「J-WAVE LIVE 2000+11」17組競演3万2000人が興奮

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8月19日から21日の3日間にわたり、J-WAVEが主催するライブイベント「サンスター VO5 presents J-WAVE LIVE 2000+11 ~Heart to Heart~」が東京・国立代々木競技場第一体育館にて行われた。

ユニコーン

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吉井和哉

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木村カエラ

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JUJU

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2PM

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今年は3日間で合計17組のアーティストが出演。ヒット曲や新曲を織り交ぜたステージで計3万2000人のオーディエンスを楽しませた。

■ 1日目:8月19日(金)

初日に出演したのは、高橋優、三代目J Soul Brothers、秦基博木村カエラRIP SLYMEの5組。3日間の始まりを飾る最初のアクトは高橋優が務めた。「はじめまして! 高橋優と申します」と丁寧に挨拶した高橋は、J-WAVE LIVE初登場ながら堂々としたパフォーマンスで「現実という名の怪物と戦う者たち」や「誰もいない台所」などを熱唱。ラストは「みなさんに心から笑える瞬間や幸せだと思える瞬間がたくさん来ますように、との気持ちをこめて歌います」と「福笑い」で締めくくり、観客の胸を打つ真っ直ぐなメッセージを届けた。

2組目は、高橋と同じく初登場の三代目J Soul Brothers。メンバーの登場とともに、会場はファンの黄色い歓声に包まれる。彼らは9月7日発売のニューシングル「FIGHTERS」やDOBERMAN INCとの生コラボ曲を交えながら、男気あふれるボーカルとダンスで場内を魅了した。

次にステージに上がったのは、3年連続出場となる秦基博。秦は同じく3年連続で「J-WAVE TOKIO HOT 100 AWARD」のベスト男性アーティスト賞を受賞しており、J-WAVEにとっても欠かせないアーティストだ。秦はこのことにも触れつつ「このステージにいる間はベストなパフォーマンスをお届けします。ここで歌えてうれしい」と語った。そして「毎日の生活で不安になることもあるけど、その中で頼れるものがあるとしたら人が本質的に持っているあたたかさ、優しさなんだと思います。そんなことを思って作った曲」という言葉に続いて「水無月」をしっとりと弾き語りで聴かせた。

続く木村カエラのアクトは、復帰を待ちわびていたファンの大歓声の中、新曲「喜怒哀楽 plus 愛」でスタート。出産を経て2年ぶりにJ-WAVE LIVEのステージに戻ってきたカエラは「J-WAVEはデビューしたときから番組をやらせてもらったり、特集を組んでもらったり、イベントに出させてもらったり、本当にお世話になってて家族みたいな存在なので、帰ってこれてとってもうれしいです」と笑顔を見せる。なお、この日の衣装はくすんだブルーのTシャツにデニム生地のミニスカート。本人曰く「最近メイクさんとの間で流行っている」という目尻のスパンコールも光り輝いていた。

そして、初日のトリを務めたのはRIP SLYME。序盤から「Good Times」「熱帯夜」などアッパーなチューンを連投し、オーディエンスの熱をどんどん上げていく。MCでは「いいんですか!? 俺たちがトリで!! 三代目のほうが良かったんじゃないですか? 言っても僕たちまだ初代ですからね!」とRYO-Zが笑わせつつ、アンコールの「FUNKASTIC」まで全9曲を惜しみなく披露した。

■ 2日目:8月20日(土)

この日はナオト・インティライミ植村花菜吉井和哉平井堅ユニコーンスガシカオという、バンドセットのアーティストで揃えたラインナップ。トップバッターのナオト・インティライミは「平井堅さんと同じ三重県の出身で、THE YELLOW MONKEYやユニコーンの歌をずっと聴いてきて、スガさんとはメル友。植村花菜ちゃんとはいろんなイベントで会って『遅咲きもいいよね』って話してたんです」と、この日出演するアーティスト一人ひとりにリスペクトを送った。

続く植村花菜は「J-WAVE LIVEに出演できて、ホンマにうれしいです。アコースティックで編成はしっとりしてるけど、気持ちはアゲアゲでいきます」と、アコギを抱えて笑顔でコメント。9月7日発売の新曲「My Favorite Songs」と「世界一ごはん」に加え、10分近くある「トイレの神様」もフルコーラスで演奏した。

