モー娘。新体制初のシングル発売「この13人を愛してもらいたい」

モーニング娘。'15が本日4月15日、東京・池袋サンシャインシティ噴水広場にてニューシングル「青春小僧が泣いている / 夕暮れは雨上がり / イマココカラ」の発売記念イベントを開催した。

13人の新体制になって初となるシングルのリリース日を迎えたモー娘。。記念すべきこの日を祝福するために会場には大勢のファンが集結し、大歓声を彼女たちに送った。その歓声を受けながらメンバーは「青春小僧が泣いている」からイベントをスタートさせ、歌唱後は集まったファンに向けて手を振りながら笑顔を振りまいた。

最初のMCでは新たに加わった12期メンバーの自己紹介が行われ、それぞれが特技や趣味をアピール。その中で野球観戦が趣味の牧野真莉愛は、先日行われたプロ野球での始球式で大暴投してしまった際の心境を「まりあ、とっても悔しかったです！」と得意のフレーズを交えながら述べて会場を沸かせた。そんな彼女の悔しい気持ちを察したリーダーの譜久村聖は、新メンバー4人に対して始球式を行うように指示。小学校の頃にソフトボールをやっていたという鈴木香音が自前のグローブを用意してキャッチャーに名乗りを上げると、新メンバー4人は鈴木に向かって白球を投げ込んだ。その中で牧野は応援している北海道日本ハムファイターズの優勝とニューシングルのオリコンシングル週間ランキングでの1位を願い「ストライクを狙います！」とコメント。見事グローブに収まると牧野は「まりあ、とってもうれしいです！」と飛び跳ねながら喜んだ。

その後、彼女たちはライブを再開し「イマココカラ」「One・Two・Three（updated）」「What is LOVE?」の3曲を連続で歌唱してオーディエンスを熱狂させる。そして最後のMCでは新メンバー4人よりニューシングルへの意気込みが語られた。羽賀朱音は「私は最年少なんですが、今までの先輩方を見ていてモー娘。の印象を私が崩さないか心配でした。モー娘。というものを崩さないようにがんばっていきます」と述べ、続く牧野も「今回の始球式ではキャッチャーミットに届いたのでうれしかったです。新曲の3曲でもストライクが取りたいです！」と語った。そして野中美希は「明日から全国同時握手会が始まって、私は地元の静岡を担当します。人が集まるか心配で緊張してるんですけどがんばります！」と握手会へのアピールも行った。最後に尾形春水は「今日、飯窪（春菜）さんと新宿へモー娘。のポスターを見てきてテンションが上がりました。今回の新曲では鞘師（里保）さんと2人で歌うパートもあるので、いっぱい聴いてもらいたいです！」と鞘師と視線を合わせつつ笑顔で思いを語った。

またサブリーダーの飯窪、生田衣梨奈は「今日は新曲の発売日でもありますが、14年前に中澤裕子さんが卒業した日でもあります。私も当時の中澤さんのように、最年長メンバーとしてがんばっていきたいと思います」（飯窪）、「今まではシングルでソロパートをもらうことが全然なかったんですけど、新体制になってソロパートやMVにたくさん映れるようになって、たくさんうれしいことが増えました。これからも応援よろしくお願いします！」（生田）とそれぞれの個性を打ち出したコメントを残した。

最後にリーダーの譜久村は「道重さゆみさんが卒業されてリーダーを引き継いでから半年が経ったんですけど、13人体制になってから不安なことや大変なこともありました。でも過去のモー娘。に負けないようにこの13人でがんばってこれてると思います。そして私たちが忘れてはいけないのはファンの皆さん1人ひとりへの感謝の気持ちだと思います。たくさんの方に新曲と13人を愛してもらえるようにこれからもがんばります！」と感謝の気持ちを述べ、全員で「夕暮れは雨上がり」を歌い上げてこの日のイベントを締めくくった。

イベント終了後の囲み取材では、先日声帯を摘出したことを明かしたプロデューサーのつんく♂について話が及ぶ。新曲についてつんく♂よりアドバイスをもらったという工藤遥は「つんく♂さんから『俺の分までしっかり歌うんやで。俺もしっかりいい曲を作るから』と連絡をいただいて、すごく励みになったというかがんばらなきゃという気持ちになりました」と語った。譜久村も「今日のイベントをやるにあたってつんく♂さんから『心を込めて、愛を込めて歌ってきてください』という言葉をいただいたので、本番前にその言葉をみんなに伝えて今日はがんばりました。つんく♂さんの存在は本当に大きくて、私たちのお父さんのような存在です」とコメントした。

また新体制になったグループについて鞘師は「たくさんの方に支えられていることを忘れずに、フォーメーションダンスのようにひとつになれるグループを目指していきたい」と意気込む。最後に石田亜佑美は「大きな変化があって皆さんのモー娘。のイメージが変わってしまったかもしれませんが、私たちの中の『モー娘。なんだ！』っていう気持ちは変わってないし強くなっているので、今後は偉大な先輩方にもいい報告ができればと思っています」と述べた。