MONO新作「退屈忍者」江戸時代の忍びの者たちを題材に現代の私たち描く

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MONO 第53回公演「退屈忍者」が2月から3月にかけて東京・福岡・大阪で上演される。

MONO 第53回公演「退屈忍者」出演者(撮影:岡安いつ美)

MONO 第53回公演「退屈忍者」出演者(撮影:岡安いつ美)

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これは土田英生率いるMONOの新作公演。今回は、仲間内での禁忌(忍びのルール)を破ってまで結ばれたのにも関わらずうまくいかない2人の話と、江戸時代になり仕事がなくなった忍びたちの話、2つの話が並行して展開する。

MONO 第53回公演「退屈忍者」チラシ表

MONO 第53回公演「退屈忍者」チラシ表 [高画質で見る]

上演に向けて土田は「タイトルは『退屈忍者』。当時は忍者とは呼ばれていませんでしたが『忍びの者たち』の話です。先が見えない現代の私たちの姿を、江戸時代の忍びの者たちを題材に表現します。この舞台では二つの話が並行して進みます。一つは不条理な恋愛ストーリー。仲間内での禁忌(忍びのルール)を破ってまで結ばれたのにも関わらずうまくいかない二人の話。もう一つはその仲間たちの日常。江戸時代になり仕事がなくなった忍びたちの話。目的を失った人たちのやるせない物語です。こうした彼らの姿を喜劇的に描き出します」と言い、さらに「MONOでは今年、31年間メンバーだった尾方宣久さんが俳優を引退して劇団を抜けました。時には『団体芸』などと呼ばれるほどアンサンブルを大事に作品作りをしてきた私たちにとって、彼の喪失は大きな痛手でした。しかし前に進むことにしました。この私たちの決意も作品の裏地には縫い込むつもりです。劇団の代表作にするという固い決意で準備しているところです」とコメントした。

出演者には金替康博水沼健奥村泰彦、渡辺啓太、石丸奈菜美高橋明日香立川茜、そして土田が名を連ねた。公演は2月27日から3月8日まで東京・吉祥寺シアター、14・15日に福岡・J:COM北九州芸術劇場 小劇場、19日から23日に大阪・扇町ミュージアムキューブ CUBE01で行われ、チケットは1月に発売予定。

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MONO 第53回公演「退屈忍者」

開催日程・会場

2026年2月27日(金)〜3月8日(日)
東京都 吉祥寺シアター

2026年3月14日(土)・15日(日)
福岡県 J:COM北九州芸術劇場 小劇場

2026年3月19日(木)〜23日(月)
大阪府 扇町ミュージアムキューブ CUBE01

出演

金替康博 / 水沼健 / 奥村泰彦 / 渡辺啓太 / 石丸奈菜美 / 高橋明日香 / 立川茜 / 土田英生

※35歳以下、25歳以下割引あり。

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