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「あの頃のオレ見てるか?」柴山一幸“ミドルエイジ”と祝ったレコ発ライブ

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柴山一幸「New Album『YELLING』発売記念ワンマンライブ」の模様。

柴山一幸「New Album『YELLING』発売記念ワンマンライブ」の模様。

柴山一幸が昨日6月22日に東京・HEAVEN青山でニューアルバム「YELLING」の発売を記念した単独公演を実施した。

まずステージには現在活動休止中のキンモクセイのメンバー、伊藤俊吾(Vo, G, Key)と佐々木良(Vo, G)が“伊藤俊吾と佐々木良”名義でゲストとして登場。2人はキンモクセイの「生まれてはじめて」で優しい歌声を重ね、さらに現在制作中のアルバムに収録予定のカントリーソング「猫助」を軽やかに届けて会場を温める。最後はライブ当日が父の日だということにちなみ、伊藤の今は亡き父親へ捧げる曲として「みんなのそら」を披露した。

柴山はアルバムのレコーディングに参加したサポートメンバー・杉浦琢雄(Key / 東京60WATTS)、加藤ケンタ(G)、若山隆行(B)、矢部浩志(Dr / Controversial Spark)、森芳樹(Per / 泰山に遊ぶ)を率いる6人編成でライブを開始。リッケンバッカー社のギターを下げて新作から「機関銃とセーラー服」「song of superman」を歌唱した。

ステージ上のメンバーや客席の観客に“ミドルエイジ”世代が多数いることから「今日は“ミドル”って言葉をよく使うから」と話す柴山。彼は多彩なバリエーションの演奏とともに新旧ナンバーを繰り出しながらたびたび「カモンミドル!」「サンキューミドル!」などと声を発した。ダンサブルなリズムの「Why Why Why」では、自身も機敏なステップで踊りながら歌唱して“ナイスミドル”然としたパフォーマンスを見せる彼に歓声が上がった。

加藤がブルージーなギターを響かせた「嘆きのSpaceDriver」、矢部が作曲した裏打ちリズムの楽曲「SAYONARA」、「カモンミドル! 来いよ!」と煽りながら始まった「りんご病のあの娘」などを経て、柴山はMCで自身のキャリアを振り返る。彼は2000年代にアーティスト活動をストップしていたことや再開した当時について「こんなに人が集まってくれるって思ってはいなかったけど、どこかで『音楽をやる自分を見てほしい』っていう気持ちがあったんだよね」と回顧。「今からやる曲は年くっちゃって“ナイスミドル”になった自分が、また動き出したっていう曲」と説明して「Headway」を選曲。杉浦のピアノ演奏をきっかけに楽曲が始まり、柴山は骨太なバンドアンサンブルに乗せて力強く楽曲を歌唱した。

アンコールでは6人だけでなく、ゲストの伊藤俊吾と佐々木良も再び姿を現してSUGAR BABE「DOWN TOWN」のカバーが披露され、会場をハッピーな雰囲気で包む。そして伊藤と佐々木が退出したあとで柴山ら6人はロックナンバー「愛こそは不得手」「万能細胞」を繰り出す。大きな拍手に包まれながら柴山は「サンキューミドル! あの頃のオレ見てるかい? オレはここにいるぜ! オーイエー!!」と叫んだ。2度目の退出後も鳴り止まない拍手に促される形で柴山と杉浦が再々度登場。しっとりと「あなたの胸に抱かれたままで」を歌い上げ、ライブを締めくくった。

柴山一幸「New Album『YELLING』発売記念ワンマンライブ」
2015年6月22日 HEAVEN青山 セットリスト

01. 機関銃とセーラー服
02. song of superman
03. Welcome! Welcome!
04. オマモリ
05. コタツでアイス
06. 一つの幸せ
07. Why Why Why
08. サクカサカナイカ
09. 機関車(小坂忠カバー)
10. 嘆きのSpaceDriver
11. カプセルラブ
12. ポイントカード
13. SAYONARA
14. りんご病のあの娘
15. Headway
<アンコール>
16. DOWN TOWN(SUGAR BABEカバー)ゲスト:伊藤俊吾と佐々木良
17. 愛こそは不得手
18. 万能細胞
<アンコール>
19. あなたの胸に抱かれたままで

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