日本テレビ系列で10月13日(土)より放送されるドラマ「悪夢ちゃん」に、
「悪夢ちゃん」は恩田陸の小説「夢違」が原案で、“予知夢”をモチーフにしたSF学園ファンタジー。表向きは「いい人」ながら実態は極めて変人で腹黒い女教師、という二面性のある主人公・武戸井彩未を北川景子が演じる。GACKTは彩未が夢の中で作り上げた理想の男性「夢王子」と、自身の野望のために彩未を利用する認知神経学准教授・志岐貴の1人2役という難しい役どころ。そのほか「悪夢ちゃん」古藤結衣子役の木村真那月をはじめ、優香、小日向文世、岡田圭右(ますだおかだ)、濱田マリら多彩なキャストが揃う。
放送に先駆け実施された記者会見には、北川、GACKT、優香、小日向、木村の5名が登壇し、キャストの1人である岡田が得意のギャグを織り交ぜながら司会を務めるというユニークな形で進行した。自身の役柄について訊かれたGACKTは「良い者なのか悪者なのかわからない微妙な形で、ドラマのスパイスになる役を演じています。ずっと景子ちゃんと絡んでいる役なんですけど、(2人の関係が)恋になるのかならないのかわからないところをフラフラしつつ、腹黒さでは(彩未に)負けないキャラクターで。最終回に向かって一体僕はどこに向かっていくのでしょう。まだわからないですけど、楽しみにしていただければと」とコメント。彼が2つの役柄をどのように演じているのかに注目だ。
またGACKTは今回のドラマで扱われる「明晰夢」について意外な事実を告白した。明晰夢とは自ら「これは夢だ」と自覚し、思いどおりに夢の内容を演出できる状態を表すもの。このドラマの脚本で初めて明晰夢という言葉を知ったGACKTは「小さい頃からそれが当たり前だと思っていた」という。そんな彼の発言に驚いた司会の岡田が「そんならタイトルも『GACKTちゃん』に変えようかな」と話すと報道陣は大ウケ。GACKTは冷ややかな目つきで岡田を見据えて「それ言いたかっただけでしょ」とドヤ顔の岡田にクギを刺した。
GACKTが演じる2役との共演シーンが多い北川は「夢のシーンはCGを使ったメルヘンの世界で、観ている人はうっとりできると思うんですけど、撮影はすっごい大変なんですよ。いろんなところにアザを作りながら演じてらっしゃるはずなんですけど、GACKTさんは汗ひとつかいていなくて。夢王子なのかGACKTさんなのか途中からわからなくなるみたいな(笑)。カッコいいじゃなくて美しい、麗しいみたいな感じで。大変な撮影なんですけど、麗しいお姿で、いつも目の保養になります」とすっかり魅了されている様子。GACKTはこれを受け「なんでもないように見せてますけど、実は彼女をお姫様抱っこするシーンが1日50回ぐらいあって、それで『木の上から飛んでください』とか平気で言われるんですよ。40回を超えたあたりで腕からピシッと音がして。次の日はもだえ苦しんで、病院で治してきました」と過酷な舞台裏を明かした。
最後の「自分で『腹黒いな』と感じた瞬間は?」という質問には「昔は感情がバーッと出てましたけど、今は温和になりました」と答えたGACKTだったが、続けて「目の前で嫌なこと言われてもいきなりキレたりはしなくなりましたが、笑顔で『あーそうなんだー』って言いながらも心の中では『やっちまうぞ』と思ってる。たまーに声に出ちゃうんですけど」と付け加えると、岡田を始めとする登壇者や報道陣からは思わず悲鳴が。現実世界でもドラマの中でも異彩を放つGACKTの演技に期待しておこう。
日本テレビ系「悪夢ちゃん」第1話
2012年10月13日(土)21:00~
毎週土曜日21:00~21:54放送
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