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7時間半完遂!乃木坂46“3歳”記念日祝った西武ドーム全曲ライブ

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乃木坂46

乃木坂46

乃木坂46が昨日2月22日に埼玉・西武ドームにてワンマンライブ「乃木坂46 3rd YEAR BIRTHDAY LIVE」を実施した。

このライブは2012年の2月22日に1stシングル「ぐるぐるカーテン」を発表した彼女たちのデビュー3周年を祝うもの。3年の間にリリースされた全楽曲に新曲「命は美しい」を加えた68曲が披露されるという趣向で、乃木坂メンバーの39人は約7時間30分にも及ぶライブを全力疾走で駆け抜けた。

会場の西武ドームにはグループ史上最大の動員となった3万8000人が集結。開演前には野球のスターティングメンバー発表ふうの映像でメンバー紹介が行われ、ファンのボルテージが高まっていく。そして舞台はデビュー曲「ぐるぐるカーテン」で幕開け。会場にイントロが鳴り響くと、メインステージに設置された大きな3段重ねのケーキのセットの中からメンバーが勢いよく登場した。先頭を切って現れた生駒里奈は「皆さん、3歳の誕生日を一緒にお祝いしましょう!」と呼びかけ。彼女たちは花道を駆け抜け、センターステージで円になってこの曲を披露した。続く「会いたかったかもしれない」では生駒の「西武ドーム、熱くなれー!」という煽りを合図にメンバーが四方に伸びた花道に飛び出し、ファンと目線を交わしながら熱いパフォーマンスを展開する。最初のMCでは高山一実が「西武ドーム、アメイジング!」と持ちネタをハイテンションに絶叫し、桜井玲香は「ここで気合を。西武ドーム、盛り上がっていけるかー!」とファンを鼓舞した。

この日のライブは各シングルおよび1stアルバムに新録された楽曲を1つのブロックとしたセットリストで進行し、各ブロックの合間には乃木坂46にまつわる言葉とその意味を紹介する「乃木坂辞典 第3版」というVTRコーナーが展開された。「5月2日」という言葉が紹介されると、この日が発売日の2ndシングル「おいでシャンプー」のブロックがスタート。生駒のソロ曲「水玉模様」ではセンターステージがせり上がり、高い場所から澄んだ歌声を届けた彼女は曲を終えると「緊張したー!」と照れ笑いを浮かべた。

3rdシングル表題曲「走れ!Bicycle」では歌唱メンバーが自転車に乗ってフィールドに登場。冷たい風を切りながらペダルを漕ぎ、ファンと同じ目線で笑顔を届けた。4thシングル「制服のマネキン」のブロックの前にはこのシングルで復帰した秋元真夏の名前が乃木坂辞典に登場し、映像のナレーションでは秋元の“対義語”として紹介された「黒石麻衣」こと白石麻衣から「真夏、頭大きいよ! 一緒にがんばろ!」と辛口なメッセージが送られる。生駒の「3年経って、私たちもこれくらい踊れるようになりました」という言葉からスタートした「制服のマネキン」ではメンバーのソロダンスがフィーチャーされ、一方では激しく、一方では妖艶にとそれぞれの個性が発揮される彼女たちの舞いにファンは熱狂した。MCでは秋元がマイクを握り「皆さんありがとう! 4枚目にしてやっと登場しました!」と自己紹介。白石と高山のユニット・WHITE HIGHによる「渋谷ブルース」では2人が曲の最後の歌詞を「乃木坂3年、おめでとう」と替えて歌い、観客と喜びを共有した。

「君の名は希望」のブロックを経てステージは一旦休憩に。しかし休憩時間にはサプライズが用意されており、舞台には生田絵梨花と松村沙友理によるからあげ姉妹が姿を見せた。からあげ姉妹は10thシングル特典DVDに収録の個人PVに登場したユニットで、舞台でパフォーマンスを披露するのは今回が初めて。シュールなダンスで「食物連鎖」を歌う2人に、オーディエンスは歓声を上げた。松村は「私たち、孤独兄弟の公式ライバルです!」と、「孤独兄弟」を歌う白石と橋本奈々未にライバル宣言。生田は「からあげ大好きって気持ちだけは負けないよね。まさか3万人の前でからあげ姉妹ができるなんて思いませんでした」と感想を語り、ファンと一緒に振り付けに登場する“からあげポーズ”を決めた。続けて舞台には氣志團との対バンライブの際に結成されたメンバー内バンド・乃木團が登場。能條愛未(Vo)が「みんなトイレに行ってる場合じゃねえぞー!」とステージに注目を集め、中元日芽香(Vo)も「西武ドーム盛り上がってるかー!」とファンを煽る。彼女たちは「ぐるぐるカーテン」と氣志團「One Night Carnival」を生演奏で披露し、会場に熱い盛り上がりを生み出した。

