昨日3月13日、
彼は登場するなりさっそく1組目のゲスト・Little Glee Monsterを呼び込んだ。1曲目はコラボアルバム「さかいゆうといっしょ」に新録音源として収録された、「薔薇とローズ」のリトグリ参加バージョン。さかいの弾くキーボードのみの伴奏で、フレッシュな女声6人のコーラスとさかいの歌声、手拍子が場内に響き、ライブは温かな幕開けとなった。
続いてこの日の演奏を支えるバンドメンバーとして、竹内朋康(G)、鈴木渉(B)、Fuyu(Dr)、pochi(Key)がステージに。このうち竹内は2人目のゲストでもあり、さかいは彼のギターをフィーチャーしてインディーズ時代の楽曲「SHIBUYA NIGHT」や「Midnight U...」を披露した。さらにこのバンドで「Mirror」「僕たちの不確かな前途」も届け、しばしさかいのワンマンライブのような展開に。
その後、土岐麻子を迎えた6曲目からゲストパートに突入。土岐とは、さかいが作曲した土岐のオリジナル曲「How Beautiful」に加え、さかいのオリジナル曲「Life is」も歌唱。2人はお互いの曲を「メロディが難しい」と言いつつも、主旋律とハモリを巧みに入れ替えながらスキルフルな歌声で聴衆を酔わせた。
また、KOHEI JAPANとライブ初パフォーマンスの「シロクジ」を歌ったところで、KOHEIの実兄Mummy-D(RHYMESTER)が登場。Mummy-Dは「あんまり顔は似てないんだけど、温度が似てるんだよね。でも君(さかい)もねえ、ぬるいよ!(笑) 温泉で言ったら38°くらい」と、マイペースにライブを進めるさかいにツッコミを入れる。さかいはそれを気にも留めず「次の曲は僕はあんまり参加しないんですけど、ただ聴きたい(笑)」と話し、Mummy-Dと竹内によるユニット・
そこへRHYMESTERの残りのメンバーであるDJ JINと宇多丸が参加。シンガー、ラッパー2人、生バンド、ターンテーブルというこの日もっともにぎやかな布陣となる。幻想的なムードの「Magic Hour」、ミドルテンポの「ちょうどいい」、ファンキーな「This Y'all, That Y'all」と続く中でボルテージはうなぎのぼり。最終的に宇多丸は「のぼせました」、Mummy-Dは「もはやサウナだったから……90°!」と言い残しステージを去った。
上がり切った熱をクールダウンさせるように、さかいが本編最後に送ったのは「パズル」。この曲は東日本大震災のあった2011年の夏に、敬愛する小谷美紗子に作詞を依頼し、自身が作曲してできあがった、“生”への強い意志が込められたナンバーだ。フロアはさかい1人の弾き語りにじっくりと聴き入り、曲の持つメッセージを各々受け取っていた。
アンコールではまず、「サマーアゲインEP」に収録された「Headphone Girl」に乗せてバンドメンバーそれぞれのソロプレイで沸かせる。その後さかいが小声で「実は……スペシャルゲストが来てる……」とつぶやき、日野皓正の名前を呼ぶと場内に大歓声が起こった。さかいは「すげえうれしい」と吐露しながら、日野の吹く甘美なトランペットの音色とともに「闇夜のホタル」を熱唱。さまざまなアーティストとの共演で魅せた一夜は、出演者や観客の充実した笑顔で締めくくられた。
さかいゆう「さかいの湯 Vol.3“さかいゆうといっしょ”スペシャル」
2015年3月13日 EX THEATER ROPPONGI セットリスト
※カッコ内はコラボゲスト
01. 薔薇とローズ(
02. Shibuya Night(竹内朋康)
03. Midnight U...
04. Mirror
05. 僕たちの不確かな前途
06. How Beautiful(
07. Life is(土岐麻子)
08. シロクジ(
09. 日本の親父 昭和の親父(
10. 記念日(マボロシ)
11. Magic Hour(
12. ちょうどいい(RHYMESTER)
13. This Y'all, That Y'all(RHYMESTER)
14. パズル
<アンコール>
15. Headphone Girl
16. 闇夜のホタル(日野皓正)
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Y o U🌟よう @_tackwan
Magic Hour初めてやった時かな?豪華なライブ!思えば定期的にはこういう豪華なのやってるね。
多彩ゲストが“さかいゆうといっしょ”に奏でた興奮の一夜 https://t.co/wrJZtzaUiQ