MANNISH BOYS、初単独ツアーZeppで完遂

MANNISH BOYSが「GO! GO! MANNISH BOYS!!! 2014ワンマンツアー!!!」の最終公演を昨日10月29日に東京・Zepp Tokyoにて開催した。

MANNISH BOYSにとって初のワンマンツアーとなった「GO! GO! MANNISH BOYS!!! 2014ワンマンツアー!!!」。彼らは9月にリリースされた2ndアルバム「Mu? Mu? Mu? MANNISH BOYS!!!」を携え全国13都市14会場で熱いライブを繰り広げた。ツアーファイナルとなったこの日、雨が降る音がSEとして流れ、斉藤和義（Vo, G）とサポートメンバーの堀江博久（B, Key）がステージに現れる。斉藤がドラムセットに腰を下ろしておもむろに叩き始めると、中村達也（Vo, Dr）が傘をさしながら登場。そして、ポエトリーリーディングから始まる「本を捨てるなら雨降りの日に」でライブはスタートした。

出だしから一気に自らの世界観に観客を引き込んだ彼らは、疾走感あふれるロックナンバー「GS750」や、ザ・クロマニヨンズへのオマージュともいうべきパンクチューン「GO! GO! Cherry Boy!」などを投下して会場の熱気を高めていく。その勢いのまま「いとしのジェニー」「ボンクラゲ」とアルバム収録曲を立て続けに披露。また「カーニヴァル」では絶妙な掛け合いでオーディエンスを魅了した。

ライブ中盤、彼らは「The time has come」で不穏なムードをもたらし、「Oh Amy」「DIRTY BUNNY」などサイケデリックなサウンドでフロアを包み込む。2人がセッションを繰り広げる中、ステージ後方にはそのシルエットが大きく映し出され、妖しい雰囲気を醸し出していた。

その後、斉藤が中村に「Are you Dandy?」と聞き、中村が「Of course, I am Dandy!」と応えたのを合図に「I am Dandy」が披露され、ライブはクライマックスへ。2人は攻撃的なロックナンバー「CRAZY NURSE」「Mach Venus」を連投し、「週末のファンファーレ」では「We will win」というシンガロングを巻き起こしてフロアの一体感を演出する。そして「MANNISH BOYSのテーマ」で会場の一体感をさらなるものにして、本編は終了した。

アンコールは斉藤のギターカッティングと中村のパワフルなドラムが絡み合う「Dark is easy」で始まり、幻想的な「SWEET LITTLE MOON CHILD」へと続く。そして斉藤は「初のワンマンツアーでしたけど楽しかったです」と短く語り、「来年また達っつぁんのアニバーサリーがあるんで」と言って中村に水を向ける。来年1月4日に50歳を迎える中村は「MANNISH BOYSだけじゃなくてこっちも振り向いてください」とコメントしてオーディエンスの笑いを誘った。最後に彼らは「ざまみふぁそらしど」を軽快にプレイし終えると、ステージ上で抱き合い、初のワンマンツアーの幕を閉じた。

なおこの公演の模様は、2015年1月10日（土）にフジテレビNEXTおよびフジテレビNEXTsmartにて放送される。