武藤彩未、ROCKな2DAYSライブに幕「一緒に夢を叶えたい」

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武藤彩未が6月9、10日に2DAYSのワンマンライブ「A.Y.M. ROCKS」を東京・渋谷CLUB QUATTROにて開催した。

「A.Y.M. ROCKS~MUTOな夜~」の様子。(撮影:笹森健一)

「A.Y.M. ROCKS~MUTOな夜~」の様子。(撮影:笹森健一)

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語呂合わせで6月9日の1日目を「ROCKな夜」、6月10日の2日目を「MUTOな夜」と銘打ち実施された「A.Y.M. ROCKS」。このライブに武藤はnishi-ken(Key)、山本陽介(G)、マシータ(Dr)、野田耕平(B)からなるバックバンドを従えて登場し、オリジナル曲とカバー曲を組み合わせたセットリストで熱いパフォーマンスを繰り広げた。

~ROCKな夜~

「A.Y.M. ROCKS~ROCKな夜~」の様子。(撮影:笹森健一)

「A.Y.M. ROCKS~ROCKな夜~」の様子。(撮影:笹森健一)[拡大]

モノトーンの衣装に身を包み、昨年夏に行われた前回の渋谷CLUB QUATTRO公演と同じくポニーテールを揺らしながらステージに登場した武藤は「みんな盛り上がっていきましょう!」と叫び、バンドのパワフルな演奏をバックに「A.Y.M.」でライブを開始。続く「Doki Doki」では、彩未family(武藤彩未のファンの総称)たちによる息の合った手拍子で会場の一体感が急速に高まっていった。

「A.Y.M. ROCKS~ROCKな夜~」の様子。(撮影:笹森健一)

「A.Y.M. ROCKS~ROCKな夜~」の様子。(撮影:笹森健一)[拡大]

4曲のオリジナルナンバーを経て、ライブは「A.Y.M. ROCKS」の見どころの1つとして用意されたカバー曲パートに突入していく。「ROCKな夜」での選曲基準は武藤が歌ったことのない、1990年代から2000年代のガールズロックナンバー。彼女はスタンドマイクを握りしめながら相川七瀬の「夢見る少女じゃいられない」や映画「NANA」の主題歌「GLAMOROUS SKY」を熱唱し、片平里菜の「女の子は泣かない」では小ぶりなギターをストロークしながら伸びやかな歌声を届ける。そしてカバーパートの最後に彼女は可憐Girl'sのメンバーオーディションの際に課題曲として歌ったという思い出のナンバー・大塚愛の「さくらんぼ」をキュートに歌唱した。

その後武藤は恒例のコーナー「AYMエクササイズ」から「RUN RUN RUN」になだれ込み、会場中でタオルがグルグルと回される。そして彼女は「パラレルワールド」「OWARI WA HAJIMARI」とたたみかけ、ライブ本編をフィニッシュ。タオルで汗を拭いながらステージを去っていった。

「A.Y.M. ROCKS~ROCKな夜~」の様子。(撮影:笹森健一)

「A.Y.M. ROCKS~ROCKな夜~」の様子。(撮影:笹森健一)[拡大]

アンコールで武藤は「この時代にソロアイドルって大変だし、つらいこともあるけど、こうやってライブをすると本当にやっててよかったなって心から思えます。だからこれからも応援していただけたらうれしいです」としみじみ語る。そして新曲の「HAPPY CHANCE」で再びフロアを熱くさせ、「彩りの夏」でアンコールを締めくくった。アンコールを終えても鳴り止まない拍手を受けて行われたダブルアンコールでは「OWARI WA HAJIMARI」が再び披露され、大歓声に包まれながら武藤とバンドメンバーはステージを去っていった。

~MUTOな夜~

2日目の「MUTOな夜」は初日公演と同じく「A.Y.M.」で幕開け。前日以上に熱量の高いパフォーマンスにフロアは熱狂し、5曲目の「宙」では彼女の凛としたたたずまいにオーディエンスが釘付けになっていた。

「A.Y.M. ROCKS~MUTOな夜~」の様子。(撮影:笹森健一)

「A.Y.M. ROCKS~MUTOな夜~」の様子。(撮影:笹森健一)[拡大]