この日の前半を、圧倒的なステージで締めくくったのは吉井和哉。彼は登場から6曲目までMCなしで歌い続け、観客の心をグッと掴む。そしてこのイベントのテーマ「Heart to Heart」とかけて、MCでは「音楽で君たちのハートとつながることができたら本当にミュージシャン冥利に尽きると思うので、楽しんでいってください」と語った。さらに「2011年は大変なことがあったけど、辛いことがあった分、強い根が張ってキレイな花が咲くと思うので、皆さんを花に例えて、最後に花の歌を歌います」というメッセージとともに、ロッカバラード「FLOWER」を真摯に歌い上げた。

このあとの転換タイムでは、仙台出身のRakeと福島県立相馬高校の生徒たちがステージに上がり「Thanks from TOHOKU feat. Rake」と題した東北応援企画を実施。そして後半戦は、J-WAVE LIVE皆勤賞の平井堅のアクトから始まった。ギター1本とピアノ1台というシンプルなアコースティックセットに、平井は「構成はシンプルだけど、心は盛り上がって歌うので優しくしてください」と一言。MCでは1カ月の休みの間に行ったというトルコの話題で爆笑を巻き起こし、それから一転、バラードではしっとりと聴かせるという、平井ならではのステージを展開した。

次のユニコーンは「インディ・ジョーンズ」のテーマをSEに、お揃いの冒険家風衣装で登場。会場からは、待ってましたとばかりに笑いと大歓声と拍手が沸き起こる。そんなあたたかい空気を受けて、民生が「今日はスガさんの前座ということで。みなさんのウォーミングアップになればという、わりと軽い気持ちで来ました」とジョークを飛ばす場面も。ライブでは「ライジングボール」「頼みたいぜ」「オレンジジュース」など、最新アルバム「Z」の楽曲を中心に、8曲を演奏した。

2日目最後のアーティストは、平井堅とともに12回連続出場のスガシカオ。もはやホームといってもよい雰囲気の中、「J-WAVEー!! 盛り上がってくぜー!!」と景気づけに叫んだスガは、「午後のパレード」から始まりホーンセクションを交えたファンクチューンメドレー、「約束」「コーヒー」といったバラードを披露。アンコールの「コノユビトマレ」では、この日出演したすべてのアーティスト、観客など会場全体に感謝の気持ちを示していた。

■ 3日目:8月21日(日)

最終日の出演アーティストは、AI清水翔太CHEMISTRY加藤ミリヤ2PMJUJUの6組。最初に会場を沸かせたAIは「今日はトップバッターだから盛り上げていかないといけないと思って選曲した」と、全8曲をパフォーマンス。「Wavin' Flag」では、満員の観客から大合唱が起こった。

2組目は清水翔太。4人のダンサーとともに魅せるダンスナンバーや、ピアノ弾き語りによる尾崎豊のカバー「Forget-me-not」などで、ファンの視線を釘付けにする。中でも会場の感動を呼んだのは、中盤で披露された「Song for you」。直前のMCでは「震災で何を発信すべきかわからなくなってしまったけど、音楽を作って、その音楽がみんなの心に寄り添っていけばいいという答えを出しました。そんな気持ちを書いた曲です」と語られた。

CHEMISTRYはダンスユニット・Synergyとともに登場。CHEMISTRYの楽曲から珠玉のバラードはもちろんのこと、CHEMISTRY+Synergyのダンサブルなナンバーも披露され、ラストの曲には「10年やってきた僕たちの思いも乗せた」という新曲「Independence」が選ばれた。

最終日の後半戦は加藤ミリヤからスタート。ここでは先程出番を終えた清水翔太もステージに呼び込み、コラボ曲「BELIEVE」「My loves goes on」を生共演。7曲のパフォーマンスの最後に、ミリヤは「私にとっての運命的な曲。どんな状況にあっても私も強くありたいし、みなさんも強くあってほしい」というメッセージとともに「勇者たち」を熱唱した。

次に登場したのは、J-WAVE LIVE初出場の2PM。メンバーの登場を告げるオープニング映像が流れると、場内にはカウントダウンの声がこだまする。そして真っ白いスーツに身を包んだ6人が現れた瞬間、ワンマンライブさながらの大歓声が響き渡った。1曲目「I'm your man」では、男らしさを最大限にアピールした“ネクタイダンス”に1万1000人の観客も大興奮。メンバーたちは「音楽で皆さんの心と心をつなげるJ-WAVE LIVEの最後の日に出演できてとてもうれしいです」と客席に呼びかけた。さらに、ステージの途中では「I'm your man」のPV映像を挟んだり、衣装を替えたりと、最後まで観客を飽きさせないエンタテインメント性に富んだステージを展開した。

