音楽ナタリー

VAMPSハロウィン千秋楽でHYDE×TERU「誘惑」デュエット

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VAMPSが主催するライブイベント「HALLOWEEN PARTY 2013」が、10月27日の千葉・幕張メッセ公演をもってファイナルを迎えた。

昨年に続き神戸で2日間、幕張で3日間にわたって実施された「HALLOWEEN PARTY」。最終公演にはホストであるVAMPS、全公演参加のDAIGO、幕張公演初日にも登場した乃木坂46、初出場となるゴールデンボンバー、この日限りの編成によるHALLOWEEN JUNKY ORCHESTRAが出演した。中でもGLAYのTERU(Vo)とTAKURO(G)、シドのShinji(G)が参加したHALLOWEEN JUNKY ORCHESTRAの大セッションはすさまじい盛り上がりをみせた。

2日連続でトップバッターを務めたDAIGOは、12月に控える自身のニューシングルのタイトルが「BUTTERFLY」であることにちなんで蝶の仮装をして登場。牧歌的な「ちょうちょ」のSEにあわせて幕が上がり、巨大な羽を背負った彼の姿が浮かび上がるとあちこちでどよめきと歓声が沸き上がった。しっかりオーディエンスの心をつかんだ彼は「最初から飛ばしていくぞ!」とアッパーチューンで会場の熱気を引き上げ、「蝶だけに超超超超いい感じにしたいんで、よろしくお願いします!」とダンサブルな新曲「BUTTERFLY」を振り付きでいち早く披露。この新曲はHYDEにも好評だったようで、MCで「『いい曲やね』って言ってくれた」とはにかみ、ファンから祝福されていた。

続く乃木坂46は、幕張公演初日と同じハロウィン仕様のヴァンパイアをモチーフにしたゴシック風の衣装でパフォーマンス。彼女たちはゾンビを思わせる振り付けを取り入れた「世界で一番 孤独なLover」、メタルサウンド全開の「コウモリよ」でダークな空気を作り出した。しかしハードなダンスを披露する一方、MCでは「素敵な仮装でテンション上がっちゃうね!」とフロアを彩る気合いの入った仮装に大興奮。華やかな衣装とダンスで観客を惹き付け、最後はラインダンスがチャーミングな「おいでシャンプー」でキュートに締めくくった。

イベントの起爆剤となったのは、ライブアクト3番手のゴールデンボンバー。幕が上がると黒いゴスロリ風ドレスに身を包んだ男性4人の姿が現れるも実は偽物だったという演出と、衝撃的な仮装で観客を驚喜させる。ちなみに鬼龍院翔(Vo-karu)は鉄腕アトム、喜矢武豊(Gita-)は半沢直樹、歌広場淳(Be-su)はふなっしー、樽美酒研二(Doramu)はUFO仮面ヤキソバンと化していた。

「HALLOWEEN PARTY」であることにちなんで、喜矢武はMCで「スイカ割りが得意なんですが、ハロウィンといったらカボチャ! カボチャ割りを披露したいと思います」と宣言。これを受けて鬼龍院は「できなかったら土下座してもらおうか」と命令を下す。さらに樽美酒は「カボチャのコスプレを用意してきました! 今まで皆さんが見たことのない最高のコスプレをお見せしたいと思います!」と意気込む。そして披露された「抱きしめてシュヴァルツ」で繰り広げられたのは、喜矢武がカボチャ割りに挑戦し、樽美酒が自らのお尻をカボチャに見立てて披露するという強烈なパフォーマンス。さらにはカボチャ割りに失敗した喜矢武が、樽美酒の股間に顔を埋めて土下座をさせられるという絵面に悲鳴が沸いた。4人の暴走はその後も止まらず、喜矢武は「お菓子が大好きなんで、バンドが解散したら“オカシ”屋になりたい」と叫び、「元カレ殺ス」で胸元に「犯し屋」とペインティングし、トレンチコートにブリーフという姿でビニール人形を振り回しながら客席に乱入。また歌広場は「女々しくて」演奏中に、ふなっしーのモノマネとばかりに体をぶるぶると震わせながらステージ動き回り観客を笑わせる。4人は会場を存分に引っ掻き回し、初の「HALLOWEEN PARTY」を終えた。

