峯田和伸と麻生久美子がアヌシー受賞アニメ「ぼくの名前はズッキーニ」吹替に挑戦

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ストップモーションアニメ「ぼくの名前はズッキーニ」日本語吹替版のアフレコが都内のスタジオにて行われ、キャストの峯田和伸麻生久美子リリー・フランキーが参加した。

「ぼくの名前はズッキーニ」日本語吹替版アフレコを行った峯田和伸(左)、麻生久美子(右)。

「ぼくの名前はズッキーニ」日本語吹替版アフレコを行った峯田和伸(左)、麻生久美子(右)。

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「ぼくの名前はズッキーニ」本ビジュアル

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スイスのアニメーション作家クロード・バラスが監督を務めた本作は、アヌシー国際アニメーション映画祭2016の長編部門で、グランプリにあたるクリスタル賞と観客賞をダブル受賞。亡き母に付けられた愛称“ズッキーニ”を大事にしている9歳の少年が、孤児院・フォンテーヌ園の中でそれぞれに傷を抱えた子供たちと出会い成長していく。

峯田和伸

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収録前のインタビューで「登場人物がほとんど子供ですが、観ている間に自分の中にある子供っぽい部分が見えてくるし、実写とも違って登場人物が自分に見えてくる感じもあって、すごく、ぐっときました。とにかく、いろんな人に観てほしいです!」と語っていたズッキーニ役の峯田は、アニメーションのアフレコは初めてということで事前に練習を重ねた模様。指示を受けながら微細な調整を行っていく峯田の演技に、スタッフから「問題ないね」「かわいい」という声が漏れる。

麻生久美子

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「子供たちがたくさん出てきますが、孤児院のお話なので、内容的に少し重たいだろうというのは想像していました。でも想像以上に、胸にずしっとくるものがありました。子供たち1人ひとりの背景などを想像すると、切なくて、悲しくて胸が痛くて、いろいろなことを考えさせられる映画でした」と作品への思いを語っていたカミーユ役の麻生。原恵一の「カラフル」などに参加している麻生は、口の動きと合わせるためにその場で修正されたセリフにも難なく対応し、スタッフから「上手!」という感想を引き出す。

「ぼくの名前はズッキーニ」日本語吹替版アフレコの様子。

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それぞれに共演経験を持つ3人。「こういう題材をストップモーションアニメーションにするというのは、日本人のクリエイターにはない発想で面白いですね」と作品への感想を述べていたリリーが、オリジナル版のセリフをモノマネをして2人を笑わせるなど、アフレコは終始リラックスした様子で行われた。しかし自身の演技に対しては真剣そのもので、「子供役は初めてなので、いろいろな不安があるんですけど、観に来てくださった方が、私の顔を思い浮かべずに観てくれるようにがんばりたいと思っています」と述べていた麻生は、ズッキーニとカミーユがスキー場で話すシーンを聞いた峯田から「麻生さんの声に聞こえない。不思議」と称賛されるも、録り直しをお願いするなど妥協しない姿勢を見せる。

峯田は「僕の初めてはいつも麻生さんと一緒なんです! 初めての映画もドラマも、麻生さんと共演でした。そして今回は、声優初出演で、またもや麻生さんと一緒!」と麻生との共演を喜んでいる様子だった。

「ぼくの名前はズッキーニ」は、2月10日より東京・新宿ピカデリー、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて全国ロードショー。

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(c)RITA PRODUCTIONS / BLUE SPIRIT PRODUCTIONS / GEBEKA FILMS / KNM / RTS SSR / FRANCE 3 CINEMA / RHONES-ALPES CINEMA / HELIUM FILMS / 2016

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五味洋子 @tominekoyouko

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