Dragon Ashデビュー20周年記念日に宣言「まだ今日は始まり」

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Dragon Ashがデビュー20周年記念日にあたる昨日2月21日に東京・EX THEATER ROPPONGIにて、一夜限りのアニバーサリーライブ「Dragon Ash 20th Anniversary Live Show『MIX IT UP』」を開催した。

Dragon Ash「Dragon Ash 20th Anniversary Live Show『MIX IT UP』」の様子。(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])

Dragon Ash「Dragon Ash 20th Anniversary Live Show『MIX IT UP』」の様子。(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])

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1997年にメジャーデビュー作となる1stミニアルバム「The Day dragged on」を発表した際は、3人編成だったDragon Ash。その後、メンバーの加入や、オリジナルメンバーであるIKUZONE(B)の急逝などを経ながらも活動を止めることなく、20周年という大きな節目を迎えた。

Dragon Ash「Dragon Ash 20th Anniversary Live Show『MIX IT UP』」の様子。(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])

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怒号のような歓声に迎えられたメンバーは、まずは「The Day dragged on」に収録されている「天使ノロック」でライブの口火を切る。アニバーサリーライブのオープニングにふさわしい1曲にオーディエンスは熱狂し、フロア前方のファンは早速クラウドサーフに興じる。Kj(Vo, G)とKenKen(B)は向かい合わせになり、HIROKI(G)は激しくギターを奏でるなど、メンバーは楽しそうにそれぞれの楽器を爆音で鳴らした。20年前に発表された懐かしいナンバーに続いたのは最新曲「Mix It Up」。Kjは拳を突き上げる観客に向かって「Are you ready to dance?」と叫び、会場を激しく揺らしていく。桜井誠(Dr)もタイトなリズムを刻みながら「かかってこい!」と挑発し、ATSUSHI(Dancer)とDRI-V(Dancer)は躍動的なダンスでオーディエンスを煽る。

Kj(Vo, G)(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])

Kj(Vo, G)(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])[拡大]

4曲を一気に届けたところでKjが「Dragon Ashです。お願いします」と短く挨拶して、ミディアムテンポの楽曲や、BOTS(DJ)の叩くティンバレスが光るラテン調のナンバーが続くブロックへ。「Walk with Dreams」で、KenKenはIKUZONEのベースを弾き、ATSUSHIは赤と青のツートーンの布を手に舞う。IKUZONEへのリスペクトを込めたパフォーマンスに観客も見入っていた。その後、「繋がりSUNSET」ではノスタルジックなムードを醸し出し、「Freedom」ではトライバルで躍動的なリズムで観客を踊らせるなど緩急を付けた流れで会場を圧倒した7人。終盤のブロックでは再び攻撃的なモードにシフトしていく。Kjが「みんなとスタッフとこいつのおかげで20年やってこれました」とKenKenに視線を送って始まった「The Live」ではダイバーが続出し、熱狂的なムードに拍車がかかる。さらにバンドは「Amploud」「百合の咲く場所で」「Fantasista」とライブの定番曲を畳みかけ、クライマックスに向かって怒涛の展開を見せた。

KenKen(B)(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])

KenKen(B)(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])[拡大]

しかし、「俺たちの音楽が支えになってくれたらいいなという曲を作りました」というKjの言葉から始まった新曲「Beside You」で会場の空気が一変する。美しいメロディと壮大なアレンジ、聴き手に寄り添うような歌詞が印象的なナンバーに、オーディエンスはじっと耳を傾ける。そしてKjの「ありがとうございました。Dragon Ashでした」という言葉に続き、「光りの街」が力強く奏でられ本編は終了した。

アンコールに応えメンバーがステージに再び姿を見せると、スピーカーからは「Happy birthday to you」が流れ始める。すると寄せ書き入りのフラッグとケーキを持ったスタッフが姿を見せ、バンドの20周年を観客と一緒に祝福。メンバーは照れた表情を浮かべながら、スタッフからの祝いの言葉を受けた。Kjは「一介のロックバンド人生で体験できないこととか、抱えきれないこととか、たくさん経験したロックバンドだと思うんだけど、やめないでここまでこれてよかったなと。これからもよろしくお願いします」と感慨深そうに口にし、ファンとの絆を確かめるように「運命共同体」へとつなげた。最後に届けられたのは、穏やかな余韻を残す「Curtain Call」。オーディエンスとの別れを惜しむように、メンバーは丁寧にパフォーマンスを繰り広げる。

全20曲を演奏し終え、メンバーがそれぞれのペースでステージを去る中、最後に残った桜井は「まだ今日は始まりなんで。今年はガンガンいきます」と宣言。その言葉を証明するように終演後には31公演におよぶ全国ツアーの開催がアナウンスされ、ファンを歓喜させた。

Dragon Ash「Dragon Ash 20th Anniversary Live Show『MIX IT UP』」2017年2月21日 EX THEATER ROPPONGI セットリスト

01. 天使ノロック
02. Mix It Up
03. Headbang
04. For divers area
05. Walk with Dreams
06. 繋がりSunset
07. Velvet Touch
08. TIME OF YOUR LIFE
09. Freedom
10. Ivory
11. few lights till night
12. Let yourself go, Let myself go
13. The Live
14. Amploud
15. 百合の咲く場所で
16. Fantasista
17. Beside You
18. 光りの街
<アンコール>
19. 運命共同体
20. Curtain Call

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