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Negicco、野音を“緑色の光の海”で包み込む「来年は武道館に!」

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「Negicco at 日比谷野外音楽堂 Road of Negiiiiii ~Negicco One Man Show~ 2015 Summer」の様子。

「Negicco at 日比谷野外音楽堂 Road of Negiiiiii ~Negicco One Man Show~ 2015 Summer」の様子。

Negiccoが昨日8月16日、東京・日比谷野外大音楽堂にてワンマンライブ「Negicco at 日比谷野外音楽堂 Road of Negiiiiii ~Negicco One Man Show~ 2015 Summer」を開催。グループにとって過去最大規模となる約2500人の観客を前に、合計22曲を披露した。

「野音に新潟を」をテーマに設計されたというステージには、新潟市の萬代橋を思わせる大きな橋が組まれ、客席中央を突っ切る花道の先にはNegiccoがCM出演する新潟の企業・サトウ食品が地元から直送した本物の稲穂で囲まれたセンターステージが設置された。さらに会場後方には新潟の企業やメンバーの名が入った赤い提灯が吊るされており、場内は開演前からお祭りムード。懸念されていた夕立の予報も外れ、夕暮れの中で開演時間を迎えた。

オープニングナンバーに乗せて、まずはバンドメンバーが橋の上にスタンバイ。今回のライブではオオニシユウスケ(G)、鹿島達也(B)、mabanua(Dr)、真藤敬利(Key / Standard Prototype)、小林岳五郎(Key)、永田こーせー(Sax、Flute)、真砂陽地(Tp)、前田大輔(Tb / オルケスタ・デ・ラ・ルス、THE MICETEETH)の8人からなるNEGiBANDがバックを務め、全曲を同期なしの完全生演奏で披露することが事前にアナウンスされていた。mabanuaのカウントに続いて1曲目「トリプル!WONDERLAND」のイントロが奏でられ、新衣装に身を包んだNegiccoの3人が橋の中央から登場すると、野音は大きな歓声に包まれる。2曲目の「ネガティヴ・ガールズ!」ではNegiccoが花道を駆け抜け、稲穂が並ぶセンターステージへ。都会のド真ん中に出現した不思議な空間でのパフォーマンスに観客は大きく沸いた。続けて「裸足のRainbow」「1000%の片想い」の2曲が歌われたところで、3人はこの日初めてのMCへ。リーダーNao☆はこの大舞台でも「皆さん! 今日も盛り上がらないと、ダメよーダメダメ」「稲だけに、イイネ!」と平常運転でリラックスした様子を見せた。

夕闇が迫ってきた頃には、場内のムードにぴったりなアコースティックコーナーも。「Summer Breeze」「ルートセヴンの記憶」「クリームソーダLove」といった過去のナンバーがバンド演奏によるアコースティックアレンジで披露されたほか、最新シングル「ねぇバーディア」に収録されたミディアムバラード「おやすみ」もしっとりと歌われ、観客はNegiccoのペンライト“ネギライト”で野音の空間を緑色に染め上げた。

後半戦は「二人の遊戯」「BLUE, GREEN, RED AND GONE」といったトリッキーなナンバーで幕を開け、腕利きのNEGiBANDメンバーによるテクニカルな演奏に乗せてNegiccoの3人も華麗なフォーメーションを見せる。「自由に」ではNao☆の「Negicco変身ー」の声とともに3人が一斉にスカートを取り、新衣装が第2形態へと変化した。代表曲「圧倒的なスタイル」のイントロが流れると場内は大歓声。おなじみ間奏のラインダンスは通常8小節のところ、倍の16小節に引き延ばされた。こういった演出も生演奏ならではの醍醐味だ。ここからラストに向けて「さよならMusic」「ときめきのヘッドライナー」とエモーショナルな2曲が歌われると場内の熱気は最高潮に。そして本編最後のナンバーに選ばれたのは、Negiccoを長年にわたり支え続けるプロデューサー・connieへの思いがつづられた「Negiccoから君へ」。客席で見守るconnieと2500人の観客に伸びやかな歌声を届け、Negiccoはステージをあとにした。