6thシングルのブロックは白石の「2013年の夏は私にとって忘れることのできない夏でした。初めてのセンターで今まで味わったことのないプレッシャーを感じたからこそ、この曲を聴くと今でも勇気が湧いてきます」という語りから始まった。彼女は「西武ドーム! いっくよー!」と絶叫し「ガールズルール」を元気にパフォーマンス。「人間という楽器」ではメンバーがトロッコに乗ってスタンドを周り、カラーボールを次々と客席へ投げ入れる。7thシングル表題曲「バレッタ」ではこの曲で初めてセンターを務めた2期生・堀未央奈がセンターステージから1人花道を歌い歩いた。彼女の向かう先のメインステージでは、ほかの選抜メンバーが堀を迎えるように中央の立ち位置を空けてパフォーマンスを行っており、この演出にファンは熱いまなざしを注いでいた。

なおこの日のライブでは多数のサプライズ発表が行われ、その1つとしてアンダーライブの3rdシーズンが4月14~19日に東京・Zeppブルーシアター六本木で開催されることが明らかになった。「生まれたままで」を歌い終えると井上小百合は「アンダーライブ決定しました! それもこれも皆さんのおかげです」とファンに感謝。このMCでは2月20日に誕生日を迎えた伊藤万理華を会場中が祝福するシーンもあり、伊藤は「19歳になりました! 来年には20歳だし、私本当に大人になりたいんですよ」と思いを語った。

8thシングル「気づいたら片想い」のブロック後に設けられた2回目の休憩時間にも、メンバーはファンを楽しませる仕掛けを用意。ここではステージの花道をランウェイに見立て、ファッション誌の専属モデルを務めるメンバー5人によるファッションショーが行われた。白石、橋本、松村、齋藤飛鳥、西野七瀬はそれぞれの所属する雑誌のイメージを体現したルックでウォーキングを披露。すると最後にモデルとしての所属先を募集中という川後陽菜もステージに現れる。彼女は「こういう企画があるなら私も呼んでよ!」と訴え、混乱する5人をよそに「2015年は6人でモデルとしてがんばっていくので、よろしくお願いします!」とコーナーを締めくくった。

日はすっかり傾き、会場に漂う空気は一段と冷たさを増していく。30分の休憩を経てステージは第3部に突入。休憩中にセンターステージを覆っていた幕が落とされると、ケーキを模した3段の舞台にメンバーが勢ぞろいしていた。ここで初めて姿を見せたのは松井玲奈。彼女は「今から9枚目のシングルのゾーンですが、ここでメンバーが全員そろいました。なので、乃木坂46の3歳の誕生日を、ここで皆さんとお祝いしたいと思います」と語りかける。会場には「Happy Birthday to You」が流れ、39人と3万8000人による大合唱が響き渡った。桜井の口からは2月22日が「乃木坂46の日」として日本記念日協会から認定されたことが発表される。生駒はこれに「乃木坂も歴史に何かを残すことができたのかな」と語った。そして西野が指揮を取り「2月だって寒くないぞー! 冬だけど、やっちゃおう!」と叫ぶと「夏のFree&Easy」がスタート。彼女たちは勢いよくコートを脱ぎ去ってノースリーブのワンピース姿になり、白い息を弾ませながらパワフルに歌い踊った。

9thシングルのブロックの後には1stアルバム「透明な色」のパートが展開された。生田は「あなたのために弾きたい」を弾き語りで披露し、「なぞの落書き」から「誰かは味方」への転換では堀、齋藤、星野みなみが桜井、衛藤美彩、若月佑美に早替わりするマジックで歌唱メンバーが入れ替わった。「傾斜する」では「こじ坂46」センターの小嶋陽菜(AKB48)がサプライズ登場。彼女は「乃木坂46、3周年おめでとうございます! ただ今の気温は2度! 盛り上がっていきましょうー」と言ってこの曲を歌い、パフォーマンス後には「言いたいことはあるんですけど、寒いの苦手なんでもう帰ります」と客席にカイロを投げ入れながら早々に退場するマイペースぶりでオーディエンスを沸かせた。そしてステージは最後の「何度目の青空か?」のブロックに。スポットを浴びた生田は「いつもならあっという間に過ぎるライブだけど、今日は長かったですよね」とファンを労う。続けて彼女は「乃木坂にはつらいとき……“雨や風”のときもいっぱいありました。けれどそのたびにみんなで前を向いてやってきました。これからも、どんなことがあっても向かう先には“青空”があると信じてがんばっていきます」と決意表明した。そして本編のラストナンバーとなったこの表題曲ではファンからメンバーへのプレゼントとして、彼女たちに内緒で用意された無数の青いジェット風船が大サビと同時に宙を舞った。この光景を見た生田や生駒、秋元の目には涙が浮かぶ。曲を終えステージに1人残った生田は「皆さん、今日は3歳のバースデーを一緒にお祝いしてくださりありがとうございました! 乃木坂46は止まることなく上り続けていきます!」と感謝を伝えて舞台を去った。