この日のカバーナンバーは武藤のルーツである1980年代のアイドルソングが中心。彼女は松田聖子や工藤静香などの楽曲を表情豊かに歌い上げていく。スカアレンジを施した中森明菜の「北ウイング」では、これまでに見せたことがないような大人びた表情で艶っぽい歌声を響かせ、彼女の“母校”さくら学院の「オトメゴコロ。」では今年度のさくら学院にも引き継がれているダンスを交えてパフォーマンス。グループを卒業してからの3年間で成長した部分を歌唱面で大いに見せつけると、フロアから盛大な拍手が送られた。カバーブロックの締めくくりに、これまでに何度も披露してきた小泉今日子の「なんてったってアイドル」を歌唱したときには、歌いだしを間違えてしまうハプニングもあったがチャーミングな笑顔で乗り切った。

「A.Y.M. ROCKS~MUTOな夜~」の様子。(撮影:笹森健一)

「A.Y.M. ROCKS~MUTOな夜~」の様子。(撮影:笹森健一)[拡大]

アンコールでは7月にライブハウスツアー「TRAVELING ALONE」を開催することが発表された。そして武藤は「私、皆さんと一緒に夢を叶えたい。皆さんがいればどこまででも行ける気がするんだ。夢に向かって1日1日を大切に、努力していきます。私には歌があるので今の気持ちを届けたいと思います」と語り、アコースティックギターの演奏をバックに「明日の風」を披露。その後小泉今日子の「なんてったってアイドル」を再び歌ってリベンジを果たし、「OWARI WA HAJIMARI」でアンコールを締めくくった。

ダブルアンコールで彼女は「彩りの夏」を観客と大合唱。最後に彼女は「MUTOの日」にちなみ、武藤敬司の「プロレスLOVE」ポーズを会場全員で決めて2日間にわたる「A.Y.M. ROCKS」を締めくくった。

なおライブハウスツアー「TRAVELING ALONE」のチケットオフィシャルサイト先行予約受付は6月13日12:00にスタートする。

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武藤彩未「A.Y.M. ROCKS~ROCKな夜~」
2015年6月9日 渋谷CLUB QUATTRO セットリスト

01. A.Y.M.
02. Doki Doki
03. Daydreamin'
04. 交信曲第1番変口長調
05. 夏祭り / Whiteberry
06. 夢見る少女じゃいられない / 相川七瀬
07. GLAMOROUS SKY / NANA starring MIKA NAKASHIMA
08. 女の子は泣かない / 片平里菜
09. Magic Music / 木村カエラ
10. Don't say "lazy" / 桜高軽音部
11. 瞬間センチメンタル / SCANDAL
12. さくらんぼ / 大塚愛
13. RUN RUN RUN
14. パラレルワールド
15. OWARI WA HAJIMARI
<アンコール>
16. HAPPY CHANCE
17. 彩りの夏
<ダブルアンコール>
18. OWARI WA HAJIMARI

武藤彩未「A.Y.M. ROCKS~MUTOな夜~」
2015年6月10日 渋谷CLUB QUATTRO セットリスト

01. A.Y.M.
02. Doki Doki
03. Daydreamin'
04. 交信曲第1番変口長調
05. 宙
06. Rock'n Rouge / 松田聖子
07. 黄砂に吹かれて / 工藤静香
08. 北ウイング / 中森明菜
09. BITTER SWEET LOLLIPOPS / 松田聖子
10. オトメゴコロ。 / さくら学院
11. なんてったってアイドル / 小泉今日子
12. RUN RUN RUN
13. パラレルワールド
14. HAPPY CHANCE
15. 彩りの夏
<アンコール>
16. 明日の風
17. なんてったってアイドル / 小泉今日子
18. OWARI WA HAJIMARI
<ダブルアンコール>
19. 彩りの夏

武藤彩未ライブハウスツアー2015「TRAVELING ALONE」

2015年7月18日(土)埼玉県 西川口Hearts
2015年7月20日(月・祝)神奈川県 新横浜 NEW SIDE BEACH!!
2015年7月25日(土)東京都 下北沢GARDEN
2015年7月26日(日)千葉県 K'S DREAM

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