2025年12月1日、元WACK代表・渡辺淳之介から“WACK第1章の終了”が発表された。それは2026年内をもって豆柴の大群を除く既存グループ5組が解散するという内容だった。
本特集は、毎年恒例の「WACK座談会」の特別編。2月14、15日に宮城・女川町で開催されるイベント「ONAGAWACKよ永遠に。」を前に、多くが所属グループの解散と向き合う現役WACKメンバーと、それぞれの道を歩む元WACKメンバーに集まってもらった。「WACKに興味を持ったきっかけは?」「合宿オーディションの思い出って?」「WACK第1章終了に何を思った?」……以前は明かすことができなかった出来事を含め、今だからこそ言葉にできる思いもあった。
また特集の終わりには、現役WACK所属グループ6組のメンバー全員による手書きメッセージを掲載する。
取材・文 / 田中和宏撮影 / 大橋祐希
座談会参加メンバー
現役WACK
イコ・ムゲンノカナタ(ASP) / RiNA(BiTE A SHOCK) / mikina(ExWHYZ) / アイナスター(KiSS KiSS、GANG PARADE) / ヤママチミキ(GANG PARADE) / ハナエモンスター(豆柴の大群)
元WACK
YUINA(Chalca) / アヤ・エイトプリンス(LUCY) / ムロ葉菜子(名称非公開)
“辞めWACK”の今
──今回は2月に宮城・女川町で開催される「ONAGAWACKよ永遠に。」に参加する現役メンバーと元メンバーに集まっていただきました。2期BiSなどで活動した、ChalcaのYUINAさん、LUCYのアヤ・エイトプリンスさん、名称非公開のムロ葉菜子さんの3人をお迎えして、「WACK座談会」特別編でお送りします。
ハナエモンスター(豆柴の大群、ex. WAgg) 2期BiSさんはギリギリ、私がWAggで活動してた頃にかぶっています。
ムロ葉菜子(名称非公開、ex. NARLOW、ex. Her Knuckle、ex. 2期BiS) おひさしぶりですね。BiTE A SHOCKさんは、はじめまして。
RiNA(BiTE A SHOCK) はじめましてです! よろしくお願いします。
──まずは元WACKの3人から、今の活動について聞かせてください。
アヤ・エイトプリンス(LUCY、ex. 2期BiS) 私はガーリッシュロックをコンセプトにしたグループ・LUCYで、メンバー兼プロデューサーとして活動しています。メンバーは私、ナギムー、兎ミイサ、マコフィ、活動休止中のマリリンを含めて5人。全員が主役になってほしいという思いから、メンバーカラーは全員赤にしました。プロデューサーをやることで、WACK在籍時より渡辺(淳之介 / 元WACK代表)さんの偉大さを実感する日々です。
YUINA(Chalca、ex. WAgg、ex. CARRY LOOSE、ex. 2期BiS、ex. EMPiRE) 私が今所属しているChalcaは5人組のグループで、2024年10月にデビューしました。ロックを軸に、ラップや英語詞を入れたり、ハウスっぽい曲も作ったり、幅広いジャンルの音楽を歌っています。今は対バン中心のライブをしてまして、Chalcaの存在をいろんな方に知ってもらいながら、強みであるパフォーマンスをさらに鍛えている最中です。
ムロ葉菜子 名称非公開はサウンドプロデューサーがANCHORさんで、「言葉をちゃんと届けたい」というのが原点にありまして、そこに共鳴して集まったのが今のメンバーです。古森もぐ、ヒューガー(ex. 3期BiS)、いかさん、私、そしてつい先日加入したトギー(ex. 3期BiS)の5人です。昨年9月にヒューリックホール東京でデビューしまして、次はトギーを含む“完全体”でのワンマンライブが2026年4月18日に品川インターシティホールであります! めっちゃ告知なんですけど(笑)。いかさん、もぐも本当に素晴らしい才能を持ったメンバーなので、一度観てもらえたらハマると思います。来てください!
ヤママチミキ(GANG PARADE) いいね! 告知の圧がムロは特に強い(笑)。
ムロ葉菜子 ホントに観てほしいんで!(笑)
WACKオーディションを受けたきっかけ
──そもそも皆さんが何に惹かれてWACKに入ってきたのか。まず入り口の話を聞かせてください。
mikina(ExWHYZ) 私の入り口はBiSHさんです。知人に「プロミスザスター」のミュージックビデオを見せてもらったのがきっかけでした。もともとアイドルには興味がなかったんですが、曲から入ってライブを観たら、イメージしてた“アイドルの現場”じゃなくて。誰かに言われたことをやるというより、自分の生き方をどう見せるかに精神を削ってる感じがして。「WACKはありのままを認めてもらえる場所」みたいに言われがちですけど、私には「ありのままを育てている」ように見えたんです。それがカッコよくて。そうあれる場所に自分も立ちたいって思いました。
ムロ葉菜子 私とmikinaちゃんって同期なのに、なんだかすごく大人だ。
mikina ええ? そんなことないよー。
RiNA 私もBiSHさんの影響です。加入する前、ニコニコ生放送の合宿オーディションを観て、「WACKって女の子にすごいことをしてる事務所だな」って思ったのと(笑)、それに食らい付いていこうとする子たちがカッコいいなって。そういう印象でした。
ハナエ 私が最初にWACKを知ったのは、厳密にはWACKができる前のグループですけど、1期BiSです。父がライブ会場で買ったCDが家で流れてて。当時はAKB48さんとかミニモニ。さんが好きだったから、衝撃でした。「こんな泥臭いアイドルがいるんだ」って。そこからちゃんと聴くようになる頃にはBiSHさんがいて、曲がとにかくカッコよくてハマりました。松隈ケンタさんが作る曲と渡辺さんが書いた歌詞を歌いたいと思いました。
mikina そこからどうやってWACKに入ったの?
ハナエ 2017年のオーディションに応募して落ちて……。
ムロ葉菜子 えー! 2017年のWACKオーデ受けてたんだ! パンちゃん(パン・ルナリーフィ / amini、ex. NARLOW、ex. HO6LA、ex. CARRY LOOSE、ex. 2期BiS)が受かったときのだ。
ハナエ そうです。落ちてあきらめきれなかったときに、育成グループのWAggのオーディションが始まって、それに受かりました。私、研究生でもいいから何がなんでもWACKに入りたくて。合宿を観てワクワクしてましたから。
次のページ »
合宿中毒!



