11月15日にGoogleが提供するYouTubeの音楽番組「MUSIC FRIDAY on Google+ | YouTube」の第17回が放送され、
9月よりメジャーデビュー15周年イヤーに突入したポルノグラフィティ。今回はそんな彼らの最新ベストアルバム「PORNOGRAFFITTI 15th Anniversary"ALL TIME SINGLES”」のリリースを記念したプログラムで、ポルノの歴史を振り返る企画が多数用意された。岡野昭仁(Vo)と新藤晴一(G)はまずこれまでの活動を年代別に分けた年表を見ながら、デビュー曲「アポロ」がヒットしたことで“一発屋”と言われるのではないかという不安にさいなまれていたこと、3rdシングル「ミュージック・アワー」はチームが一丸となって作り上げたことなどを語っていく。2011年に行ったライブ「つま恋ロマンスポルノ'11 ~ポルノ丸~」については、岡野が「(震災後に)音楽を通じて集まれたということに幸せを感じた」「すごく緊張していたけど、お客さんの顔を見た瞬間に緊張がスッとひいていった」と当時を思い返した。
「ポルノと私」というテーマでファンから募った画像を紹介するコーナーでは、岡野と新藤はファン1人ひとりの思いが詰まった品々に興味津々。多数寄せられた画像の中からピックアップされた、ライブチケットや手作りワッペン、ライブ中に特効として使われたテープのコレクションといった画像にそれぞれ感想を述べた。続いてはポルノと縁の深いライター・佐伯明をゲストに迎え、彼を交えて「PORNOGRAFFITTI 15th Anniversary“ALL TIME SINGLES”」の話題を展開。デビュー前にポルノと知り合ったという佐伯は当時の彼らを“とっぽい”と表現し、自覚のなかった2人を驚かせた。
そして彼らはトークパートを終えると、最後に「黄昏ロマンス」をアコースティックセットで生演奏。新藤が奏でるギターと岡野の憂いを帯びた歌声で、スタジオは叙情的なムードに包まれた。岡野は曲のエンディングで「皆さん15周年を祝ってくれてどうもありがとう」と歌って視聴者へ感謝の意を表した。
ポルノグラフィティ 収録後コメント
──番組の感想をお1人ずつ聞かせてください。
岡野 ファンの皆さんが自分とポルノの思い出を写真で挙げてくれたんですけど、1つひとつに思いがこもっていて。皆さんの大切な気持ちがこれだけあるのだから、僕らももっともっと真摯に、しっかり音楽を届けることに心血を注いでいきたいなと思えるうれしい機会でした。
新藤 こういうネットの番組だといろんな方の意見や言葉が聞けて、すごくファンの方との距離が近い体験ができたので、テレビに出るのとはまた違う楽しい時間でした。
──佐伯さんを交えてお話したことで、新たに気付いたことはありましたか?
岡野 “とっぽい”とは自分たちでは全然思ってなかったので意外でしたね。どっちかというと東京に来てビビッていたといいますか(笑)、日本の中心だっていう感じに気圧されている自分たちがいたはずなんですけど。でも東京や音楽業界に対してファイティングポーズをとってるというか、負けないぞっていうような思いが出ていたというのは大事なことなんだろうなと思います。
新藤 佐伯さんはもちろん音楽的な知識が広くて深いので、僕らなんてまだまだだと思われてると思うんですけど。こういう機会にお話聞けて励みになることもあったので、すごくよかったです。
──アコースティックライブは東京の夜景を背に演奏されましたが、こういうのは珍しいですか?
岡野 そうですね、なかなかこんなシチュエーションでは歌えませんよね。もっとあの雰囲気を噛みしめればよかったです(笑)。やっぱり緊張するんですよ。夜景でも見ながら歌えばよかったっていうのが反省点です。
新藤 すごく緊張してしまったので、ほんとに、もっと楽しんでやれたらよかったなと思いますけど(笑)。今後もいろんな形でライブをやっていきたいと思いました。
※記事初出時、本文中で一部曲名に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
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音楽ナタリー @natalie_mu
ポルノグラフィティ「MUSIC FRIDAY」で15年を振り返る http://t.co/CQpxFqcrkJ