そして3日間の大トリを飾ったのは、J-WAVEで人気レギュラー番組を持っているJUJU。持ち前の歌唱力で「この夜を止めてよ」「素直になれたら」などのラブバラードを熱唱し、最後は鳴り止まないアンコールに応えて「やさしさで溢れるように」をプレゼントした。

なお、このライブの模様は、8月26日(金)20:00から3時間45分の特番としてJ-WAVEでオンエアされる。

「サンスター VO5 presents J-WAVE LIVE 2000+11 ~Heart to Heart~」セットリスト

8月19日(金)

高橋優
01. 現実という名の怪物と戦う者たち
02. こどものうた
03. 誰もいない台所
04. 福笑い

三代目J Soul Brothers
01. GENERATION
02. MONSTER ~DANCE (Performer + D.I)
03. 1st Place
04. FIELD OF DREAMS
05. BEST FREND'S GIRL
06. FIGHTER

秦基博
01. 鱗(うろこ)
02. Halation
03. キミ、メグル、ボク
04. 朝が来る前に
05. 水無月
06. プール

木村カエラ
01. 喜怒哀楽 plus 愛
02. マスタッシュ
03. Ring Ding Dong
04. Butterfly
05. Circle
06. BANZAI
07. Magic Music

RIP SLYME
01. JACK GOES ON
02. Good Times
03. SCAR
04. 熱帯夜
05. 甘い生活
06. 楽園ベイベー
07. BAMBINA
08. JOINT
EN. FANKASTIC

8月20日(土)

ナオト・インティライミ
01. Dreammaker
02. タカラモノ ~この声がなくなるまで~
03. 今のキミを忘れない
04. Hello
05. マワセ マワセ
06. おまかせピーターパン

植村花菜
01. My Favorite Songs
02. ミルクティー
03. 世界一ごはん
04. トイレの神様

吉井和哉
01. ACIDWOMAN
02. VS
03. MUSIC
04. クランベリー
05. シュレッダー
06. ONE DAY
07. LOVE & PEACE
08. ビルマニア
09. FLOWER

Rake(Thanks from TOHOKU feat. Rake)
01. 誓い
02. 100万回の「I LOVE YOU」

平井堅
01. いとしき日々よ
02. お願いジュリー☆
03. 思いがかさなるその前に…
04. LOVE OR LUST
05. POP STAR
06. 僕は君に恋をする

ユニコーン
01. ライジングボール
02. 頼みたいぜ
03. WAO!
04. 手島いさむ物語
05. さらばビッチ
06. オレンジジュース
07. デジタルスープ
08. 大迷惑

スガシカオ
01. 午後のパレード
02. 正義の味方
03. Party people
04. 俺たちファンクファイヤー
05. サヨナラホームラン
06. 月とナイフ
07. 約束
08. コーヒー
09. Progress
EN. コノユビトマレ

8月21日(日)

AI
01. people in the world
02. FAKE
03. E.O.
04. my angel
05. I'll Remember You
06. Story
07. Wavin' Flag
08. I Wanna Know

清水翔太
01. flower
02. YOU&I
03. forget-me-not
04. Song for you
05. love
06. SUMMER TIME
07. 君が好き

CHEMISTRY
01. Go Alone
02. TOGETHER
03. Point of No Return
04. Shawty
05. Keep Your Love
06. Period
07. Independence

加藤ミリヤ
01. DESIRE
02. 夜空
03. BABY!BABY!BABY!
04. BELIEVE(w/清水翔太)
05. My love goes on(w/清水翔太)
06. LAST SUMMER
07. 勇者たち

2PM
01. I'm your man
02. Without U ~Japanese ver
03. Heartbeat ~Japanese ver
04. Take off
05. Hands up
06. 10 out of 10

JUJU
01. この夜を止めてよ
02. If
03. 素直になれたら
04. また明日…
05. さよならの代わりに
06. YOU
EN. やさしさで溢れるように

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読者の反応

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RT @moomin_rt

ユニコーン100周年フジテレビアーカイブスに手をつけ始めてしまった

J-WAVE LIVE 2000+11ヤバイ
みんな見て

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