1976年に創刊された、白泉社の少女マンガ誌・LaLa。同誌の40周年を記念した原画展「美しい少女まんがの世界」が、本日7月23日から8月2日まで、東京・西武池袋本店別館2階=西武ギャラリーにて開催されている。去る7月22日に内覧会が行われた。
40年間の軌跡がわかる年表パネルの前で行われた囲み取材には、
「CIPHER」「エイリアン通り」「NATURAL」などをLaLaで連載してきた成田のデビューは1977年。2017年には画業40周年を迎える。成田は年表を振り返りつつ「創刊号の表紙から記憶があります。最初は読者として買っておりましたので、感慨深くて……」と感無量の様子。「デビューしたのが高校生なので、LaLaと付き合ってきた年月のほうが、その前よりずっと長い。だから(LaLaの各号が並んでいるのを見て)自分の日記が並んでいるよう。表紙もほぼ覚えています」と語った。また創刊号の表紙について「枠の中に入っていて、すごくおしゃれ。当時はこういうデザインがなかったので、すごく新鮮でした」と、「ビューティフルなまんが雑誌」というキャッチフレーズで発行されたLaLaの創刊当時を懐かしんだ。
総勢63名の原画270点以上が一挙に公開された本展は、LaLaが生んだかわいいキャラクターの原画を展示する「PRETTY」、一番身近でリアルなドラマを楽しめる「SCHOOL」、無限に夢を広げられる「FANTASY」、心ときめく美麗男子を集めた「IKEMEN」、少女マンガの永遠のテーマ「LOVE」の5つの題材で構成。「PRETTY」ゾーンには「綿の国星」のチビ猫、「みかん・絵日記」のみかんちゃん、「夏目友人帳」のニャンコ先生ら愛らしいキャラクターが勢揃いしている。また「SCHOOL」ゾーンでは「彼氏彼女の事情」「天然素材でいこう。」「ラストゲーム」など学園ものの原画を展示。
「IKEMEN」ゾーンには、LaLaが誇るイケメンたちが集結。「摩利と新吾」「日出処の天子」「花咲ける青少年」「めるぷり メルヘン☆プリンス」などの作品に登場するヒーローたちが会場を彩った。そして「FANTASY」ゾーンでは「黒百合の系図」「輝夜姫」「もしかしてヴァンプ」「WANTED」「火宵の月」など、センス・オブ・ワンダーを感じさせてくれる作品の原画が並ぶ。またLaLa創刊号の表紙を飾った
「LOVE」ゾーンには、LaLa作品のヒロインたちが描かれた原画が。またフォトスポットが設けられ、ニャンコ先生、LaLa創刊号、最新号の巨大パネルと撮影できる。このほか作家たちのサイン色紙、付録や応募者全員サービスが閲覧できるコーナーも。物販エリアには公式ビジュアルブックをはじめとした限定グッズが取り揃えられた。
「LaLa40周年記念原画展 美しい少女まんがの世界」
会期:2016年7月23日(土)~8月2日(火)
会場:西武池袋本店 別館2階=西武ギャラリー
時間:10:00~21:00(7/24、7/31は20:00まで、入場は各日閉場の30分前まで)
入場料:一般1000円、大学生・高校生800円、中学生400円(小学生以下無料)
前売券:800円(A3ポスターカレンダー2017付)
主な出展作家
関連記事
成田美名子のほかの記事
タグ
リンク
- 月刊LaLa40周年記念原画展 | 白泉社
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
一條マサヒデ(にざ)♨ @m_i_
仕事終わったらふらっと行ってみるかな…長年隙間に居付いているLaLaの腫瘍作家として。 https://t.co/MBjjPjsNWK