吉川晃司がM-1進出？サンド「吉川さんは10-0でボケ」

本日5月20日、ニューシングル「傷だらけのダイヤモンド」をリリースした吉川晃司が、HMV渋谷にてシングル購入者を対象としたインストアイベントを開催した。

このイベントは、シングル予約購入者先着150名を無料招待して行われたもの。まずは吉川が1991年に行ったライブの貴重な映像と、最新作「傷だらけのダイヤモンド」のビデオクリップが上映された。“かっこつける”ことに徹底的にこだわったこのPVでは、上段蹴りでシンバルを打ち鳴らす、ライブでおなじみの「シンバル・キック」を披露している。

上映が終わり、司会者の呼びかけに応えて吉川晃司が登場すると、集まったファンからは悲鳴にも近い大きな歓声が上がった。吉川は一旦イスに座ったが、観客席からの「（人が多くて）見えない～」という声に「見えないの？」と立ち上がって笑顔を振りまくなどサービス精神旺盛。司会者とのトークでは、本日放送されたテレビ朝日系「徹子の部屋」での裏話などを交えながら、新曲「傷だらけのダイヤモンド」の魅力について話した。

「かっこつけようぜ」という直球なフレーズが印象的だが、これについては「今ドキこんなこと言うやついないだろうということを、あえてしたがるタチだってことかな」とコメント。「カラオケで歌うとき、キメの『かっこつけようぜ』はどこでタイミングを測ればいいんですか？」という問いには「そいつがかっこいいと思うところで歌えばいいんだよ（笑）」とユーモアを交えながらアドバイスした。

また、ライブ活動について聞かれると「やっぱりコミュニケーションをとれるのがいいじゃない。レコーディングというのはさびし～い作業だからね」と返答。彼はこの夏「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2009 in EZO」「NEW CLASSIC GIG in JAPAN '09」への参加が決定しているが「夏はもうちょっと増えるかも」とうれしい報告も。さらに現在はアルバムレコーディングの真っ最中とのこと。ファンは今後のアナウンスも楽しみにしておこう。

そしてイベント後半には、吉川の大ファンを自称するM-1覇者、サンドウィッチマンが登場。彼らの漫才を締めくくる「もういいぜ」のフレーズは、実は吉川を意識してのもの。2人はこの日が初対面ということもあり緊張しきった様子で登壇したが、吉川もまたサンドウィッチマンの大ファンで、そのセンスをベタ褒め。

この後の吉川の「俺も1回やってみたいんだよ。漫才を」という爆弾発言に会場はどよめいたが、吉川はいたって真剣な様子で「まあ相当練習しないとさ。お笑いってコアな世界じゃん。ところで、やるなら俺はボケかな？ ツッコミじゃないよね？」とアドバイスを要求する。これにサンド富澤たけし（ボケ）は「10-0でボケですよ（笑）。さっき『出番です』って言われて『えっ俺？』って言ってましたから。今日の主役なのに（笑）」と吉川の“素質”を垣間見た裏話を暴露した。

最後に吉川が「『傷だらけのダイヤモンド』を使って漫才やってくれない？」と要求すると、サンド伊達みきおは大喜びで「絶対テレビでやりますよ！」と断言。「そのかわり、ライブで『もういいぜ』って言ってもらえます？」というムチャぶりをされた吉川もこれを快諾した。それぞれが公約を果たす姿を楽しみにしておこう。