この日講師に招かれたのは「躍動」というテーマでビジュアル作品を作り続けているイラストレーターの山下良平。彼は雑誌「Tarzan」のカバーイラストやスポーツブランド「NIKE」のビジュアルを手がけているほか、「SUMMER SONIC」や「LOUD PARK」など音楽フェスの会場で、ライブペイントのパフォーマンスも行っている。今回さくら学院は山下による「ライブペイント」をテーマにした授業を受講。1時限目では菊地最愛、野津友那乃、大賀咲希、白井沙樹、山出愛子、2時限目では水野由結、田口華、磯野莉音、倉島颯良、岡田愛が“卒業制作”として、ライブペイントを行った。
まず山下の作品やライブペイントのやり方を学んだ生徒たちは、ウォーミングアップとして「アート伝言ゲーム」に挑戦。このゲームは5人が横1列に並び、一番左の人だけに知らされるお題を右隣の人へとイラストで伝えていくというもので、アンカーの人がお題を当てられればクリアとなる。1時限目は「自由の女神」と「ジバニャン」、2時限目は「スフィンクス」とアミューズのキャラクター「ミミー」がお題に。各時限ともに生徒たちは大奮闘したものの残念ながら全員正解には至らず。しかし2時限目のお題「スフィンクス」のみ参加者全員に「エジプト」という共通のキーワードが浮かんだことが評価され、客席の父兄から大きな拍手が送られた。
続いて生徒たちは「アートの発想」を学ぶために、音から得たインスピレーションをイラスト化するというトレーニングに臨む。ここでは「バシャーン」「ビヨヨーン」という効果音から生徒たちが得たイメージを思い思いにスケッチブックへと描いた。正解がないこのトレーニングでは山下が生徒たちのイラストを吟味し、それぞれの魅力を口にする。生徒たちは山下の評価にうんうんと頷き、満足そうな表情を浮かべた。
授業の最後ではいよいよライブペイントの実践へ。まずはお手本として、山下が桜色の黒板のイラストの上に起点となる絵をその場で描く。そして生徒たちは3月4日にリリースする2nd DVDシングルの楽曲「仰げば尊し ~from さくら学院 2014~」のリズムに合わせて思うがままに刷毛やローラー、自身の手などでイラストに着色し、カラフルな作品を完成させた。
“躍動感”を大事にしつつ、丁寧に着色していった1時限目のメンバーに対して、2時限目のメンバーは顔に絵の具がついてしまうほどに激しく動きながらペイント。1時限目と2時限目の両方を見守っていた担任の森ハヤシは、1時限目で菊地が「お客さんを意識できなかった」と反省し、白井が「今度は10人で1つの絵を完成させてみたいなって思いました」と語っていたが、1時限目の出席者が2時限目の出席者にアドバイスをし、それを受けて完成した2時限目メンバーによる作品は“10人の力が結集された作品”になったとこの日の授業を総括した。
さくら学院は3月8日に東京・ららぽーと豊洲 シーサイドデッキメインステージにてフリーライブを開催。当日に特設ブースで「仰げば尊し ~from さくら学院 2014~」を購入した人には、優先観覧エリア入場券および「直筆サイン入りメンバーパネルが当たるスピ-ドクジ」の特典が付与される。整列開始時刻などの詳細はさくら学院のオフィシャルサイトにて確認を。
さくら学院「仰げば尊し ~from さくら学院 2014~」発売記念フリーライブ
2015年3月8日(日)東京都 ららぽーと豊洲 シーサイドデッキメインステージ
[1回目]OPEN 12:10 / START 12:30
[2回目]OPEN 14:40 / START 15:00
関連商品
リンク
- イラストレーター 山下良平 - illustmaster.com
- さくら学院
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
みねわきファクトリー(拳) @mine_ik
さくら学院、アートの授業で“10人の力を結集”した卒業制作 - 音楽ナタリー http://t.co/HYVpas6iFl