ドロシーの単独公演としては最大規模の会場ということでメンバーは不安な気持ちを抱えたままライブ当日を迎えたが、会場には後方まで埋め尽くすほどのファンが集結。彼女たちはこの夏の集大成として磨きをかけてきたパフォーマンスを大勢のオーディエンスに見せようと、直前まで振りの確認などを行い本番を待った。
そしてライブはロック調の新曲「Breaking through」からスタート。新衣装を身にまとい1曲目からキレのあるダンスを見せつけたメンバーは、続く「CLAP! CLAP! CLAP!」で「皆さん! 今日は一緒に楽しんでいきましょう!」と叫びオーディエンスを煽りながらフロアを盛り上げていった。
最初のMCではリーダーの白戸佳奈が「ドロシーのZepp DiverCity TOKYOワンマンライブにようこそ!」と改めて挨拶。続けて白戸は「この日をすごい楽しみにしてきました。最後までよろしくお願いします!」とあふれる気持ちを吐露し、早々にライブを再開させる。
ライブ前半から中盤にかけては「諦めないで」や「Life goes on」「ASIAN STONE」といった彼女たちの持ち味でもあるダンスが映えるナンバーを中心に構成。さらに新曲「インマイライフ・フォーマイライフ」「週末だけのロミオとジュリエット」の2曲を初披露し大歓声に包まれた。この新曲は11月19日にリリースされるミニアルバムに収録されることが伝えられ、さらにこのミニアルバムを引っさげて12月に「Dorothy Little Happy Winter Live Tour 2014」と題したツアーを開催することが発表された。
ライブ前半は「ストーリー」で締めくくられ、曲の終わりでメンバーがステージから退場すると彼女たちと入れ替わるようにバックバンドのメンバーが登場。そして衣装チェンジしたメンバーが現れると、ライブ後半は「ソウル17」からバンド演奏に乗せてライブを再開させた。このバンドセクションはファンからのリクエストをもとにセットリストが組まれており、「COLD BLUE」「STARTING OVER」「恋をしてるの きっと」といったナンバーがバンド演奏で次々と披露され、ライブ前半とはまた違ったドロシーの魅力をファンに届けていった。
そして「恋の花火」歌唱後、ステージが突然暗転し舞台袖からバースデーケーキが登場。これは秋元瑠海の18歳の誕生日を祝うために用意されたもので、あわせてファン有志から花束とアルバムも贈られた。突然のことに驚きの表情を見せる秋元は「18歳になるということで、しっかりした大人になれるようにがんばります。これからも秋元瑠海をよろしくお願いします」と感謝の言葉を述べ、続けざまに秋元がリードボーカルを務める「恋は走りだした」を歌唱。涙ぐみながらも熱唱する秋元に対してファンはこの日最大の声援を送り、秋元のために用意されたサイリウムを灯して彼女を盛大に祝った。
そしてライブ終盤、「nerve」や「2 the sky」でフロアの熱気を爆発させたメンバーは、この日の感謝の気持ちを1人ずつ語り出す。まず高橋麻里は「このステージに立てるまで何ができるかと考えたときに、いろんなステージでもっと私たちらしさを磨くことだなって思って、この夏がんばってきました。今日、またこんなに大きなステージでドロシーとしてチャレンジすることができて、私はステージで歌うことが大好きなんだと改めて実感させていただきました!」と伝える。続いて早坂香美は「9月6日をドロシーのためにくださってありがとうございます。こんなに多くの皆さんの前で歌うことができて本当に幸せです。皆さんにもっともっと期待してもらえるドロシーになれるように、これからも努力していきます」と決意を言葉にした。
