この曲は2010年9月発売の3枚組コンピレーションアルバム「新・人間万葉歌~阿久悠作詞集」のために前野がレコーディングした、桂銀淑(ケイ・ウンスク)のヒット曲のカバー。演歌の名曲がフォークロックに生まれ変わり、原曲から新しい表情を引き出すことに成功している。
前野は本作のリリースにあたって、彼がもともと大ファンで、阿久悠とも親交があったマンガ家・上村一夫のイラストをジャケットに使用することを希望。上村の代表作「同棲時代」の主人公・今日子のイメージを歌詞に重ね合わせ、前野健太、阿久悠、上村一夫という時代を超えたコラボが実現した。
なお、MyspaceとスペースシャワーTV「Digital Archives X(DAX)」の共同企画「MyX」では、2月度のアーティストとして前野健太を特集中。サイトでは2月6日リリースのニューアルバム「ファックミー」からタイトル曲「ファックミー」のビデオクリップ(ショートバージョン)が公開されている。この映像の監督は松江哲明が担当。2月7日からはフルバージョンも公開予定。
前野健太コメント
今回阿久悠さんの詞を歌わせてもらう機会を頂き、アレンジして録音したその楽曲が単独配信されることになったとき、ジャケットに上村一夫さんの絵なんて使わせてもらえたら最高だろうな、なんて思っていたら本当に実現してしまいました。「花のように鳥のように」という歌の中の女の人の気持ちと、上村一夫「同棲時代」の主人公、今日子の心情がかぶったとき、また新しいコラボレーション作品が見えた気がしました。
でもまさか、あの今日子さんから「健太のばか」と言ってもらえるとまでは思っていませんでしたが、実は、そのアイディアは、上村一夫さんのご息女、汀さんから頂いたものです(笑)。そんな夢のコラボにお邪魔させてもらって、大変恐縮な気持ちと、ただならぬ重圧を感じています。これからはその重圧を跳ね返すほどの喜びを持ってこの作品と付き合っていきたいと思っています。お二人の作品に感謝致します。
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音楽ナタリー @natalie_mu
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