花澤香菜、シングル発売記念ライブで3rdアルバムからの新曲もお届け

花澤香菜の最新シングル「君がいなくちゃだめなんだ」の購入者を対象としたリリース記念イベントが、3月14日に神奈川・Bay Side Yokohamaにて開催された。

ハウスチューンに挑戦した6thシングル「ほほ笑みモード」発売時には初のクラブイベント、やくしまるえつこ全面プロデュースの7thシングル「こきゅうとす」発売時にはやくしまる楽曲のみを歌うスペシャルライブと、シングルリリースのたびに趣向を凝らしたイベントを展開してきた花澤。今回のイベントでは北川勝利（G / ROUND TABLE）と末永華子（Key）を従えたアコースティック編成で、新作「君がいなくちゃだめなんだ」からの楽曲のみならず4月発売の3rdアルバムからの新曲まで披露され、無料の招待制イベントながら約1時間40分におよぶ盛りだくさんの内容となった。

開演時刻になると、まずは北川と末永がステージ上にスタンバイ。末永のおだやかなピアノ演奏に乗せて花澤が登場すると、場内には大きな拍手が巻き起こった。花澤は「運命の女神」「Blessing Bell」「君がいなくちゃだめなんだ」と最新シングルからの楽曲を一気に3曲歌ったところで、「本来ならばこの3曲でおしまいなんですが、今日はガシガシ歌います」と宣言してファンを喜ばせる。続くトークコーナーでは、3月下旬より公開される自身の主演映画「君がいなくちゃだめなんだ」の話題に。アメリカ・ニューヨークで行われた映画クランクイン時の写真や、雨でずぶ濡れになるシーンのオフショットなどをスライドで投影しながら、映画の撮影秘話が語られた。なおニューヨーク滞在時は同時進行で3rdアルバム「Blue Avenue」のレコーディングが行われていたとのことで、北川も現地でのレコーディングセッション秘話を明かした。

トークを挟んだ次のコーナーでは、過去の楽曲から「Merry Go Round」「星空☆ディスティネーション」「スパニッシュ・アパートメント」の3曲がアコースティックギターとピアノだけのシンプルなアレンジで歌われた。北川は観客にハンドクラップを促し、クラップのリズムに乗せてギターを爪弾く。花澤も一緒に手拍子を打ったり、時には軽やかにステップを踏んだりと、ライブならではの自由度の高い演奏を楽しんでいた。

2度目のトークコーナーは、観客から事前に集められたアンケートを基に進行した。アンケートのお題はシングルのタイトルにちなんだ「あなたにとって、君がいなくちゃだめなんだ!!と思う存在は何ですか？」。回答は「ミニチョコバット」「小学生のときから愛用しているワニの抱き枕」「プロテイン」「職場の同僚のKさん」「親友のホンダ」「飼い猫」などさまざまで、花澤は回答者と直接会話をしながら、ツッコミを入れたり具体的なエピソードを聞き出したりしながらトークを弾ませる。「香菜ちゃんのライブがきっかけで出会った彼」「月並みですが、うちの嫁でしょ」といった回答には「いいですね、素敵！」とひときわ大興奮でリアクションした。

後半のライブパートでは3rdアルバム「Blue Avenue」から、北川が作曲を手がけた「I ▼ New Day」（▼はハートマーク）、矢野博康作詞・作曲の「We Are So in LOVE」、北川の作詞・作曲の「Night And Day」と、新曲3曲をアコースティックアレンジで披露。「Night And Day」はジャジーな雰囲気を持つシャッフルビートの楽曲で、観客もステージ上の花澤も体を横に揺らしながら大盛り上がり。花澤は名残惜しそうにしつつも最後に5thシングル曲「恋する惑星」を歌い上げステージを去った。ほどなく上がったアンコールの声に応え、花澤は北川、末永とともに再度登場。「横浜に来たのはパパとのデート以来なんです」という前置きのもと、2ndアルバム「25」からカジヒデキが提供したナンバー「パパ、アイ・ラブ・ユー!!」を歌い、にぎやかにイベントを締めくくった。

花澤の主演映画「君がいなくちゃだめなんだ」は3月28日より東京・テアトル新宿にて先行上映が始まり、その後も仙台、名古屋、大阪、博多で順次公開される。また花澤は4月22日に3rdアルバム「Blue Avenue」を発表し、5月3日より初の東京・日本武道館公演を含むライブツアー「花澤香菜 live 2015 "Blue Avenue"」を行う。

花澤香菜 live 2015 "Blue Avenue"

2015年5月3日（日・祝）東京都 日本武道館
2015年6月6日（土）福岡県 福岡市民会館 大ホール
2015年6月14日（日）大阪府 グランキューブ大阪
2015年6月20日（土）愛知県 日本特殊陶業市民会館
2015年7月12日（日）宮城県 イズミティ21 大ホール

※動画は現在非公開です。