またVAMPSのライブ前には、青木隆治がモノマネショーを実施。「即席なんで……」とエクスキューズしながらも、L'Arc-en-Cielの「winter fall」を歌い上げ、さらに「HYDEが美空ひばりの『愛燦燦』を歌ったら」というネタで場を盛り上げる。なお2日連続でモノマネを披露した青木だったが、終盤でHYDEからのムチャ振りを受けて急遽パフォーマンスしたことを激白。大きな拍手を浴びながらステージ袖に消えていった。

VAMPSの面々は、HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA仕様の衣装でステージへ。冒頭ではHYDEが奈落に消え、別の場所にある馬車風のフロートの上に現れるというイリュージョンで観客の視線を奪う。セットリストも演出も初日や2日目とは違うものを用意し、BPM速めの激しい「HALLOWEEN PARTY~HARD CORE Ver.~」を1曲目に持ってきたり、HYDEが旗を掲げながら「REVOLUTION II」でダンサーとともにランウェイを行進したりと変化をつける。また千秋楽ゆえかメンバーの気合いも十分。HYDEの声は激しさを増し、K.A.Z(G)はファンとの交流を楽しむように何度もランウェイに繰り出す。「最終日だから弾けちゃって!」というHYDEの声に応えるようにフロアのボルテージは上がり続けた。

さらにHALLOWEEN JUNKY ORCHESTRAのアクトで出演者たちが集合すると、会場全体が豪華な顔合わせに感嘆の声を上げる。この日もまずはHYDEの気ままな指揮に出演者が翻弄される「Penalty Waltz」のセッションを経て、リズムゲームへ移行。ここでは樽美酒、シドの明希(B)とShinji(G)、HYDEとK.A.Zが罰ゲームを受けるハメに。今年の「HALLOWEEN PARTY」ではこれまで一度も失敗のなかったK.A.Zだがついにミスを犯し、VAMPSの連帯責任ということでHYDEも巻き込んでカラオケでXの「X」を歌うことに。「潔白だ!」と抵抗しながらもセンターステージに立ったK.A.Zは美声で「X」を熱唱。HYDEに「K.A.Zのあんな声初めて聴いた」と言わしめ、2人は肩を組みながらメインステージへと戻っていった。

そしてHYDEの「これを呼んじゃうと、これ以上呼べないよね。今日、なんかの間違いで出てくれることになったんだよね」という言葉から、キャプテンハーロックの衣装に身を包んだTERUと白い吸血鬼に扮したTAKUROの2人が登場。HYDEとTERUの2人による和やかなトークが繰り広げられたあと、GLAYの「誘惑」がTERUとHYDEのツインボーカルによるスタイルで届けられ、会場の熱狂はピークに達する。TERUとHYDEが肩を寄せ合い、視線を交わしながら声を重ねれば、一方ではTAKUROと明希が向かい合いながらそれぞれの楽器を鳴らすなど、この場所でしか観られない光景が繰り広げられた。「ヤバイ、上がっちゃった」とHYDEが口にすると、TERUも笑顔で「楽しいね」と返す。「もっと用意しとけばよかった」と口にするHYDEだったが終幕の時間は刻一刻と迫り、ついにラストナンバーの「HALLOWEEN PARTY」へ。ここではTommy heavenly6も加わり、全員がランウェイに移動しお菓子を撒きながら観客との別れを惜しむ。最後はHYDEの「また来年会えたらいいね」という言葉が、観客の笑顔を呼んでいた。

「HALLOWEEN PARTY 2013」
2013年10月27日 幕張メッセ国際展示場9~11ホール セットリスト

DAIGO

01. 無限∞REBIRTH
02. 永遠のスペースカウボーイ
03. BUTTERFLY
04. SUMMER PARTY

乃木坂46

01. 世界で一番 孤独なLover
02. コウモリよ
03. 会いたかったかもしれない
04. 制服のマネキン
05. ガールズルール
06. おいでシャンプー

ゴールデンボンバー

01. デスメンタル
02. 抱きしめてシュヴァルツ
03. 元カレ殺ス
04. 毒グモ女(萌え燃え編)
05. 101回目の呪い
06. イヤホン
07. 女々しくて

VAMPS

01. HALLOWEEN PARTY ~HARD CORE Ver.~
02. REVOLUTION II
03. AHEAD
04. ANGEL TRIP
05. RUMBLE ~HALLOWEEN Ver.~
06. SEX BLOOD ROCK N' ROLL

HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA

01. Penalty Waltz
02. Rhythm Game
03. 誘惑
04. HALLOWEEN PARTY

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