前野健太ツアー最終公演、キャバレー跡地に豪華ゲスト登場

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前野健太とDAVID BOWIEたちによる初のワンマンツアー「トーキョードリフター CD発売記念ジャパンツアー」が2月26日の東京・新宿風林会館ニュージャパン公演をもって無事終了。この日のツアーファイナルは400枚のチケットが完売し、2時間半以上にわたるライブが繰り広げられた。

前野健太はライブ中、シャツの胸元がはだけすぎていないかしきりに気にしていた。(C)タイコウクニヨシ

前野健太はライブ中、シャツの胸元がはだけすぎていないかしきりに気にしていた。(C)タイコウクニヨシ

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全出演者による「東京の空」終了後の模様。(C)タイコウクニヨシ

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前野健太とDAVID BOWIEたち (C)oonomakoto

前野健太とDAVID BOWIEたち (C)oonomakoto

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ライブ会場となったニュージャパンは、新宿歌舞伎町にあるキャバレー跡地。昭和の香りが残るギラギラした内装にあわせて、メンバーは黒いスーツ、胸のはだけたシャツ、黒サングラスというホスト風の衣装でステージに現れた。この日のライブは「石」からスタート。「こころに脂肪がついちゃった」で、前野健太はギターを激しくかき鳴らしながら叫ぶような歌声を響かせる。

バンド編成でのライブは、吉田悠樹(二胡, G)が作曲した「スプリング」や、「酸いも甘いも」「看護婦たちは」といった新曲を交えつつ展開されていく。その後バンドメンバーが一旦退場し、前野はステージから長く伸びる花道を歩きながら、アコースティックギターの弾き語りでAKB48のカバー「ヘビーローテーション」などを熱唱した。

そして前野がステージに戻って「マン・ション」を弾き語りで披露していると、会場の後方から石橋英子がフルートを吹きながら登場。そのまま石橋がステージに上がってピアノを弾き、2人のデュエットによる「ファックミー」が厳かに演奏された。

再びDAVID BOWIEたちがステージに上がり、前野以外のメンバーと石橋英子で、観客から寄せられた「青パパイヤ」「歌舞伎町」というお題を元にした即興演奏を披露する。「国歌コーラン節」では前野のガイドで会場中の観客が大合唱し、石橋英子がステージから降りると、前野は再び荒々しいバンド演奏にあわせて「豆腐」「コーヒーブルース」などを振り絞るように力いっぱい熱唱。「東京2011」の胸を打つような迫真のパフォーマンスでライブ本編はラストを迎えた。

アンコールでは前野とともにアナログフィッシュの3人が登場。「トーキョードリフター」や、アナログフィッシュの楽曲「UNKNOWN」、前野健太の楽曲「ダンス」を前野&アナログフィッシュの特別編成で披露した。さらにこの後バンドメンバーをDAVID BOWIEたちに入れ替えて「鴨川」「天気予報」が演奏され、最後にこの日の出演者が全員で「東京の空」を合唱した。

鳴り止まない拍手に応えて前野はもう一度ステージに上がり、花道を歩きながらマイクなしでアコースティックギターの弾き語りを行った。今度は会場にいる全員で「18の夏」「あたらしい朝」を歌い、最高の盛り上がりの中でワンマンツアーは大団円を迎えた。

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