「ドリカムの夕べ」は、通常のツアーではなかなか行くことができない町で演奏をするというコンセプトのイベント。1996年に山形で初めて行われ、これまで北海道、大分、島根、徳島、沖縄、秋田、鹿児島、福島、岩手で開催されている。ドリカムにとって約3年ぶりの沖縄ライブとなった今回は、地元のエイサー集団「琉球國祭り太鼓」とのコラボレーションが実現した。
心地よい風が吹き始めた夕暮れどき、腹に響く琉球太鼓の音が会場に響きわたる。琉球國祭り太鼓のメンバー総勢40名によるエイサーの代表曲「ミルクムナリ」で公演の幕が開いた。ステージに登場した吉田美和は「みんなの顔見たらもう……うれしくて……琉球国祭り太鼓のエイサーも最高だった。でーじ泣いたさ」と感極まって涙顔。しかし「ツアーではどこもやってないスペシャルなメニューを持ってきたよ。宜野湾の空の下でみんなではじけまくるからね!」と宣言し、場内のボルテージを一気に上昇させた。
その後バンドは、最新アルバム「ATTACK25」から「ONE LAST DANCE, STILL IN A TRANCE」「愛がたどりつく場所」「AGAIN」などをたっぷりと披露。本編が終わる頃にはすっかり夜になり、客席の鮮やかなサイリウムの光が宜野湾の夜を彩っていた。
アンコールを待つオーディエンスからは、沖縄らしく「イーヤーサッサー、アーイヤー」の大合唱が沸き起こり、それに呼応するように中村正人と吉田も「イーヤーサッサー、アーイヤー」というかけ声でステージに再登場。“スペシャルメニュー”の「うれしい!たのしい!大好き!」、そして「まだ行くよ!」のあとに続いた「決戦は金曜日」で会場の熱気は最高潮に達した。さらに中村の「最後はこれだあ!!」という合図で始まったのは、三振の速弾き・カチャーシーの代表曲と言える沖縄民謡「唐船(とうしん)どーい」。この曲を琉球國祭り太鼓とともに演奏すると、吉田と中村も太鼓に合わせて楽しそうに踊り、3500人の観客を魅了した。
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たびらい沖縄 @TabiraiOkinawa
“ドリカムの夕べ”沖縄でエイサー集団とコラボ - 音楽ナタリー http://t.co/20pF3RDNYv
屋外なので、ドリカムとエイサーと夕日が最高でした~♪