モレーノ・ヴェローゾ14年ぶり新作に嶺川貴子、高野寛

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カエターノ・ヴェローゾの長男であるモレーノ・ヴェローゾが、14年ぶりのスタジオアルバム「コイザ・ボア」を明日6月11日にリリース。この収録曲のうち5曲に嶺川貴子、4曲に高野寛が参加している。

モレーノ・ヴェローゾ「コイザ・ボア」ジャケット

モレーノ・ヴェローゾ「コイザ・ボア」ジャケット

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今作は、近年プロデューサーやコンポーザーとして活躍しているモレーノが、自作曲を中心に作り上げたアルバム。嶺川と高野のほか、ドメニコ、カシン、ペドロ・サーといった盟友たちや、アート・リンゼイ、ダニエル・ジョビンも参加しており、前作以上に開放的な空気感でピュアなメロディと歌声を響かせている。

嶺川貴子とデュエットした「Num galho de acacias(アカシアの枝に)」は本作唯一のカバー曲。オリジナルはイタリアのサルデーニャ島から約100年前にブラジルに伝わった曲で、2012年に亡くなった彼の祖母が幼い頃の父・カエターノに歌って聴かせ、父が幼いモレーノに歌ったという。「同じ空 feat. 嶺川貴子」は嶺川、高野と3人で録音し、日本語で歌った楽曲。以前から日本語も勉強しているモレーノが歌詞の原案を作り、嶺川が日本語詞を完成させた。

モレーノは1996年にアート・リンゼイのバンドのメンバーとして初来日した際に嶺川貴子のCDを聴いて魅了され、前作「タイプライター・ミュージック」のリミックス盤で彼女にリミックスを依頼。それ以来交流が続いている。また高野寛とも交流が長く、2011年発売の高野のアルバム「カメレオン・ポップ」に2曲参加したほか、子供と大人が一緒に楽しむ曲として高野寛が作った「おさるのナターシャ」を、2度の来日公演にて流暢な日本語で歌唱。今年リリース予定の、ブラジル・リオデジャネイロで録音された高野のキャリア25周年記念作のプロデューサーも務めている。

モレーノ・ヴェローゾ「コイザ・ボア」収録曲(カッコ内は邦題)

01. La e ca(あちらとこちら)
02. Um passo a frente(一歩前へ)
03. Em todo lugar(あらゆる所に)
04. Verso simples(素朴な詩)
05. Coisa boa(コイザ・ボア)
06. Jacare coruja(ワニフクロウ)
07. Num galho de acacias(アカシアの枝に)
08. De tentar voltar(やり直そう)
09. Nao acorde o nenem(赤ちゃんを起こさないで)
10. Hoje(今日)
11. 同じ空 feat. 嶺川貴子
12. Maromba(鍛える)

■Moreno Veloso - Verso Simples

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alam kenji minowa @alamkenjiminowa

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