そして秋元瑠海は「ここまで来るのに、すごく時間がかかってしまいました。ですが私たちらしくちゃんとここに立てていると思います。これからも時間はかかってしまうかもしれませんが、私たちは私たちらしく私たちの道を歩いていくので、ちょっと長い道になると思いますが、これからも応援よろしくお願いします」と思いを告げた。富永美杜は「私は今日のこのステージをずっとずっと楽しみにしてきましたが不安もあり、胸が締め付けられる思いもありました。でもこのステージに立ってみて私の心の中は、今、幸せでいっぱいです。それはここにいる皆さんのおかげです。本当にいつもありがとうございます!」と笑顔で感謝の言葉を述べファンからの大歓声に包まれた。最後に白戸は「正直まだちょっとこの光景が信じられなくて。これだけの皆さんが私たちの歌を聴きに来てくれてるんだなって思うと本当にうれしいです。今回はバンドや新曲を披露させてもらったりして、今日でまた1歩ドロシーが成長できてたらいいなと思います。冬のツアーも発表されたのでこれからもがんばっていきます!」と改めて気合いを入れ直し、続けて白戸は「最後に皆さんとひとつになりたいと思います」と述べ、代表曲「デモサヨナラ」を歌唱。メンバーはフロアを揺らすほどのコール&レスポンスでオーディエンスとの一体感を演出し、熱気に包まれたままライブ本編を終えた。
アンコールを受けて再び登場したメンバーは「ジャンプ!」を熱唱。白戸は「ここでライブができて幸せです。ドロシーが結成されたとき、こんなに大きな会場でライブができるなんて想像もできませんでした。でも今日、こんなに素敵なライブができたのはスタッフさんやいつも応援してくれるファンの皆さんのおかげです。でも私たちはまだここで満足したくないので、これからももっともっと5人でがんばっていきます!」と改めて感謝の言葉と決意を述べ、大きな拍手を浴びる。そしてメンバーは最後に新曲のバラード「それは小さな空だった」をしっとりと歌い上げ、大歓声に包まれながらこの日のライブを締めくくった。
なおナタリーでは終演後、白戸佳奈にこの日のライブの感想を聞いた。
白戸佳奈コメント
あっという間でビックリです。でも本当に楽しかったライブでした。いつも対バンのライブで見ていた景色が、ドロシーのファンの方で後ろまで埋まっていて。あとるうの生誕のときにサイリウムの光がきれいで、私の生誕じゃないけどテンション上がりました(笑)。
今日新曲を4曲披露しました。これからのドロシーに期待してほしいと思って歌ったんですけど、ちょっと失敗してしまったところもあって悔しかったです。課題もありつつもっとレベルアップしていく気持ちが皆さんに伝わっていればうれしいです。
この夏、いろんなライブに出演させていただいてその集大成のライブが今日でした。新しいことにチャレンジもしてやる気がメラメラと燃え上ってきたので、これからもがんばっていきたいです。冬のツアーの最後は去年と同じ日に同じ川崎なので、去年よりレベルアップしたライブを披露したいと思います。年末はドロシーと一緒に過ごしてください!
premium Live 2014 at Zepp DiverCity TOKYO
2014年9月6日 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト
01. Breaking through
02. CLAP! CLAP! CLAP!
03. インマイライフ・フォーマイライフ
04. どこか連れていって
05. 諦めないで
06. Life goes on
07. 風よはやく
08. ASIAN STONE
09. 週末だけのロミオとジュリエット
10. ストーリー
11. ソウル17
12. COLD BLUE
13. STARTING OVER
14. 恋をしてるの きっと
15. 恋の花火
16. 恋は走りだした
17. colorful life
18. nerve
19. 2 the sky
20. デモサヨナラ
<アンコール>
21. ジャンプ!
22. それは小さな空だった
Dorothy Little Happy Winter Live Tour 2014
2014年12月6日(土)千葉県 柏PALOOZA
2014年12月7日(日)愛知県 ElectricLadyLand
2014年12月13日(土)京都府 KYOTO MUSE
2014年12月14日(日)大阪府 OSAKA MUSE
2014年12月21日(日)宮城県 Rensa
2014年12月30日(火)神奈川県 CLUB CITTA'
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