04 Limited Sazabys、熱狂の初東京ワンマン

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04 Limited Sazabysが10月5日に東京・TSUTAYA O-WESTにて東名阪ツアー「YON Release Party」の東京公演を実施した。

04 Limited Sazabys(撮影:白石達也)

04 Limited Sazabys(撮影:白石達也)

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「YON Release Party」は彼らが9月に1stシングル「YON」をリリースしたことを記念して開催したもの。東名阪にて計3公演が行われ、全会場ソールドアウトした。この日の東京は、台風18号の接近に伴いあいにくの雨模様だったが、会場には大勢のファンが詰めかけ超満員でのワンマンライブとなった。

RYU-TA(G, Cho)(撮影:白石達也)

RYU-TA(G, Cho)(撮影:白石達也)[拡大]

大歓声に迎えられた4人は、笑顔でステージに登場。ひと呼吸置くと一斉に音を鳴らし、「YON」の1曲目「swim」でライブの口火を切った。RYU-TA(G, Cho)が「オイオイ」と掛け声を煽り、観客は掛け声やモッシュ、ダイブでそれに応える。会場にはバンドによる疾走感溢れるサウンドと、GEN(B, Vo)のハイトーンボイスがいっぱいに広がる。続けてGENが「東京起きてんの?」と焚きつけ、バンドは「nem…」「ghost」で会場の温度を上昇させた。

GEN(B, Vo)(撮影:白石達也)

GEN(B, Vo)(撮影:白石達也)[拡大]

4曲を演奏したところでGENは満員のフロアを見渡し、「東京での初めてのワンマン。ちゃんと人間がぎっしりうまってて安堵」とうれしそうに胸の内を明かす。そして「今日は286曲くらいやるから」と冗談を交えて意気込みを語った。その後バンドは「Remember」「No way」「Wednesday」など新旧織り交ぜた楽曲を次々と投下。キャチーなサウンドに乗せ、ユニークな日本語詞と英語詞を自在に操る。「懐かしい曲やるよ」という紹介から披露された、1stミニアルバム「Marking all!!!」収録曲の「Standing here」では、初期曲でありながら曲中に「Let's Go!」という盛大な掛け声が発生し、メンバーはうれしそうに笑顔を見せた。また「No way」ではRYU-TAが会場のTSUTAYA O-WESTにちなんで「Tポイント、貯めようか」というユーモアあふれるなコール&レスポンスを繰り出し笑いを誘った。

中盤、GENがベースを置くと突如「私物プレゼント」のコーナーがスタートする。この企画は、RYU-TAが中学生のときに作った「X」と書かれたオルゴールや、KOUHEI(Dr, Cho)が「monolith」のPV撮影時に着用していたパーカー、ミスプリントされたバンドのTシャツなどメンバーやバンドの貴重な品々をファンにプレゼントするというもの。それぞれの品物の紹介から、抽選代わりのカラーボールの投げ入れまで、終始和気あいあいとした雰囲気が場内を満たした。

HIROKAZ(G)(撮影:白石達也)

HIROKAZ(G)(撮影:白石達也)[拡大]

KOUHEI(Dr, Cho)(撮影:白石達也)

KOUHEI(Dr, Cho)(撮影:白石達也)[拡大]

後半戦はワンマンでしか披露されないというレア楽曲「758」からスタート。4人はショートチューンで一気に観客をヒートアップさせ、即座に「Now here, No where」を畳み掛ける。HIROKAZ(G)は激しく動き回り、KOUHEIは体を大きく動かしキレのあるリズムをパワフルかつ丁寧に操る。さらにGENが「もう1回懐かしい曲やります。東京の友達に幸あれ」と告げ、ポップナンバー「bless you」を力強く届けた。MCでGENは、苦手だった東京にも友達が増えてちょっと好きになってきたと素直な思いを告白する。そして話を続けるように歌い始め「bless you」へつなげる。GENは強く握った拳を前に出し、ひときわ高音のメロディを切なげに歌唱した。「Lost my way」ではKOUHEIが手数の多いドラミングで観客を魅了し、「imaginary」ではHIROKAZがつんざくようなギターソロを聴かせた。

GENが「皆さんのおかげでちょっとずつ夢が叶ってるような気がします。不安になることもあるけど、今日のこの絵を見てる限り、大丈夫そうです。何も怖くないです」と真摯にファンへの思いを口にする。続けて「みんなに今日のことを忘れてほしくない」と心情を吐露し、感傷的に「hello」を歌い上げた。さらに天を仰ぎ顔の前で両手を握り合わせ、「僕たちと出会ってくれてありがとうございます」と噛みしめるように語ると「monolith」へ。GENは両足を大きく開き前かがみでベースを奏で、HIROKAZとRYU-TAは左右の台でギターをかき鳴らす。バンドは感情を吐き出すように全身でラストナンバーを演奏し、清々しい表情を見せた。

04 Limited Sazabys「YON Release Party」東京・TSUTAYA O-WEST公演の様子。(撮影:白石達也)

04 Limited Sazabys「YON Release Party」東京・TSUTAYA O-WEST公演の様子。(撮影:白石達也)[拡大]

アンコールで再び登場した4人は「髪切った?」と和やかに会話をする。するとGENが「僕たちは名古屋で活動しているインディーズバンドマンです」と切り出し、「ずっとライブハウスで活動していきたいし、ライブバンドとしてブレずにやっていきたいので、ときどき確かめに来てください」と熱弁。さらに「一緒にいるこの時間をこぼさず、ぎゅっと閉じ込めて持って帰ってほしいです」と続け、HIROKAZの奏でるアルペジオとともに「buster call」を歌い始める。GENのボーカルにあわせ会場からは盛大なシンガロングが巻き起こり感動的なムードに。そしてバンドはたっぷりためたあと、高速のツービートで一気に場内を熱狂させる。4人は大盛り上がりのフロアを観てうれしそうに顔をほころばせた。最後にGENが「本当にいい時間をありがとうございました!」と言い放ち、約2時間におよぶワンマンライブを大団円のうちに締めくくった。

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04 Limited Sazabys「YON Release Party」
2014年10月5日 TSUTAYA O-WEST セットリスト

01. swim
02. nem…
03. ghost
04. Do it Do it
05. Remember
06. Any
07. Standing here
08. No way
09. Chicken race
10. compact karma
11. Wednesday
12. MONSTER
13. 758
14. Now here, No where
15. Touch your shape
16. bless you
17. glass hopper
18. Lost my way
19. imaginary
20. labyrinth
21. hello
22. midnight cruising
23. monolith
<アンコール>
24. buster call

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mol💡 @mooz915

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