。

超特急の7人は「スター・ウォーズ」に登場するキャラクターに扮してパワフルなパフォーマンスを展開した。ジャバ・ザ・ハット役のコーイチによる「一緒に楽しんでいこうぜ!」という呼びかけで彼らの自己紹介ソング「Superstar」がドロップされると、ダース・モールに扮したユーキは自身のパートで「見た目は怖いけどいいヤツです!」とアピールし、続く「Gravitation」ではガウンを翻しながら華麗なアクロバットを決める。MCではアナキン・スカイウォーカー役のカイが「みんながみんな人間じゃなかったらまとまらないから」という理由で自身の配役が決まったことを明かし、ダース・ベイダー役のリョウガは顔を黒く塗られたことについて「なんでマスクの下にマスクのメイクをするのか……もはやマトリョーシカじゃないですか」と納得がいかない様子でつぶやいた。

全身金色のC-3PO役・ユースケは「パレードのとき、観ている人から『あの金色の人気持ち悪い!』って言われたんだけど、実際どうなの?」とオーディエンスに問いかけ、ヨーダに扮したタクヤから「8号車(ファンの総称)を代表して言ってやるよ。気持ち悪い!」とツッコミを受ける。R2-D2を担当したタカシは、「ピポパポピッ!」と電子音でコメントし、“通訳用ドロイド”のユースケが「『タカシやで!』って言ってます!」と彼の言葉を翻訳するという映画さながらのやりとりで観客を楽しませた。

「Bloody Night」ではカイとタクヤがそれぞれのソロパートでフォースを操る仕草をするなど“ジェダイの騎士”ならではの振る舞いをみせる。「もしも『スター・ウォーズ』のメンバーがあの曲をやったら!?」というユースケの曲紹介から「バッタマン」が披露されると、会場の盛り上がりは最高潮に。7人はダイナミックな動きでステージ上を駆け回り、8号車の歓声を誘っていた。

赤と黒のストライプ模様のドレスでステージに登場したきゃりーぱみゅぱみゅは「ファッションモンスター」でライブをスタートさせる。クマに扮したバックダンサーを従えたパフォーマンスで華やかにステージを彩った彼女は、続く「きゃりーANAN」の前奏でダンスのレクチャーを行って会場を盛り上げ、一層の一体感を生み出した。

MCでは、この日3本のイベントに出演することをファンに告げたきゃりー。「ハロウィンがもうすぐで私もとっても忙しいですが、こうして皆さんと会えてうれしいです。だんだん寒くなってきたし、一緒に踊って盛り上がってください!」と彼女が呼びかけると、ファンはこれに大きな声で応じる。すっかり日が落ちた空の下、きゃりーは「にんじゃりばんばん」「もったいないとらんど」「インベーダーインベーダー」とキラーチューンをノンストップで投下し、オーディエンスの体を揺らす。ラストナンバーは最新曲の「Crazy Party Night ~ぱんぷきんの逆襲~」。きゃりーは「『年中ハロウィン女』と言われる私ですが、やっとハロウィンソングを出しました!」と笑い「サビの“ゾンビダンス”、一緒に踊ってください!」とファンに伝えた。不穏な旋律のイントロが鳴り響くと、会場に隣接するフジテレビ社屋の壁面をドクロや墓地の形を表現したライティングが彩る。最後まで元気いっぱいに歌い踊ったきゃりーは「ハッピーハロウィン!」と笑顔でステージをあとにした。

HoneyWorksはsanaをボーカルに迎え、1曲目に「言葉のいらない約束」を届ける。メンバーはそれぞれ動物の耳の付いたヘッドアクセサリーや帽子でドレスアップしており、羊をイメージした真っ白なスタイルのsanaは拳を突き上げながら甘い歌声を響かせた。彼女は「もっともっと、みんなで盛り上がっていきましょう!」と呼びかけると、続いて「暁月夜-アカツキヅクヨ-」をスタートさせる。真っ赤な照明に照らされたバンドのパワフルな演奏に乗せて、観客も手を挙げて盛り上がった。

ここでステージには、カラスとコウモリをイメージしたという真っ黒なドレスに身を包んだCHiCOが登場。sanaに代わってボーカルを務めた彼女は「プライド革命」でパワフルな歌声を響かせる。続く「世界は恋に落ちている」ではHoneyWorksのキャラクターのクマとパンダの着ぐるみも舞台上に姿を見せ、CHiCOはキャラクターと一緒に体を揺らしながらさわやかにこの曲を歌い上げた。ラストナンバーを前にsanaがステージに戻ると、Gom(G, Composer)は「最後に声出す準備はできてますか!?」とオーディエンスを煽る。CHiCOによる曲紹介で届けられたのは「金曜日のおはよう」。sanaとCHiCOは息ぴったりのボーカルワークでファンを魅了し、会場には大合唱の声が響いていた。

ROOFTOP STAGE1日目のトリを務めたのはアルスマグナ。私立九瓏ノ主(クロノス)学園の制服姿で舞台に現れた5人は神生アキラの「盛り上がって行くぞ!」という威勢のいい掛け声とともにボカロナンバーのメドレーでライブをスタートさせる。息の合ったダンスでハイテンションなメドレーを駆け抜けると、九瓏ケントは「楽しんで行こうー!」と笑顔で客席に呼びかけた。

MCでは神生が、11月にニューアルバム「ARSWORLD」を発表することをファンに告げ「僕らを知ってる人も知らない人も楽しめるような作品になってます!」とコメントする。続いて届けられたのはこのアルバムに収録される「世紀末スクールウォーズ」。コミカルなセリフ回しにキレのあるハイキックと、曲の中でさまざまなパフォーマンスを見せるメンバーの姿に、オーディエンスは大きな歓声を送った。3曲目の「ひみつをちょーだい」を披露し終えると、九瓏はレインボーブリッジを臨む会場のロケーションに「海って言ったらさあ……夏を思い出しちゃうよね」と口にする。九瓏のこの言葉に、神生は「夏を思い出そうよ! 秋だけど『夏にキスしていいですか?』!」と曲紹介。5人は彼らの持ち味である高速ダンスで会場をさらに盛り上げる。ラストナンバーの「僕は続く」では榊原タツキが「初めての方もそうでない方も、タオル振り回して! 会場をひとつにしていくよ!」と笑顔で呼びかけた。彼の言葉に、オーディエンスはタオルやペンライトを頭上で回して呼応し、大合唱を夜空に響かせる。熱狂を生み出して初日を締めくくった5人は「ありがとう!」と感謝の気持ちを伝えてステージをあとにした。

※記事初出時、キャプションに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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