今年3月いっぱいでケイ伯爵(Key)が脱退し、再び4人編成のギターバンドとなったザ・キャプテンズ。今回発表された「恋のスナイパー」は新たな彼らを感じさせる、激しくスピード感のあるギターサウンドが印象的な楽曲となっている。
ミュージックビデオを監督したのは、ELIZABETH.EIGHTのボーカルを務めるミワユータ。彼女は2014年初めに脳炎で倒れ、後遺症のため音楽を認識できない「失音楽症」に苦しんでいた。知人を介してミワユータと知り合ったザ・キャプテンズの傷彦(Vo, G)は、脳腫瘍の手術を経て復活した自身の経験を話して彼女を激励。ミワユータはリハビリを続けて、今年5月にステージに復帰を果たした。
その後、彼女がELIZABETH.EIGHTの近作のMVをすべて自分で監督していると知った傷彦は、ザ・キャプテンズの新曲MVの制作を彼女にオファー。ミワユータは傷彦への恩返しとしてこのMVを制作した。
傷彦(ザ・キャプテンズ)コメント
とあるバンドマンの知人を介してミワユータと知り合った。彼女は脳炎の後遺症で音楽を認識できない「失音楽症」に苦しみ、脳腫瘍の手術を経て復活した僕の話を聞かせてくれと言う。僕が彼女に伝えられたことはほんのささやかなことばかりで、手助けになれたのかは分からない。しかし、その境遇にあってなお、創作における熱意を露ほども失わない眼の輝きに感動した。やがて彼女はエリザベスエイトのボーカリストとして見事ステージに復帰したのだが、近作のMVを全て自分で監督していると知って驚いた。ソリッドで時にグラマラスな美意識に貫かれた映像世界。ミワユータならギターバンドとしての
ミワユータ(ELIZABETH.EIGHT)コメント
「僕の出番が来たんだ」傷彦はそう言った。同じ様に脳の病気だったバンドマンに励まされたから、今度は僕が励ます番だ、と私に言った。「大丈夫、きっと歌えるさ」傷彦のその言葉は、音楽が聞こえなくなった私にとって、それは希望、いや予言だった。彼の予言は的中し、私はステージへ再び立つことになる。そしてMVのディレクションを、と言われた時「私の出番が来たんだ」そう思った。恩返し、それの第一幕が開いたのだ。ロマンチックな王子様ではなく、セクシーな抱かれたい男、そんな傷彦を創り、全面に出した。女の子には軽く半日は目が覚めないくらい失神して頂きたい。
リンク
- ザ・キャプテンズ「恋のスナイパー」 - YouTube
- ザ・キャプテンズ
- ELIZABETH.EIGHT -エリザベスエイト略してベスハチ-
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ザ・キャプテンズ、脳疾患が結んだ縁から生まれた新曲MV公開 http://t.co/v43h78JOFA