バクホン、テナー、BIGMAMAら6組が野音で熱演5時間

2013年9月24日 19:55 283 1 音楽ナタリー編集部

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昨日9月23日に東京・日比谷野外大音楽堂にて、スペースシャワーTVが主催するライブイベント「スペシャ・ザ・ワールド」が行われた。

THE BACK HORN（撮影：古溪一道）

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ストレイテナー（撮影：古溪一道）

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BIGMAMA（撮影：古溪一道）

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東京カランコロン（撮影：古溪一道）

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The SALOVERS（撮影：古溪一道）

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SAKANAMON（撮影：古溪一道）

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野外では初開催となる「スペシャ・ザ・ワールド」には、過去に「SWEET LOVE SHOWER」や「スペースシャワー列伝」に出演したTHE BACK HORN、ストレイテナー、BIGMAMA、東京カランコロン、The SALOVERS、SAKANAMONの6組が登場。秋らしい涼しい風が吹く中で、5時間にわたって競演を繰り広げた。

トップバッターに抜擢されたSAKANAMONは最新シングル「花色の美少女」からライブの口火を切り、アップテンポなナンバーでオーディエンスの高揚感を高めていく。MCでは藤森元生（Vo, G）が「初めての野音で緊張したりします!!」と暴走気味のトークを展開し、森野光晴（B）が落ち着かせるという光景も観られた。続くThe SALOVERSは古舘佑太郎（Vo, G）の「都会育ちのボンボン、The SALOVERSです！」という挑発的な宣誓から「床には君のカーディガン」でパフォーマンスを開始。新曲「文学のススメ」を含め前のめりなロックチューンを連投し、ラストは「台湾コール」を巻き起こす「オールド台湾」でライブを締めくくった。

東京カランコロンは、いちろー（Vo, G）とせんせい（Vo, Key）によるチャーミングなツインボーカルが光るポップチューンを披露。かつてTHE BACK HORNのコピーバンドを組んでいたいちろーは、「バンドおっさんとして感慨深いです」と先輩との競演に喜んでいた。そしてBIGMAMAは「alongside」を皮切りに、「荒狂曲“シンセカイ”」「君想う、故に我在り」など寒さを吹き飛ばすようなエモーショナルな楽曲で固めたセットリストを展開。中盤では「春は風のように」でセンチメンタルな空気を醸し出した。

野音でに立つのは10年ぶりというストレイテナーは、小雨が降る幻想的なムードの中でパフォーマンス。ホリエアツシ（Vo, G, Key）の伸びやかな歌声が広がるミディアムバラード「シンクロ」や、スリリングなセッションを聴かせる新曲「BLACK DYED」、爽快な余韻を残す「Melodic Storm」など新旧のナンバーを披露した。

トリを務めるTHE BACK HORNは強い風を背に受けながら、「幾千光年の孤独」「コバルトブルー」「バトルイマ」など激しく攻撃的なナンバーを中心に攻めていく。MCでは松田晋二（Dr）が「2001年に列伝に出て、また帰ってきた感じがする」と懐かしそうな表情を浮かべていた。そして虫の声が響く中で始まったアンコールでは「世界中に花束を」がプレイされ、壮大で優しいサウンドがオーディエンスを包み込んだ。

なお「スペシャ・ザ・ワールド」の模様は、11月5日（火）22:00～23:30にスペースシャワーTVにて特別番組として放送されることが決定している。