音楽ナタリー - 最新音楽ニュース

ピエール瀧「凶悪」演技認められ新車、星野源は新人賞に歓喜

472

本日2月13日に毎日新聞社およびスポーツニッポン新聞社が主催する「第68回毎日映画コンクール」のオープニングセレモニーおよび表彰式が行われた。

オープニングセレモニーは神奈川・ラゾーナ川崎プラザにて、表彰式は神奈川・ミューザ川崎シンフォニーホールにて実施され、俳優部門で男優助演賞を受賞したピエール瀧(電気グルーヴ)と、同じく俳優部門でスポニチグランプリ新人賞を受賞した星野源が出席した。

初主演映画「箱入り息子の恋」で新人賞に選ばれた星野はオープニングセレモニーで「印象に残ってるシーンは最後の全裸ですね。大杉漣さんに全裸で殴られるシーンがあって、すごく真面目なシーンなんですけど、お芝居の中で真剣にバトルすることができてうれしかったです」とコメント。司会者から賞の開催地である川崎市へのメッセージを求められると、「えーと、川崎市大好きです! tvkも好きです」と告白した。

瀧はセレモニーで観客に「川崎は第二の故郷だと思ってまして、本日また戻って来れてうれしいです。川崎で僕を見かけたときは仲良くしていただけるとうれしいです」と語りかけた。また瀧は副賞として日産自動車「新型ティアナ」が贈られ、セレモニー終了後にフォトセッションおよび囲み取材に臨んだ。彼は「『凶悪』はショッキングな映画で、こういう晴れの舞台でキャッキャッと喜べる作品ではないのですが、受賞によってスタッフやキャストの苦労が報われた」「役作りはあまりしてませんね。基本的に凶悪な顔なんで(笑)。リリー(・フランキー)さんがいたからできた」と男優助演賞受賞のきっかけとなった「凶悪」のエピソードを披露した。また「贈られた車はどうするんですか?」と記者に問われると、「乗ります! 乗ります!」とうれしそうな顔でコメントしていた。

夕方から行われた表彰式には瀧や星野を含め多数の受賞者が登壇。トロフィーや副賞を受け取り、スピーチを行った。星野はトロフィーを手に「初めての主演映画でこのような賞を受賞できて本当にうれしいです」と語り、「さっき裏でピエール瀧さんに、これで司会者に殴りかかりなさいと命令されたんですが、それは次回ここに呼んでいただいたときにしたいと思います。これからもよろしくお願いします」と会場の笑いを誘った。

星野にムチャ振りをした瀧は「こんにちは電気グルーヴのピエール瀧です」と開口一番に挨拶をすると、「今回はこのような身に余る賞をいただきましてありがとうございます。『凶悪』という映画はハッピーな要素がない、残虐の限りをつくす重たい映画なんですが、ようやく今日になってハッピーなことが訪れました」と微笑む。そして「さっき星野くんがやらなかったんで、僕がトロフィーで殴りかかろうかと思ったんですが、(司会者に)避けられてしまったので大事に持ち帰ろうと思います」とジョーク混じりに語った。

表彰式終了後には、星野が同じくスポニチグランプリ新人賞を受賞した濱田ここねとともに囲み取材に応じた。星野は「ホントにホントにうれしいです。中学生の頃から演劇を始めて、ずっと映画に出たくて。それで初めての主演映画で歴史ある賞をいただけてうれしいです。この知らせを聞いた時期は病気をしてたときで、つらい時期に聞いて励みや力になりました」と噛み締めるように述べ、「もっといろんな役をやりたい。今までやってない、いわゆる怖い犯人のような役をやってみたいなと思ってます」と意欲を明かした。

なお「第68回毎日映画コンクール」の俳優部門では女優主演賞を赤木春恵、男優主演賞を松田龍平、女優助演賞を吉高由里子、田中絹代賞を加賀まりこが受賞。また監督賞および日本映画大賞を「舟を編む」の石井裕也、日本映画優秀賞を「ペコロスの母に会いに行く」、脚本賞を荒井晴彦、音楽賞を「凶悪」の劇伴を担当した安川午朗、アニメーション部門アニメーション映画賞では「かぐや姫の物語」、TSUTAYA映画ファン賞日本映画部門では「風立ちぬ」、同賞の外国映画部門では「テッド」などが受賞した。

音楽ナタリーをフォロー