大島弓子

オオシマユミコ

8月31日栃木県生まれ。1968年、週刊マーガレット春休み増刊号(集英社)にて「ポーラの涙」でデビュー。1973年「ミモザ館でつかまえて」で第2回日本漫画協会賞優秀賞を受賞し、少女マンガ以外の分野でも注目を集める。1978年「バナナブレッドのプディング」では、豊かな少女の内面描写と繊細なタッチで描く人物像が女性のみならず男性にも受け入れられ、文芸評論家からも高く評価された。少女に擬人化させた子猫が主人公の「綿の国星」で、1979年の第3回講談社漫画賞を受賞。1989年以降、愛猫サバとの暮らしを綴ったエッセイマンガ、通称サバシリーズの後、2008年からは2代目の猫グーグーをはじめとした動物たちとの暮らしを描いた「グーグーだって猫である」を発表。同作は、2008年に小泉今日子主演で映画化、第12回手塚治虫文化賞短編賞を受賞し話題に。また萩尾望都、竹宮惠子、山岸凉子らとともに、少女マンガ界の革新を担った花の24年組として知られている。