尾方宣久がMONOを退団、俳優業も引退

尾方宣久がMONOを退団し、俳優業を引退することが発表された。

尾方はMONOの公式サイトに「31年間、ひとつの集団に所属し活動することができ、たくさんの作品に参加させてもらったことはとても幸せなことでした」「今後については全くの未定ではありますが、どんなものでも面白がって、どんなものでも楽しめるようになれたらと思っています。そして引き続きMONOを応援していただけると嬉しいです」とコメントを発表。

またMONO代表の土田英生は、尾方との思い出や尾方に対する思いを述べつつ「MONOを始めて35年。尾方君と一緒に活動して31年。彼が抜ける穴は埋まりようがありません。彼は素晴らしい俳優でしたし文句のつけようがないメンバーでしたから。舞台への取り組み方も常に真摯で、台本や演出に対する彼の指摘に何度も救われてきました。寂しさの方が勝ってしまいますが、深い感謝の気持ちでいっぱいです」と心境を語った。

尾方は立命館大学在学中にMONOに参加し、劇団公演のほかケラリーノ・サンドロヴィッチなどさまざまな演出家の作品に出演した。