NHKスペシャルドラマで大友良英がサントラ制作

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NHKでオンエアされるスペシャルドラマ「最後の戦犯」のサウンドトラックを大友良英が担当した。

大友良英とは?

1959年、神奈川県生まれ福島県育ちの音楽家。主な演奏楽器はギターとターンテーブル。1990年にGROUND-ZEROを結成後、国内外で作品のリリースやライブを行う。GROUND ZERO解散後はフリージャズやノイズミュージックのフィールドで活動を続ける傍ら、DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENなどさまざまな音楽プロジェクトへ参加する。劇伴制作にも定評があり、「アイデン&ティティ」(2003年)、「色即ぜねれいしょん」(2009年)といった映画、「クライマーズ・ハイ」(2005年)や「その街のこども」(2010年)、「とんび」(2012年)といったヒットドラマで手腕を振るう。さらに現代美術やメディアアートの分野でも評価が高く、音響機器を利用した展示作品「without records」「ensembles」などの展示を国内外で開催している。2011年には東日本大震災を受けて、自身が10代を過ごした福島県で「プロジェクト FUKUSHIMA!」を展開。野外音楽イベント「フェスティバル FUKUSHIMA!」の開催をはじめとした一連の活動が評価され、2012年度の「芸術選奨文部科学大臣賞芸術振興部門」を受賞し話題を集めた。2013年には、連続テレビ小説「あまちゃん」の音楽を担当。ドラマのヒットと共にその劇伴にも注目が集まり、サントラや劇中歌などが次々とCD化された。また「あまちゃん」のオープニングテーマと劇中歌である「潮騒のメモリー」の2曲で「第55回 輝く!日本レコード大賞」の作曲賞をSachiko Mとともに受賞。「第64回NHK紅白歌合戦」にも出演した。2014年にはアジア各地の音楽家の交流プロジェクト「ENSEMBLES ASIA」を国際交流基金と共に立ち上げる。2017年に、札幌国際芸術祭の芸術監督に就任。2019年にはNHK大河ドラマ「いだてん」の音楽を担当し、福島を代表する夏祭り「福島わらじまつり」改革のディレクターも務めている。

このドラマは、終戦わずか5日前に命令に従って米兵を処刑し、戦犯としてその後に処刑された見習い士官の、獄中で綴られた何百枚にも及ぶ告白録をもとに制作されたもの。ARATAの主演により、敗戦国の戦争責任をひとりで考え抜いた若者の姿が描かれる。

サウンドトラックの演奏メンバーは、昨年のNHKスペシャル「鬼太郎が見た玉砕~水木しげるの戦争~」と同様のメンバー。大友良英(作曲、G)、カヒミ・カリィ(Vo)、江藤直子(ストリングアレンジ、ピアノ、セレスタ、メロトロン)、梅津和時(as、cl、b-cl)、 松島啓之(tp)、青木タイセイ(tb)、ギデオン・ジュークス(tuba)、石川高(笙)、Sachiko M(sinewaves)、藤井珠緒(b-marinba、perc)、水谷浩章(b)、植村昌弘(ds、perc)、四家卯大ストリングカルテットという顔ぶれが参加している。

番組はNHK総合で12月7日21時から、BS-hiで11月29日22時からオンエアされる。

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