スチャダラパー25周年野音で新旧名曲たっぷり＆ゲストも登場

スチャダラパーが4月11日、東京・日比谷野外大音楽堂にてワンマンライブ「華麗なるワンツー」を実施した。

この公演は彼らのデビュー25周年を記念したもので、ライブはザ・コストパフォーマンスの演奏による「4ch FUNK」から幕開け。ライブ中盤ではロボ宙が登場し、「ワープトンネル」「GET UP AND DANCE」ではかせきさいだぁも加えた4MCによるラップの応酬が繰り広げられた。そしてMCではかせきさいだぁ家に赤ちゃんが産まれたという報告が。まだ決めていないという子供の名前についてANIが「『さいだぁ』でいいんじゃないの？ “加藤さいだぁ”で！」と提案すると、会場は温かな笑いに包まれた。

続くパートでは「世の中が変わったドゥービー3部作」（ANI）、「いや、完全に黙殺されてるけど」（Bose）という曲紹介を経て、「ドゥビドゥWhat?」「アフタードゥービーヌーン」「クライングドゥービーマン」の3曲がメドレーで披露される。「クライングドゥービーマン」ではゲストにシャシャミンが登場。さらに「シャシャミンはなぜ結婚しないのか」という話題から、SHINCOが結婚したことが伝えられ、集まったファンからは祝福の拍手が贈られた。

「スチャダラメモ」「Boo-Wee Dance」といったニューアルバム「1212」収録曲や、「後者-THE LATTER-」「ついてる男」「トラベル・チャンス」といったスチャダラクラシックを畳みかけたあとはライブも終盤。8.6秒バズーカーの衣装を着た電気グルーヴの2人が突如ステージに登場し、“ラッスンゴレライ”調のアクションを見せつつおなじみのポーズを決めていく。「聖☆おじさん」「ANI VS 瀧」「瀧 VS ANI」で観客を煽った2人は、最後に「Shangri-La」を届けてステージを去った。

その後はBoseがスチャダラ結成当初のヒマだった時代を振り返り、「ヒマの過ごし方」をしっとりと披露。続く「今夜はブギー・バック」では小沢健二も登場し、会場は驚きの大歓声に包まれた。

アンコールでは「今この瞬間こそがベストですよ！」というBoseのMCから「ザ・ベスト」と「彼方からの手紙」が届けられる。充実した空気の中、約3時間にわたるライブは終了。なおこのライブの模様は5月5日（火・祝）深夜24:00からスペースシャワーTVにてオンエアされる。