知的障害の僧侶による即興バンドを追ったドキュメント映画

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知的障害を持った僧侶を擁する即興バンド、ギャーテーズのドキュメンタリー映画「FREAK OUT」が3月5日から新宿K's cinemaおよび渋谷アップリンクにて公開される。

映画「FREAK OUT」キービジュアル。

映画「FREAK OUT」キービジュアル。

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ギャーテーズは静岡・超教派弘願寺の2代目住職で元ロッカーの角田大龍が、ともに寺で修行する3人の知的障害の清僧とともに結成したバンド。元・裸のラリーズの高橋ヨーカイ(Ba)、頭脳警察の石塚俊明(Dr)、フリーキーマシーンの松本ケンゴ(G)など多数のメンバーによるインプロビゼーションを中心に、清僧3人がフロントに立つアバンギャルドなスタイルで話題を呼んだ。

しかし2002年に大龍の恩師であり寺の創設者である韓国人、釋弘元(和上)がニューヨークより帰国すると、苦境に喘ぐ寺の再建の過程で和上と大龍の確執が次第に表面化。それは単なる考え方の違いではなく、「日韓日朝問題」という歴史的背景が絡んだ複雑な文化意識の差だった。

この映画では、心臓を患った大龍が3カ月入院していた間に、清僧たちが不器用に寺での生活を営んでいく姿や、ギャーテーズ復活ライブ当日までの日々を記録している。監督は故・石井輝男の愛弟子である矢口将樹。差別と偏見を払拭したギャーテーズを通して、日中日韓問題に向き合う人間の葛藤をえぐり出す。

■劇場用映画「FREAKOUT」予告編

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読者の反応

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宗教 @dailypotalaka

ギャーテーズの角田大龍さんが昨年亡くなっていたことを今頃知り、コロナの病床で大打撃。
僕は上京した年に角田さんと知り合って、それからとても親しくさせてもらっていた。近年は疎遠になっていたが、まさか亡くなってしまうとは。
https://t.co/ThgElbkSoX

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