忘れらんねえよ柴田、豪雨の新宿で“童貞偽装”を謝罪する

2014年6月12日 13:51 209 14 音楽ナタリー編集部

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昨日6月11日、忘れらんねえよの柴田隆浩（Vo, G）が「『童貞偽装』問題に関する謝罪会見」を東京・タワーレコード新宿店7階イベントスペースで行った。

バンドのスタッフとともに童貞偽装について謝罪する忘れらんねえよ・柴田隆浩。

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童貞偽装問題について弁明する柴田隆浩。

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「『童貞偽装』問題に関する謝罪会見」の様子。

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柴田は5月25日、非童貞であったにも関わらず、これまで童貞を装っていたことを告白。今週6月9日には謝罪の意を込めてそれまでのパーマヘアをバッサリ。丸坊主になっている。

会見直前、スタッフよりこの日の注意事項がアナウンスされる。その口から会見中に限り、写真や動画の撮影、録音を許可。また会見の模様をハッシュタグ「#ビジネス童貞」を付けてTwitterにツイートしてほしいという柴田の意向が告げられると、大雨の中、集まった、イベントスペースからあふれるほどの“傍聴人”こと、忘れらんねえよファンからは“謝罪会見”らしからぬ笑いが巻き起こった。

柴田が“傍聴人”の前に現れたのは21:00過ぎ。坊主頭にスーツ、そしてティアドロップ型のサングラスという出で立ちで、幻冬舎から祝い花が贈られた“謝罪会見場”に足を踏み入れた柴田はバンドスタッフ2人が待つテーブル前に立つと、神妙な面持ちで「3年前に1回だけスナックのおばちゃんと過ちを犯してしまい、それからずっと童貞を偽装しておりました」「すみませんでした！」と謝罪。怒りが収まらないという体の“傍聴人”たちからの「ふざけんなよ！」「ウソつき！」「責任取れ！」というヤジの中、両脇の2人とともに深々と頭を下げた。

「グラサン外せ！」の声を受けてサングラスを外し、着席すると柴田の態度は一転。満面の笑みで「言ってみりゃこんな茶番に付き合っていただいてありがとうございますっ！」とシャウトする。続けて、キュウソネコカミに代表される後輩のバンドが売れ出したのに対し、踊り場状態にある自身のバンドのありように危機感を覚え、童貞でなかったことを告白しようと決意。みんなに「しょーもねー」と笑ってもらおうとした結果、大きな話題を集めることにはなったものの、事前に5月25日に重大発表がある旨を告知したところ本当に心配してくれるファンが多数いたため、童貞偽装告白ツイートをする指が震えたと語った。そして改めて“傍聴人”に笑顔で感謝の言葉を告げると、「あんたら大好きです。音楽で返すんで」とアコースティックライブをスタートさせる。

改めてサングラスをかけようとして“傍聴人”の「えーっ……」という苦笑を誘った柴田はライブ中の写真・動画の撮影や録音にOKを出して、今度は喜びと驚きの「えーっ！」の声を誘う。その後は彼の独壇場。「北極星」「この高鳴りをなんと呼ぶ」とキラーチューンを2連発したかと思えば、アニメ「はじめの一歩Rising」の主題歌「夜間飛行」のプロトタイプにして、好きな女の子のバースデーパーティに呼ばれなかった挙げ句、なぜか道ばたで全裸で寝るハメになる「Happy birthday! とはいえ俺は誕生会に呼ばれていない」を絶唱。さらに続けてイベント当日発売のミニアルバム「あの娘のメルアド予想する」収録のバラード「運動ができない君へ」をジェントルに歌い上げるなど、硬軟自在のパフォーマンスを繰り広げた。その間、ステージの様子を追うモニタに映った坊主になりたての自分を見ては「マジで誰だ、これ？」と首をひねり、「運動ができない君へ」を熱く歌い上げたあとには「今日はノドが開いてるな。みんなの熱量のおかげだね！」とウソくさい笑顔を浮かべるなど、“らしい”MCを挟むことももちろん忘れていない。

そして“傍聴人”たちのハンドクラップの中「CからはじまるABC」を高らかに歌い、彼らと「忘れらんねえよ」を大合唱したところで柴田の演奏は終了。「ありがとうございました！」と、およそ“謝罪会見”らしからぬセリフを残してステージをあとにした。

なお現在ナタリーでは忘れらんねえよのミニアルバム「あの娘のメルアド予想する」のリリースを記念した特集企画を展開している。