「アンコール、ネギ!」の大歓声を受けて再度登場したNegiccoが、「ではアンコール、次の曲は?」と橋の上を指差すと、そこには真っ赤なシャツを着た田島貴男(ORIGINAL LOVE)の姿が。田島は勢いよく階段を駆け下りるとそのまま花道へと走り、ネギライトの灯りに囲まれたセンターステージでハイテンションに観客を煽る。さらに田島は観客のみならず「ヘイヘイヘイ、そこのお嬢さんたち! 新潟から来たお嬢さんたち! 新潟のソウルパワーはありますか? 魂のパワー、新潟のソウルパワーを聴かせてください! イエー!」とNegiccoの3人にコール&レスポンスを要求。場内の空気を一気に支配した田島は、メインステージへと移動してギターを手にすると「1! 2! サンシャイン!」とかけ声を上げ、自身がNegiccoへ提供したナンバー「サンシャイン日本海」をNegicco、NEGiBANDとともにパフォーマンスした。野音のステージで初のコラボレーションが実現した田島とNegiccoは両者とも大満足の表情で、田島が「テンションMAXです!」とネギライトを振りながら上機嫌でステージを去ろうとすると、場内には「貴男!」コールが巻き起こった。

Kaedeは熱気あふれる客席をまんべんなく見渡すと「後ろのほうまでネギライトが見えるんですよ。すごくきれい。『緑色の光の海』が見えてます!」と「Negiccoから君へ」の一節を挙げてしみじみと語った。そしてNegiccoはここでようやく、ニューシングル「ねぇバーディア」を披露し、場内を明るくハッピーな空気で包み込む。最後はMeguの「皆さん、次が本当に本当に最後の曲です! みんなで野音で最高の夏の思い出を作りましょう!」という元気な煽りから「トキメキ☆マイドリーム」へ。センターステージへと移動した3人はタオルをぐるぐる回しながら熱唱し、2時間におよんだステージを締めくくった。

演奏を終えるとNEGiBANDのメンバーも橋を下り、ステージ袖の田島も合流してこの日のメンバー全員で横1列に並ぶと、手をつないで観客に挨拶。NEGiBANDメンバーと田島を見送った3人は、ここでそれぞれに思いを語り始める。Kaedeは「『絶対(野音に)立ちたい!』って2年前に思ったんですけど、2年で本当に立てるなんて思ってもみなくて。周りの方の支えもたくさんありましたし、自分たちもあきらめないでこの3人で続けてこれていることが、本当に幸せなことだなと思います。これからもずっとずっとがんばっていきますので引き続き応援よろしくお願いします」と観客やスタッフへの感謝の言葉を述べ、Meguは「今でも野音に立てていることがすごく不思議で、すごくうれしくて、ドキドキが止まらなくて。1年前は野音は無理だろうと言われていました。でも1年後、私たちはこうして野音のステージに立っています!」と笑顔でコメント。最後にNao☆は「今年の7月で結成して12年を迎えたんですけど、最初はお客さんはネギ農家だけ。でも自分たちが思っていた以上のステージに立たせていただけるようになってきたことがありがたくてうれしくて。野音という夢にも思わなかったステージに今日立てて、今もこの景色が夢か現実かわからないぐらいうれしいです。がんばっていれば自分たちが思っている以上の景色が見られるんだなとひしひしと感じています。毎日Negicco幸せです!」と喜びをにじませた上で「Negicco、ここで決意表明をします。Negiccoは今日野音のステージに立ちました。来年は……武道館に立ちたいと思います! 立ちたいと、思います! 口に出していれば夢は現実になると気付かされたので、ここからまた3人でがんばっていきたいと思います」と宣言。観客はリーダーの力強い発言にどよめき、まもなく温かい拍手と歓声が野音にこだました。

Negiccoはこのあと、11月から12月にかけて5都市を舞台にした対バンツアー「Negiccoと、ツーマンにくりだそうツアー!!!」を実施。このツアーは全公演ツーマンライブ形式で、Schroeder-Headz、BRADIO、the band apart、カルメラ、トミタ栞といった個性もさまざまなアーティスト5組がゲストで登場する。

Negicco at 日比谷野外音楽堂 Road of Negiiiiii ~Negicco One Man Show~ 2015 Summer
2015年8月16日 日比谷野外大音楽堂 セットリスト

01. トリプル!WONDERLAND
02. ネガティヴ・ガールズ!
03. 裸足のRainbow
04. 1000%の片想い
05. ライフ・イズ・キャンディ・トラベル
06. トキメクMERMAID
07. パーティーについて。
08. Summer Breeze(Acoustic)
09. ルートセヴンの記憶(Acoustic)
10. クリームソーダLove(Acoustic)
11. おやすみ(Acoustic)
12. 二人の遊戯
13. BLUE, GREEN, RED AND GONE
14. 自由に
15. 光のシュプール
16. 圧倒的なスタイル
17. さよならMusic
18. ときめきのヘッドライナー
19. Negiccoから君へ
<アンコール>
20. サンシャイン日本海(スペシャルゲスト:田島貴男)
21. ねぇバーディア
22. トキメキ☆マイドリーム

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