アヌシー2冠「ぼくの名前はズッキーニ」本編映像、少年の淡い恋模様を映し出す

全国ロードショー中のストップモーションアニメ「ぼくの名前はズッキーニ」の本編映像が、YouTubeで公開された。

亡き母に付けられた愛称“ズッキーニ”を大事にしている9歳の少年が、孤児院・フォンテーヌ園で少しずつ自分の居場所を見つけていくさまを描いた本作。クロード・バラスが監督を務め、日本語吹替版には峯田和伸、麻生久美子、浪川大輔、リリー・フランキーらが参加した。アヌシー国際アニメーション映画祭2016の長編部門では、グランプリにあたるクリスタル賞と観客賞をダブル受賞している。

映像の冒頭に収められたのは、ズッキーニが思いを寄せるカミーユの手をそっと握ろうとするシーン。続いて母との思い出が詰まった缶をめぐって、ズッキーニが同園のリーダー的存在の少年シモンと言い争いをする様子が映し出される。