ストップモーションアニメ「
アヌシー国際アニメーション映画祭2016の長編部門で、グランプリにあたるクリスタル賞と観客賞をダブル受賞した本作は、亡き母に付けられた愛称“ズッキーニ”を大事にしている9歳の少年を主人公にした劇場アニメーション。峯田和伸、麻生久美子、リリー・フランキー、浪川大輔らが日本語吹替を担当する。
2017年11月、監督の
「ぼくの名前はズッキーニ」は、2月10日より東京・新宿ピカデリー、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて全国ロードショー。
片渕須直 コメント
表情の愛おしさ。いつの間にか「人形」は消えてしまい、目の前にあるのは「子どもたちの心」そのもの。彼らの目が寂しさをたたえるとき、そして、朗らかに見開くとき、いつまでもこの子らと一緒にいたくなる。
伊藤有壱 コメント
パペットアニメーションの「anima(魂)」は生命なき人形が動く魔法。
手触りを感じる人形のクラフト感が、心の琴線にそっと触れるとき、
ズッキーニ少年達の仕草すべてが悲しく、愛しく、ぼくらの心を深い所から温めてくれる。
村田朋泰 コメント
この物語は「温もり」に溢れています。不安や寂しさ、孤独感を心の中にもちながら、親の温もり、友達の温もり、風景の温もり、大切なモノへの温もりを心の中に書き加えていく子供たちの姿に胸うたれます。
眞賀里文子 コメント
久し振りに人形アニメーションならではの作品に出会いました。勝手な大人達の為に深く傷ついた子供達が、何を大切に生きて行けば良いの?と、一生懸命に世界を見ようと大きく見開いた目が心にささります。わずかな目の動き、かすかな首の傾げで充分に気持ちを伝えてくれます。テクニクの最先端も、きらびやかさもありませんが子供達の心の動きがぐんぐん染み込んできます。是非ズッキーニに会いにいってください。
秦俊子 コメント
ズッキーニたちの心の奥にある見えない感情や痛みは、人間よりもシンプルな表情の人形が演じることによって、より心に訴えかけてくるものがあります。今後もこの作品が多くの人に届いていくことを願います。
安藤玉恵 コメント
いつも誰かのそばにいたいし、誰かにそばにいてほしい、私がたくましく生きるために。
栗原類 コメント
目に見えるビジュアルの色彩は暗めで影あるのに映画全体からキラキラした物を凄くかんじる、そのコントラストが唯一無二の個性
谷川俊太郎 コメント
すごい! びっくりした! 繊細で大胆、実写では出せないリアリティ。
秦早穂子 コメント
生きたい! 愛されたい! この少年の孤独な目をも見よ。フランソワ・トリュフォーの「大人は判ってくれない」の少年の心継承する、冷たくて、やさしさいっぱいの傑作。
二階堂和美 コメント
冒頭に流れる音楽を一聴した時点でこの映画のセンスのよさを確信した。生きていくということには常に苦難がつきまとう。けれど素直であれば道はひらける。素直さこそ、たくましさなのだな。
澤田康彦 コメント
冬の日の、青空のように明るくって悲しくて、太陽のように温かくってさびしくて。心がぎゅんぎゅん感応した66分でした。
れなれな コメント
バラバラに落ちた破片を、ペタペタと貼り合わせていくような、人形たちが繊細に表現する世界観に終始心が揺らぎました。見終わると、みんなまとめて愛おしい……。
野崎歓 コメント
ダークな要素をはらみながらも、すみずみまで澄明で、不幸のどまんなかに温かい気持ちがあふれだしている。
いままでにないテイストの愛らしさにやられてしまった!
清川あさみ コメント
ずしりと重く、時にキラキラと輝く子供達のリアルな心がここに。こうして近くの愛に気づいたものから大人になっていくのだ。
汐見稔幸 コメント
この作品のテーマは、現代社会を象徴するものだが、扱い方によってはくさくなる。それを防いで感動をだれにももたらしているのは、個性的な人形をていねいに撮影し続けたユニークな手法だ。その可能性をみんなに知ってもらいたい。
尾木直樹 コメント
「誰にも愛されていない」ー子どもたちの閉ざされた心は、仲間や周りの大人との関わりを重ねる中で次第に解けゆく。心のつながり合いが愛と新たなパワーを生む。大人こそ人間としての心の原点を見つめ直すべき時!
落合恵子 コメント
ネグレクト、貧困、戦争。子どもは誕生する社会と時代を選べない。本作品で描かれた子どもたちと、心ある大人の姿勢は、わたしたちに、明日に繋ぐ希望とはどんなものかを伝えてくれる。問われているのは、誰?
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リンク
- 「ぼくの名前はズッキーニ」公式サイト
- 「ぼくの名前はズッキーニ」予告編
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