あがた森魚アルバム2作発売＆ライブでムーンライダーズ再集結

あがた森魚が映画主題歌カバー集「女と男のいる舗道」と、アルバム「COBALT TARPHONIC 音楽文庫 第1～3集」を本日5月9日に同時リリースした。

「女と男のいる舗道」はあがたのデビュー40周年を記念して企画されたもの。映画を通じて音楽を聴き続けてきたあがたが、サウンドプロデューサーにムーンライダーズの白井良明を迎え、多感な少年期に観た1960年代の名画の主題歌を中心にカバーしている。バックバンドは白井良明のほか、武川雅寛、鈴木博文、かしぶち哲郎といったムーンライダーズのメンバー、そして鈴木茂、矢野誠、坂田学、駒沢裕城、佐藤研二、後藤まさる、仙波清彦などが参加している。

「COBALT TARPHONIC 音楽文庫 第1～3集」は自身のレーベル・永遠製菓から限定発売されていた、稲垣足穂をオマージュした3枚のミニアルバムシリーズをリマスターして1枚にまとめたアルバム。稲垣足穂の詩にあがたが曲をつけたもの、詩や文を朗読しているもの、あがたのオリジナル曲などで構成されており、BIKKE（TOKYO No.1 SOUL SET）、HARCO、ライオンメリィ、栗コーダーカルテットなどが参加している。その後の「佐藤敬子先生はザンコクなひとですけど」「タルホロジー」などの制作の原点ともなったアイテムであり、2003年の発売終了以後ファンが探し求めていた幻のアルバムが、新デザインの紙ジャケットで改めて発売される。

なお、あがた森魚は現在デビュー40周年を記念したツアーを開催中だが、そのツアーファイナルが5月12日に東京・日比谷公会堂で開催。このライブには現在活動休止中のムーンライダーズのメンバーが全員ゲスト出演する。

あがた森魚「女と男のいる舗道」収録曲

01. 女と男のいる舗道
02. 死ぬほど愛して
03. 日曜はダメよ
04. 愛しのレティシア
05. 男と女のサンバ
06. リオの男～カーニバルの朝
07. カーニバルの朝
08. 女と男のいる舗道プレリュード
09. いろはにPusherman
10. 海底二万哩パレード
11. 星に願いを
12. 二十四時間の情事
13. 007は二度死ぬ

あがた森魚「COBALT TARPHONIC 音楽文庫 第1～3集」収録曲

01. Walrus Walrus
02. 雪ヶ谷日記
03. 冬のサナトリウム
04. 億光年の岩で転げてる
05. 美しき穉き婦人に始まる
06. 星繁き牢獄の提督たちよ ～ 大統領チックタック氏公開状
07. 佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど
08. 明石から

あがた森魚デビュー40周年記念コンサート ツアーファイナル

2012年5月12日（土） 東京都 日比谷公会堂
OPEN 16:30 / START 17:00