10都市11公演の締めくくりとなるこの日、バンドはアンコール含む全23曲を2時間強にわたって熱演。「メッセンジャーフロム全世界」で勢いよくライブを開始すると、曲の終わりで斎藤宏介(Vo, G)が「ようこそ!」とオーディエンスを歓迎して「23:25」へとつなげる。
その後は「とにかく曲をたくさんぶち込んでいきたいと思っているのでよろしく!」という斎藤の宣言通り、途切れることなく続々と楽曲が披露される。スピード感のある「ピストルギャラクシー」、叙情的なバラード「三月物語」、メロディアスな最新シングル曲「harmonized finale」とさまざまなタイプのナンバーがフロアを魅了していった。そして普段はあまり演奏しないという「さわれない歌」から後半へ。「きみのもとへ」のあとには鈴木貴雄(Dr)がテクニカルなドラムソロをプレイし、田淵智也(B)によるハードなフレーズから「シャンデリア・ワルツ」へなだれこむと、場内には観客の大きな歓声が上がった。
さらに彼らは新曲「徹頭徹尾夜な夜なドライブ」でファンを喜ばせる。最後には「桜のあと(all quartets lead to the?)」の開放的なサウンドを場内に響かせてステージをあとにした。アンコールではひさびさの演奏となった「シュプレヒコール~世界が終わる前に~」を始めとする3曲が届けられ、斎藤の「僕は本当に君たちを誇りに思います!」という熱い言葉でライブは大団円を迎えた。
なお斎藤はポリープ摘出手術のため今後1カ月半にわたって活動を休止する。彼はオフィシャルブログにて、昨年末にポリープを患っていると知ったこと、そのときの心境、今回の全国ツアーへの思いを告白。「この経験で僕は今まで以上に歌を理解した気がします。普通の人ができない経験の真っただ中にいるわけです。本当に変な話ですが、これでますます自分は凄いボーカリストになれるんじゃないかと頭のどこかでワクワクしています」「僕は僕の歌を愛しています。UNISON SQUARE GARDENのボーカリストは自分以外にいないことを誰よりも理解しています。音楽を大好きなままでステージに帰ってきますので、どうか楽しみに待っていてください。また会える日を心待ちにしています」とファンに向けて力強く語っている。
UNISON SQUARE GARDEN「UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2014 “桜のまえ”」
2014年3月22日 Zepp Tokyo セットリスト
01. メッセンジャーフロム全世界
02. 23:25
03. kid, I like quartet
04. セク×カラ×シソンズール
05. meet the world time
06. ピストルギャラクシー
07. リニアブルーを聴きながら
08. 三月物語
09. 流星のスコール
10. ため息 shooting the MOON
11. マスターボリューム
12. harmonized finale
13. さわれない歌
14. ノンフィクションコンパス
15. きみのもとへ
16. シャンデリア・ワルツ
17. 徹頭徹尾夜な夜なドライブ
18. ワールドワイド・スーパーガール
19. 場違いハミングバード
20. 桜のあと(all quartets lead to the?)
<アンコール>
21. シュプレヒコール~世界が終わる前に~
22. ガリレオのショーケース
23. crazy birthday
リンク
- UNISON SQUARE GARDEN - official web site
- BLOG | UNISON SQUARE GARDEN - official web site
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
めぐみ @megu_magi
ナタリー - 「君たちを誇りに思う」ユニゾン全国ツアー大団円で終幕 http://t.co/jAn6el1nfR ライブ楽しかったよー!ひと月半寂しいけどきっと田淵さんがいい曲作り溜めといてくれるはず!