星野源のモデルに話題集中、箱入り息子の“濃い”イベント

本日6月24日に東京・テアトル新宿にて、映画「箱入り息子の恋」の大ヒットを記念したトークイベント「箱入り息子の濃いトークイベント」が行われた。

イベントには映画のヒロインを務める夏帆をはじめ、森山良子、穂のか、そして監督の市井昌秀が登壇。またイベントへの参加を予定していながら病気治療のため急遽出演キャンセルとなった主演の星野源からはコメントが届けられた。

なお本日イベントの司会を務めた寺坂直毅氏は、星野がレギュラーを務めるJ-WAVEの番組「RADIPEDIA」の放送作家で、星野が「箱入り息子の恋」の主人公・健太郎を演じる上でモデルにした人物だ。今回の主役はあくまで役者陣と監督だったが、健太郎を彷彿とさせる寺坂氏のたぐいまれなキャラクターに話題は集中。女優3人の印象的なシーンなどについて必死に話そうとする寺坂氏だったが、何をしてもツッコまれる寺坂氏の挙動に、会場はたびたび爆笑の渦に包まれた。

星野の意外な一面ははないかと問われた女優陣は、皆一様に「印象通りの気さくな性格」と話す。恋人役で共演する時間の長かった夏帆は「悪口とかイヤなところとかあったら言ってやろうと思ったけど、思いつかないんですよ」とコメント。母を演じた森山も「誇り高き息子です。すごく落ち着いて包容力がある」と星野のことをすっかり気に入っている様子だ。

最後は登壇者4人から、会場に集まった観客と、Ustreamを通じてこのイベントを楽しんでいる視聴者へメッセージ。4人はそれぞれ観客へのメッセージとともに、星野の体調を気遣うコメントをした。「箱入り息子の恋」は星野にとっても思い入れの強い作品で、寺坂氏の話によると、星野はラジオ番組に毎週400～500通ほど寄せられる映画の感想を楽しみにしているという。寺坂氏は「星野さんは番組が終わった深夜2時から4時半ぐらいまで、（感想のメッセージを）1枚1枚全部読んでいらっしゃるんです」と彼しか知らない裏話を明かした。

星野源から寄せられたコメント

星野源です。イベントにお越しの皆様、今日はイベントに出席できなくなって申し訳ありません。ホームページでの発表をさせていただきましたが、しばらく治療期間をいただくことになりました。夏帆さん、森山さん、穂のかさん、市井監督、寺坂さん、ご来場いただいた皆さんにお会いできずとても残念です。初主演映画が「箱入り息子の恋」だったことは、僕もすごくうれしく思っています。とても大切な作品です。皆さん、映画はいかがだったでしょうか。今日のイベントぜひ楽しんでいってください。星野より。