「ロマンティックやなあ！」Fennesz新作を坂本龍一ら絶賛

クリスチャン・フェネスのソロプロジェクト・Fenneszのニューアルバム「Becs」（ベーチュ）発売にあたり、彼と親交のある坂本龍一、高橋幸宏、小山田圭吾（Cornelius）、デイヴィッド・シルヴィアンのコメントがP-VINEのオフィシャルサイトに掲載されている。

「Becs」について坂本龍一は「ロマンティックやなあ！」とコメントしているほか、高橋幸宏は「ただ実験的な音をだすギタリストと言ってしまうとかなりイメージが違うだろう。その複雑で静かな激しさと繊細さ等々…は、本当に彼独自のものだと思う」、小山田圭吾は「美しいノイズのシャワーがいい気持ち！」などそれぞれ賛辞の言葉を述べている。さらにデイヴィッド・シルヴィアンからは楽曲レビューや、クリスチャンの人柄についてのコメントが寄せられており、全文はP-VINEのオフィシャルサイトで読むことができる。

Fenneszはオーストリア・ウィーンを拠点に活動しているエレクトロニカ系アーティスト。これまでに坂本龍一、大友良英、Sachiko M、中村としまるといった日本人アーティストとのコラボ作品を発表しているほか、Yellow Magic Orchestraのライブにサポートアクトとして参加した経験を持つ。「Becs」は4月28日にリリースされるFenneszの通算6枚目となるオリジナルアルバム。アコースティックギターの音色やグリッチノイズなどの叙情的なサウンドで注目を浴びた3rdアルバム「Endless Summer」の流れを汲む作品となっている。

Fennesz「Becs」収録曲

01. Static Kings
02. The Liar
03. Liminality
04. Pallas Athene
05. Becs
06. Sav
07. Paroles
08. Around The World（日本盤ボーナストラック）
※記事中の「Becs」の「e」はアキュートアクセント付きが正式表記