今年1月3日の東京・日本武道館公演以来、半年ぶりのLiSAの単独公演の会場となったこの日のBLITZには、文字通り立錐の余地もないほどのファン、通称“LiSAッ子”が集結。カーリー・レイ・ジェプセン「Hurt So Good」のリズムに乗って彼女がサポートバンド“らーメンズ”とともにステージに現れると、超満員のBLITZからは大歓声が巻き起こる。
昨年10月発売のアルバム「LANDSPACE」のオープニングを飾る「Canvas boy×Parette Girl」「コズミックジェットコースター」からツアー初日をスタートさせたLiSAは、ピンクのサイリウムの光が埋め尽くす1階フロアと2階席を眺めた彼女は「ここから見る景色は絶景です!」とひと言。「愛と思いやりを大切に、ここにいるみんなで今日1日最高に楽しみましょう!」と「DOCTOR」「ヒトリワラッテ」などアッパーチューンでライブ序盤のステージを一気に駆け抜けるも、中盤では一転。アコースティックセットでのバラード「シロイトイキ」や、モータウンビートが印象的なダンスチューン「アシアトコンパス」など変幻自在のパフォーマンスを披露する。
続くMCは武道館公演を振り返る展開に。自身のマスコットキャラ、カエルのモモコのぬいぐるみを手に、らーメンズメンバーとともに、ときにコミカルに、ときにシリアスにあの日のできごとを語ったLiSAは「みんなとだったら、もっともっとすごい景色が見られるんじゃないかな」「今日がその1日目。最高の未来の1歩です」と高らかに宣言。ギターのフィードバックノイズとLiSAッ子たちの大歓声の中、「もっともっと最高の場所に連れて行くから信じてついてきてよ!」と、最新シングル曲「Rising Hope」を叩き込んだ。
そのまま終盤戦に突入したLiSAは、ライブ定番の大ネタのラッシュを仕掛ける。「say my nameの片想い」ではフロアと一体になってダンスを繰り広げ、「逆光オーケストラ」ではそのフロアとともにタオルを振り回す。そしてエレピの優しい音色をバックに「一緒に汗だくになったりとか、手を挙げたりとか、声を出したりとか、またこうやってみんなに会えたことがうれしいです」と語ると、万雷の拍手の中「僕の言葉で」をプレイして、ステージをあとにした。
熱いアンコールに応えたLiSAは、LiSAッ子のその声に、ライブ本編を振り返りつつ「ドSなセットリストを組んだのにすごいね」と笑顔を見せ、新曲「BRiGHT FLiGHT」をドロップ。この日初披露の楽曲にもかかわらず見事にノってみせるLiSAッ子たちを前に再び「すごいね」「本当に本当に初解禁だからね」と目を丸くしながらも、ピンクとブルーの無数のテープが降り注ぐ中、ラストナンバー「best day, best way」を投下した。
キラーチューンにこの日一番の盛り上がりを見せるLiSAッ子に彼女は、フロア最前列の柵に立ち上がるなどやはりこの日一番のテンションで応えると「いい旅して帰ってくるので、また遊びに来てね!」とツアー初日のステージを熱狂のうちに締めくくった。
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LiSA @LiSA_OLiVE
でらあでぃがどーございますっ!!7月20日の富士急まで駆け抜けますよーっ!!最高に楽しみましょうーっ!!
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