俳優・桐谷健太と
このイベントは名前の通り、桐谷が主演を務める関西テレビのドラマ「Y・O・U やまびこ音楽同好会」の主題歌「喜びの歌」がリリースされたことを記念して開催されたもの。桐谷は同曲とシングルのカップリングにして劇中歌「君の旅路に桜が笑う」をドラマの役名・河野勇作名義で、同じくドラマに出演したTHE イナズマ戦隊と共作している。
超満員のCUTUP STUDIOに登場した桐谷とTHE イナズマ戦隊は黄色い声援と万雷の拍手の中、ご挨拶とばかりに「君の旅路に桜が笑う」を叩き込む。桐谷は久保裕行(Dr)のカウントと同時にスタンドマイクを手にステージ最前に繰りだし「OK! みんな遊んでいこうぜ!」とフロアを煽りながら、イナ戦のタイトなプレイをバックに堂に入った歌声を響かせた。
直後のMCで桐谷が「メッチャ気持ちいい」「何この感じ?」と満足げな笑みを浮かべると、この日サイドギタリストを務めていたイナ戦の上中丈弥(Vo)が「これがライブなんですよ」「気持ちいいでしょ?」と桐谷にライブの醍醐味をレクチャー。続けて桐谷が「皆さんわかってると思うんですけど、(河野勇作×THE イナズマ戦隊名義の楽曲は)2曲しか持ってないんで」とフロアの笑いを誘ったところで、5人はステージ上に用意されたイスに腰掛け、MCとともにトークを繰り広げる。
自己紹介を済ませた面々はまず「Y・O・U やまびこ音楽同好会」の撮影秘話を公開。上中が1つのシーンをさまざまな角度から何カットも押さえるドラマならではの撮影スタイルと、収録現場での桐谷のプロの役者としてのたたずまいに驚かされたことを明かすと、桐谷は返す刀で上中の作った「喜びの歌」は自分で聴いていても元気になる曲だと評し、レコーディング中、桐谷のスタイリストが彼の歌いっぷりとイナ戦の楽曲に興奮を隠せない様子だったと語った。
続けて上中が「一生懸命のヤツ=桐谷が一生懸命に生きていることを描いた楽曲」だと「喜びの歌」のコンセプトを披露すると、トークパートは第2部に突入。当日CUTUP STUDIOに詰めかけたファンから募った質問に桐谷とイナ戦が回答するコーナーがスタートする。5人は当初「女性に作ってもらいたい手料理は?」や「イナ戦から見た桐谷の印象と桐谷から見たイナ戦の印象」などについて和やかに回答していたが、途中上中が、桐谷が山田武郎(やまだたけお / G)を「たけろう」と呼び続けていたことを暴露。「ウソー! 」「(正しい読み方を)今知った!」と驚く桐谷は山田に「なんで言ってくれなかったんですか?」と問いかける。すると山田が「今日も何度かあったけど、なんかスルーしてた」と笑顔で回答。「なんで?」と首をかしげる桐谷を尻目に場内では爆笑が巻き起こった。
その後その山田が「今後『喜びの歌』を桐谷さん不在でプレイするのは切ないので、また一緒にライブをしてください」という質問ならぬ“お願い”カードを読み上げると、上中が2月1日に東京・日本橋三井ホールで行われるイナ戦の結成17周年記念ライブへの桐谷の出演を要請する。すると桐谷はきっぱりと「(スケジュールを)空けときます」と明言した。
そして「喜びの歌」の歌詞にちなんだ「女ってスゲーと思うポイントは?」という質問に桐谷が答えたところでトークパートは終了。5人は席を立ち、アコースティックギターを抱えた桐谷の弾き語りから始まる同曲をエモーショナルにプレイする。そして曲中フロア最前列の柵に足を掛け熱いシャウトを繰り広げ、アウトロでは大ジャンプを決めた桐谷の「愛してるよ」のひと言とともに1時間にわたるイベントは大団円を迎えた。
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音楽ナタリー @natalie_mu
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