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アイドルネッサンス橋本佳奈、涙と笑顔のラストライブ

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アイドルネッサンスとして最後のパフォーマンスを披露した橋本佳奈。

アイドルネッサンスとして最後のパフォーマンスを披露した橋本佳奈。

アイドルネッサンスが昨日9月21日に東京・AKIBAカルチャーズ劇場にて、メンバー橋本佳奈の卒業公演「アキバで想い出トラベルネッサンスvol.6 橋本佳奈卒業公演」を行った。

アイドルネッサンスは2014年5月のグループ始動以来7人で活動を続けてきたが、橋本は個人の夢であるレポーターやキャスターを目指すべく卒業を決意。昨日のステージが7人での最後のパフォーマンスとなった。

ライブ前半のセットリストは、およそ40曲におよぶレパートリーの中から橋本が特に思い入れのある楽曲をセレクト。PERSONZの「7COLORS -Over The Rainbow-」や佐野元春「ガラスのジェネレーション」、スーパーカー「Lucky」など6曲が一気に畳み掛けられた。続くMCでは「佳奈との想い出トラベルネッサンス」と題し、2014年1月の候補生としてのスタートから現在までの橋本にまつわる思い出話に。橋本の明るいキャラクターのためか「いつも水筒を持ってる」「人の食べ物をもらいすぎ」といった話題ばかりで湿っぽいムードにはならず、いつも一緒に帰っているという新井乃亜は「(電車賃の)安いルートに付き合わされるんですけど、そのルートは私にとって遠回りなんです」と明かし、橋本は「それは今さらながら申し訳ない」と平謝り。そして橋本を除く6人が、彼女のキャッチフレーズやニックネームを付けるワードセンスについて口をそろえて絶賛すると、橋本は「これからも1人500円ぐらい払ってくれたら考えるよ!」と宣言し会場を和ませた。

再びライブに戻ると、続いては橋本が演奏するトランペットをフィーチャーした楽曲が2連発。橋本は岡村靖幸の「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」、東京スカパラダイスオーケストラの「太陽と心臓」の2曲で最後のトランペット演奏を披露した。そして終盤は「YOU」「夏の決心」「17才」「Dear, Summer Friend」とシングル楽曲で盛り上げ、ラスト1曲を残したところで最後のMCへ。ここでファン有志が作った卒業アルバムが手渡されると、橋本は大喜びでページをめくりつつも「今すぐにでも読みたいけど、お家に帰ってじっくり読みます」と、ここで最後のメッセージを届ける。

「今日は泣かない、今日は泣かない……」とあふれる涙をこらえながら橋本は、「私は特に歌やダンスがうまいわけでもなく、1000年に1度の美少女というわけでもないのですが、なぜかアイドルネッサンスのメンバーに選んでいただき、そこから今までの人生では考えられなかった夢のような生活が始まりました。アイドルネッサンスになって私は皆さんに何ができるのかなと悩んでいる時期もあったのですが、そんな中で『かなぼんのハモりよかったよ』とか『端っこだけど一生懸命踊ってたね』と細かいところまで見てくださる、温かい皆さんに支えられて無事今日を迎えることができました」と改めてファンへの感謝の思いを伝え、「これからはアイドルネッサンスの橋本佳奈ではなく1人の橋本佳奈になりますが、今のアイドルネッサンスの勢いに負けないように1つひとつのことをがんばっていきますので、これからもどうぞ応援よろしくお願いします」と締めくくった。

場内が温かいムードに包まれる中、7人はこの日のラストナンバーとして、新たなレパートリーとなるTHE HIGH-LOWSのカバー「日曜日よりの使者」を、橋本をセンターに据えた最初で最後の“橋本佳奈スペシャルバージョン”で初披露した。7人が笑顔でステージを去ると、客席からはほどなくアンコールの声が上がる。再びステージに上がった7人は、アンコールで歌う楽曲を観客の“ガチ”なリクエストで選ぶことに。いくつか候補が上がった中から、最終的なジャッジを委ねられた橋本が「独断と偏見ですよ?」と選んだのは、サンボマスターの「ミラクルをキミとおこしたいんです」。場内は一気に沸き上がり、アイドルネッサンスは元気いっぱいな歌とダンスで7人での最後のパフォーマンスを終えた。

アイドルネッサンス「アキバで想い出トラベルネッサンスvol.6 橋本佳奈卒業公演」
2015年9月21日 AKIBAカルチャーズ劇場 セットリスト(カッコ内はオリジナルアーティスト)

01. Good day Sunshine(SAWA)
02. 7COLORS -Over The Rainbow-(PERSONZ)
03. ガラスのジェネレーション(佐野元春)
04. Happy Endで始めよう(大滝詠一)
05. Lucky(スーパーカー)
06. 女の子は泣かない(片平里菜)
07. あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう(岡村靖幸)
08. 太陽と心臓(東京スカパラダイスオーケストラ)
09. YOU(大江千里)
10. 夏の決心(大江千里)
11. 17才(Base Ball Bear)
12. Dear, Summer Friend(真心ブラザーズ)
13. 日曜日よりの使者(THE HIGH-LOWS)
<アンコール>
14. ミラクルをキミとおこしたいんです(サンボマスター)

※記事初出時、一部キャプションの人物名の表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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