涙あり笑いありカバーあり!4バンド「BONEDS」ツアー終幕

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AIR SWELL、BLUE ENCOUNTMY FIRST STORYSWANKY DANKが2月5日に東京・UNITにて全国ツアー「BONEDS TOUR」の追加公演を行った。

「BONEDS TOUR」東京・UNITの様子。(Photo by Kohei Suzuki)

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AIR SWELL(Photo by Kohei Suzuki)

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SWANKY DANK(Photo by Kohei Suzuki)

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BLUE ENCOUNT(Photo by Kohei Suzuki)

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MY FIRST STORY(Photo by Kohei Suzuki)

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このツアーは4バンドによるスプリットアルバム「BONEDS」の発売を記念して企画されたもの。彼らはこのアルバムを携え、1月3日の東京・TSUTAYA O-EAST公演を皮切りに全国を回ってきた。最終日となったこの日は出演者同士によるカバー曲が披露されることが事前に告知されており、4バンドはその告知通り各バンドの楽曲を思い思いのアレンジで熱演。集まった満員のオーディエンスはその一夜限りのパフォーマンスをたっぷりと堪能した。

トップバッターとして登場したのはAIR SWELL。hamaken(Vo, G)が「一緒に締めくくろうぜー!」と叫び、3人はスプリットアルバム同様1曲目を「No going back」で飾る。続けてダンサブルなナンバー「Kick it Knock it !!」を投入し、オーディエンスを踊らせた。最初のMCでhamakenは大阪公演でSWANKY DANKのステージに飛び入りしたことを明かし、バンドはSWANKY DANK「Listen to the Radio」のカバーを披露。軽快なパンクロックナンバーをAIR SWELLらしくパワフルに演奏した。そしてhamakenが「お前らの声聞かせてよ」と言い放ち、ラストナンバー「バッドボーイズ セレナーデ」へ。hamakenがマイクをフロアに投げ入れると、会場は盛大なシンガロングに包まれた。

SWANKY DANKは「Remember me」から厚みのあるサウンドを聴かせると、その後も次々にアップテンポなナンバーを畳みかける。MCでKOJI(Vo, B)はツアーファイナルを迎えたことについて「もっともっとこの4バンドで回りたかったから悲しい」とコメント。そして「俺ら的にすごくいいことがあって」と言い、サポートメンバーだったKOTA(G)が正式メンバーになったこと、6月に新作リリースが決定したことを発表すると、ファンは大きな歓声でこの2つのニュースを祝福した。続けて披露された「My Story」ではKOTAがイントロをかき鳴らし、KOJIとYUICHI(Vo, G)がサビで美しいハーモニーを聴かせる。AIR SWELL「アンビヴァレンス」のカバーではhamaken(AIR SWELL)がステージ袖から登場しフロアへダイブするひと幕も。最後は4人が息の合ったプレイで「Listen to the Radio」を演奏しライブを締めくくった。

BLUE ENCOUNTは田邊駿一(Vo, G)の弾き語りから「JUST AWAKE」でライブをスタートさせる。「人の曲をコピーするのは高校生ぶりで……」との前置きから披露されたのはMY FIRST STORYの「The Story Is My Life」のカバー。バンドはゲストとして呼び込まれたAnother StoryのKeiGo(Vo)のパワフルなシャウトと田邊の柔らかな歌声で絶妙なハーモニーを聴かせた。後半、田邊はバンドがこの日フルアルバム「BAND OF DESTINATION」をリリースしたことに触れ「CDを出すのがすごく怖くて……」と涙声で話し始める。さらに「CDを出せるのは仲間がいるからなんです。でもみんなに助けられてばっかは嫌だから、あんたが逃げたいんだったらどこでも一緒に逃げよう。笑いたいんなら一緒に笑おう。居場所になれるように!」と熱く語りラストナンバー「PLACE」をドロップ。オーディエンスは手を挙げ、モッシュやクラウドサーフで彼らの熱演に応えた。

この日のトリを飾ったのはMY FIRST STORY。Sho(G)の「BONEDS、全力で行くぞー!」との呼びかけから、5人は「The Story Is My Life」「What's my name??」とアップテンポなナンバーを畳みかける。「Awake」ではフロアに大きなサークルモッシュが発生し、「START OVER」では5人はハイトーンなボーカルとドラマチックなサウンドでオーディエンスを魅了した。MCではHiro(Vo)が「このツアー、たった1カ月でしたが本当に僕にとってはいろんな思い出ができました」とツアーの感想を述べた。そして「俺らが一番だってところ見せてやる!」と告げるとBLUE ENCOUNT「HALO」のカバーを演奏する。最後はHiroがフロアに飛び出しオーディエンスに支えられながら「Second Limit」を熱唱。大きな拍手の中、5人はステージを後にした。

アンコールで再びステージに登場したHiroはツアーを振り返り「この4バンド仲良くなりましたが、何よりも来てくれたお客さん、ここにいるみんなと1つになれたんじゃないかなと思ってます。本当にありがとうございます」と真摯にファンへの感謝を述べた。そして残り3バンドも呼び込み、ラストナンバー「Warning」をプレイ。Hiroは何度もステージとフロアを見渡し、うれしそうに笑顔を見せる。場内にはこの日一番の大合唱が響き渡り、大団円のうちに1カ月にわたり実施された「BONEDS TOUR」の幕を閉じた。

なお4バンドで回ったこの「BONEDS TOUR」の様子をパッケージしたDVDが5月にリリースされることが決定した。詳細などは後日アナウンスされるので楽しみにしておこう。

「BONEDS TOUR(追加公演)」
2014年2月5日@東京・UNIT セットリスト(カッコ内はオリジナルアーティスト)

AIR SWELL

01. No going back
02. Kick it Knock it !!
03. Listen to the Radio(SWANKY DANK)
04. Bite Me
05. ゴブリンズ スケルツォ
06. FAST LANE
07. バッドボーイズ セレナーデ

SWANKY DANK

01. Remember me
02. There Is No Reason For Love
03. For You
04. My Story
05. アンビヴァレンス(AIR SWELL)
06. Reason's
07. Listen to the Radio

BLUE ENCOUNT

01. JUST AWAKE
02. アンバランス
03. The Story Is My Life(MY FIRST STORY)
04. NEVER ENDING STORY
05. ONE
06. HANDS
07. PLACE

MY FIRST STORY

01. The Story Is My Life
02. What's my name??
03. 最終回STORY
04. Awake
05. START OVER
06. HALO(BLUE ENCOUNT)
07. Second Limit
<アンコール>
08. Warning

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