客席が一体となった「乃木坂46!」コールを受けてスタートしたアンコールは「ハウス!」で幕を開け、トロッコでスタンドを周ったメンバーはそれぞれにファンとコミュニケーションをとる。1人パーカーを脱いだTシャツ姿の松井は「持ってるエネルギーを全部出したらめちゃくちゃ暑いんです!」と笑顔を弾けさせた。橋本はライブを振り返り「自分は神宮球場のライブに参加できなくて、こういう大きな規模のステージは初めてでした。一緒に神宮を越えられなかったことが遅れのように感じていたから、今日みんなと一緒に完走できてよかったです」と思いを語った。ここで数々のサプライズ発表が行われ、春に上演が予定されていた「16人のプリンシパル」が秋に延期されたこと、その代わりに乃木坂メンバー出演の新舞台の上演が決まったこと、研究生6人の正規メンバー昇格、“乃木坂46新プロジェクトメンバー1期生”の募集が行われることが明らかに。また先日卒業を発表した畠中清羅がマイクを握り「卒業発表はしましたが、私はずっと乃木坂が大好きです!」と挨拶した。アンコールも終盤に差し掛かり、新曲「命は美しい」が初披露される。センターの西野は「今回の楽曲はダンスが激しい。これからもライブではハンドマイクではなく、ヘッドセットを使って本気で踊ります」と話してキレのあるステージングを見せた。最後に歌われたのは1stシングル収録の「乃木坂の詩」。白昼に披露されたときは目立たなかった紫のペンライトの光が色濃く客席を染め上げる中、メンバーは温かなまなざしでファンを見つめて笑顔をこぼす。会場には大合唱の歌声が響き渡り、生駒は「1日ありがとう、お疲れ様! 大好きだー!!」と声を振り絞った。

乃木坂46「乃木坂46 3rd YEAR BIRTHDAY LIVE」
2015年2月22日 西武ドーム セットリスト

01. ぐるぐるカーテン
02. 会いたかったかもしれない
03. 左胸の勇気
04. 白い雲にのって
05. 乃木坂の詩
06. 失いたくないから
-VTR-
07. おいでシャンプー
08. ハウス!
09. 心の薬
10. 狼に口笛を
11. 水玉模様
12. 偶然を言い訳にして
-VTR-
13. 走れ!Bicycle
14. 人はなぜ走るのか?
15. 海流の島よ
16. 涙がまだ悲しみだった頃
17. せっかちなかたつむり
18. 音が出ないギター
-VTR-
19. 制服のマネキン
20. 指望遠鏡
21. やさしさなら間に合ってる
22. ここじゃないどこか
23. 春のメロディー
24. 渋谷ブルース
-VTR-
25. 君の名は希望
26. ロマンティックいか焼き
27. シャキイズム
28. サイコキネシスの可能性
29. でこぴん
30. 13日の金曜日
-休憩-
・食物連鎖 / からあげ姉妹(生田絵梨花、松村沙友理)
・ぐるぐるカーテン / 乃木團(中元日芽香[Vo]、能條愛未[Vo]、齋藤飛鳥[Dr]、中田花奈[B]、永島聖羅[Key]、深川麻衣[G]、川村真洋[G])
・One Night Carnival / 乃木團
-VTR-
31. ガールズルール
32. 人間という楽器
33. コウモリよ
34. 世界で一番 孤独なLover
35. 扇風機
36. 他の星から
-VTR-
37. バレッタ
38. 私のために 誰かのために
39. やさしさとは
40. 初恋の人を今でも
41. 月の大きさ
42. そんなバカな…
-VTR-
43. 気づいたら片想い
44. 吐息のメソッド
45. 生まれたままで
46. 孤独兄弟
47. ダンケシェーン
48. ロマンスのスタート
-休憩-
・ファッションショー(白石麻衣、齋藤飛鳥、西野七瀬、橋本奈々未、松村沙友理、川後陽菜)
-VTR-
49. 夏のFree&Easy
50. 何もできずにそばにいる
51. ここにいる理由
52. その先の出口
53. 無口なライオン
54. 僕が行かなきゃ誰が行くんだ?
55. あなたのために弾きたい
56. 自由の彼方
57. 僕がいる場所
58. なぞの落書き
59. 誰かは味方
60. 革命の馬
61. 傾斜する
62. ひとりよがり
-VTR-
63. 転がった鐘を鳴らせ!
64. Tender days
65. 遠回りの愛情
66. 私、起きる。
67. あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
68. 何度目の青空か?
<アンコール>
69. ハウス!
70. 会いたかったかもしれない
71. 13日の金曜日
-VTR-
72. 命は美しい
73. 乃木坂の詩

乃木坂46 アンダーライブ サード・シーズン

2015年4月14日(火)~19日(日)東京都 Zeppブルーシアター六本木
※全8公演

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