aiko茅ヶ崎無料ライブ、31000人に熱唱と花火1000発贈る

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aikoが昨日8月30日、神奈川・サザンビーチちがさきにて野外フリーライブ「Love Like Aloha vol.4」を開催。3万1000人の観衆が盛り上がる中、全13曲を熱唱した。

「何度も言うけどさ、みんな本当によく来てくれたね。ありがとう」と繰り返し話していたaiko。

「何度も言うけどさ、みんな本当によく来てくれたね。ありがとう」と繰り返し話していたaiko。

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メインステージ背面には「Love Like Aloha」のロゴが設置され、曲に合わせてさまざまな色に点灯した。

メインステージ背面には「Love Like Aloha」のロゴが設置され、曲に合わせてさまざまな色に点灯した。

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「恋のスーパーボール」は、歌詞を「♪夜中に腕がアロハの匂い」とアレンジして歌った。

「恋のスーパーボール」は、歌詞を「♪夜中に腕がアロハの匂い」とアレンジして歌った。

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前回は途中大雨に見舞われながら敢行された「Love Like Aloha」だが、4年ぶりの開催となった今回は終始晴れ模様。キレイな青空と気持ちの良い風を感じられる海岸に、南国風の特設セットが組まれ、会場には早朝から大勢のファンが詰めかけていた。

ライブが始まったのは、夕日が落ちかけて辺りが薄い青に包まれた18:10頃。色違いのアロハシャツを着たおなじみのaikoサポートメンバーがステージに姿を現す。そして照明とスモークがステージを包む中、アコースティックギターでイントロが鳴らされ、観客の期待が最高潮に高まったところで1曲目「milk」がスタートした。それと同時に勢い良くステージ中央に登場したaiko。割れるような大歓声の中、彼女は第一声「皆さんこんばんは! aikoです!!」と叫んで、アッパーチューン続きの怒涛のオープニングを仕掛けていった。

aikoは「みんな元気かー!? ほんまに元気かー!? よっしゃ今日は最後までたっぷり楽しんで帰ってや! よろしくー!!」と、ワンマンライブでおなじみの挨拶を口にする。高いテンションのまま「愛の病」「夏が帰る」「ジェット」を繰り出し、メインステージだけでなく、花道を走ってサブステージへ、その先に続く花道も通ってPAブースを越えた後方へと、動き回りながら観客を煽る。

最初のMCでは「いやー! 暑い中、皆さんずっと待っていただき本当にありがとうございます! 4年ぶりにこの場所でライブをすることができました。そして今日は、雨が降りませんでした!」というaikoの言葉に、大きな拍手が沸き起こる。aikoはさらに「今日は8月も30日やし、最後の夏休みを過ごして、31日はみんなで一緒に筋肉痛になって昨日を思い出して過ごすという、記念の1日を作りたいと思います。一緒にライブを作りましょう」と語りかけた。

会場はこの頃にはすっかり日が落ち、月明かりが水面を照らす幻想的な雰囲気に。一方ライブでは「ぬけがら」「くちびる」といったミドルテンポの楽曲が披露され、オーディエンスはaikoの甘く伸びやかな歌声に酔いしれていた。また「この会場のこのライブ、この人の歌を歌わずして何を歌うー!!」というaikoの叫びから始まったのは、茅ヶ崎出身の桑田佳祐のヒット曲「波乗りジョニー」。ちなみに「LLA」では過去もサザンビーチちがさきにちなんで、サザンオールスターズ「チャコの海岸物語」「いとしのエリー」などが歌われている。

そしてaikoはこの「波乗りジョニー」をワンコーラスで済ませ、この日だけのスペシャルメドレーへなだれ込む。メドレーの中には、海側で赤い大きな風船がロマンチックに点灯する「おやすみなさい」、初披露となるギターロックアレンジの「恋のスーパーボール」、aikoにとって歌うのが念願だったというサザンの「マンピーのG★SPOT」などが盛り込まれた。

ひと息つくと、aikoは「私、今年15年目になりまして。こうやってライブができるのも全部皆さんのおかげです。ありがとう」としみじみコメント。それに続く形で「カブトムシ」では、15年目の決意と感謝を感じさせる思いの込もった歌声を披露した。彼女が曲中最後の「♪生涯忘れることはないでしょう」というフレーズをじっくりとためて歌う瞬間、静まり返った海岸に波の打ち寄せる音が響き、月と波とaikoの見事なコラボレーションに涙する人の姿も見受けられた。

続く後半戦では、再びaikoのボルテージが上昇。花道を爆走しながらの「鏡(Rock ver)」、緑のレーザー光線で観客を煽る「運命」と続き、「もっとみんなで楽しい時間を過ごしたいと思います! なのでいつもの“アレ”をお願いします!」という合図で「男子! 女子! そうでない人! バンド! サイドスタッフ! 照明! PA席! 警備のお兄さん!」というおなじみのコール&レスポンスが行われた。さらにこの日は「海の家! マンション(から観ている人)!」という呼びかけも。全員がクライマックスに向けて一体となったところで、屈指のキラーチューン「ボーイフレンド」が始まった。この曲のイントロでは、メインステージのセット最上部からピンクと青の特効が上がる。さらにaikoが炭酸ガス噴射機を持って「暑いか!? 暑いか!?」と観客に振りかけるパフォーマンスもあり、会場は大いに盛り上がった。

12曲を歌い終えて、aikoは最後のMCを行う。「今日、ここサザンビーチちがさきでライブをすることができて本当にうれしかったです。今日という日は終わってしまいますけど、皆さん心の中に今日の日のことを覚えていてください。そしてまたこの会場にいる1人ひとりのみんなと楽しい時間が過ごせますように! 最後の曲です!」と話して披露されたのは「花火」。サザンビーチちがさきは、3万1000人とaikoの手が一斉に横に揺れ、大きな多幸感に包まれる。

その後aikoは「皆さん本当に今日は、最後までどうもありがとうございました! aikoでした!!」と元気に退場。同時に、セット最上部や対岸から空へたくさんの打ち上げ花火が放たれた。その数は合計1000発とあって、ライブを楽しんだオーディエンスも地元の観衆も感嘆の声を上げる。空いっぱいに広がる大玉花火を見届けた人々は、aikoやスタッフに温かい拍手を送り、「Love Like Aloha vol.4」は大成功のうちに幕を閉じた。

Love Like Aloha vol.4
2012年8月30日 サザンビーチちがさき セットリスト

01. milk
02. 愛の病
03. 夏が帰る
04. ジェット
05. ぬけがら
06. くちびる
07. メドレー(波乗りジョニー~相合傘[汗かきMix]~Smooch!~おやすみなさい~キラキラ~恋のスーパーボール~マンピーのG★SPOT~be master of life)
08. カブトムシ
09. 鏡(Rock ver)
10. 運命
11. ボーイフレンド
12. 二人
13. 花火

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岡崎進(SUSUMU OKAZAKI) @umikaze39

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